Webエンジニアの求人に強いおすすめの転職エージェント10選

「Webエンジニアの求人に強い転職エージェントは？」
「Webエンジニアとしてキャリアアップを実現したい！」
「Webエンジニアの求人に強い転職エージェントの活用ポイントは？」

転職エージェントの利用を考えたWebエンジニアの方のなかには、このように考えた方もいるのではないでしょうか。

Webエンジニアの転職活動では、適切な転職エージェントの選択が鍵となります。

転職エージェントごとに得意とする分野や対応方法が異なり、選択ミスは転職の成功を阻む要因となりうるからです。

ただ、転職エージェントを選ぶポイントを理解していれば、自分の状況やニーズに合ったエージェントを見つけられます。

この記事では、Webエンジニアの転職を検討中の方に向け、業界未経験者の場合と経験者の場合に分け、方各状況に適した転職エージェント10社厳選して紹介します。

Webエンジニアの求人に強い転職エージェントの活用ポイントや注意点なども解説するので、ぜひ最後まで目を通してください！

Webエンジニアの転職に強い転職エージェント10選

さっそくWebエンジニアの転職に強い転職エージェントを、10社見ていきましょう！

転職エージェントは、実に20,000社以上あるといわれています。

今回は、数ある転職エージェントのなかからWebエンジニアの転職に強い転職エージェントを、以下の10社に厳選しました。

この記事では上に挙げた転職エージェントを「Webエンジニア未経験者」と「Webエンジニア経験者」の2タイプにわけて、それぞれ詳しく解説します。

Webエンジニア未経験者におすすめの転職エージェント5選

まずはWebエンジニア未経験者におすすめの転職エージェントを見ていきましょう！

この記事では以下の5社を厳選して紹介します。

※2023年9月現在の情報です。

未経験からWebデザイナーを目指す場合、ここで紹介するようにさまざまな業種・職種を取り扱っている「総合型転職エージェント」を軸に選びましょう。

➀ワークポート

「ワークポート」は、株式会社ワークポートが運営する転職エージェントとして知られています。

10年以上の歴史の中で、元々はIT専門の転職エージェントとしてスタートしましたが、2014年には総合型へとシフトしてきました。

その背景には、IT・Web分野における深い取引実績と経験があります。

近年の受賞歴として、リクナビNEXT主催『GOOD AGENT RANKING ～2021年度下半期～』での「転職決定人数部門 第1位」やパーソルキャリア主催の『DODA Valuable Partner Award2021』での「転職決定人数部門 第2位」は、高いマッチング能力を示す証です。

未経験者への転職サポートに定評があるうえ、もとはIT専門の転職エージェントだったこともあり、IT・Web業界への知見も深いです。

初めてIT・Web業界を目指す方には特におすすめの転職エージェントといえます。

関連記事:ワークポートの評判は悪い！？口コミ10件とサービス特徴を徹底解説！

②doda

dodaは、業界屈指の転職サービスとして、約20万件以上の求人を誇ります。

初めての転職からキャリアアップを目指す方まで、幅広くサポートする実績があります。

dodaのサービスの一つの特徴は、分業制による転職サポートです。

「キャリアアドバイザー」が求職者の転職活動をサポートし、一方で「採用プロジェクト担当」が企業の求人紹介に注力する、というシステムのため、双方のニーズにきめ細やかに応えながら、精緻なマッチングを実現しています。

キャリアアドバイザーによる手厚いサポートが受けられるため、IT分野でのさらなるステップアップを考えている方や、新たなキャリアの第一歩を踏み出したい方にも、おすすめの転職エージェントです。

関連記事:dodaは評判悪い！？口コミ10件と利用メリット・デメリットを徹底解説！

③リクルートエージェント

リクルートエージェントは、純粋なIT専門の転職サイトではないものの、IT/Web業界に特化したサポートを提供しています。

そのため、高い市場価値を持つIT/Web分野の求職者にとっても、十分なサポートが期待できます。

リクルートエージェントはIT・Web業界の特別なニーズに応えるため、専門部署を持つなどして、細やかなニーズに対応しているので、未経験者にもぴったりです。

求人情報の豊富さもリクルートエージェントの大きな特長です。

非公開求人を含めた総数は約63万件に上り、その中でもIT・通信業界の求人はおよそ10万件となっています。

さらに、1977年の創業以来、長い歴史と実績を誇るリクルートエージェントは、企業ごとの具体的な書類作成や面接のアドバイスも提供しています。

年間を通して50,000名以上の求職者の転職をサポートしている実績があり、転職初心者でも安心です。

④マイナビITエージェント

マイナビIT AGENTは、IT・Web業界に特化した求人を取り扱っている転職エージェントです。

母体は総合転職エージェントのマイナビエージェントと同じですが、マイナビIT AGENTでは、IT業界出身のアドバイザーが担当するので、IT業界の求人ならではの転職に必要な情報やサポートをしてもらえます。

20代や未経験者など、若年層に向けた転職サポートにマイナビは強みを持っているので、20代の方にもおすすめの転職エージェントです。

アドバイザーによるサポートには、提出書類の添削や面接対策、面接日の調整などがあり、働きながら転職活動をすすめられます。

⑤ウズカレIT

ウズカレITは、株式会社UZUZが運営するITエンジニア専門の転職エージェントです。

ウズカレITはブラック企業を厳しい基準で徹底的に排除する方針を持ち、入社後の定着率が非常に高いと評価されています。

具体的には、ウズカレIT通じて転職した人々の95.7%が新しい職場でしっかりと定着しているというデータがあります。

また、特に20代の求職者に対して学歴を問わずサポートを提供している点も魅力です。

たとえ未経験者でも、ウズキャリITが提供するポテンシャル重視の求人への応募が許されています。

さらに、未経験者や転職を考えるITエンジニアの学習サポートとして、IT講師によるアドバイスや指導を受けられる環境も整えられています。

キャリアアドバイザーによる丁寧な面接対策も好評です。

面接や選考が不安な方でも、安心して転職活動を進められます。

Webエンジニア経験者におすすめの転職エージェント5選

続いては、Webエンジニア経験者におすすめの転職エージェント5選です。

以下の表を見てください。

Webエンジニア経験者がキャリアアップなどを目的に転職する場合、IT・Web業界を専門に扱う「特化型転職エージェント」の利用がおすすめです。

➀Webist

『Webist』は、クリエイター専門の人材事業で知られるクリーク・アンド・リバー社が展開しているWeb・広告/出版業界特化の転職エージェントです。

このエージェントは業界経験者だけでなく、未経験からの転職を目指す人々からも注目されています。

公式サイトでは未経験からWeb業界に踏み込んだ人々のリアルな体験談やインタビューが取り上げられているため、未経験からWebデザイナーを目指す方は、ぜひ目を通しましょう。

Webistの強みは多様な雇用形態から選べる点や、業界のイベントやセミナー情報が豊富に提供されている点です。

また、大手や業界内での知名度が高い企業からの求人が多く掲載されている点も見逃せません。

一方、求人情報の大半は東京都に集中しているため、地方希望の方には少し不向きといえます。

また、すべての求人が正社員向けとは限らず、非正規雇用の求人も多いので、正社員求人を探しているかたは他の転職エージェントを併用しましょう。

②レバテックキャリア

レバテックキャリアはレバレジーズ株式会社の運営する、IT・Web業界に特化した転職エージェントです。

特に、エンジニアの転職をサポートする分野での力を持ち、なかでも高年収の案件を数多く抱えている点が特徴です。

レバテックキャリアの強みとして、エージェントたちの業界に対する深い知識が挙げられます。

技術的な背景や特定の開発環境に関する質問をした際、専門知識を活かして、適切かつ詳細なアドバイスを提供してくれます。

そのため、候補者としての要望や条件を正確に理解した上で、ベストマッチする求人を紹介してもらいやすいです。

加えて、レバテックキャリアは、エンジニアとしての転職をサポートする業界内での評価が高いです。

特に一人ひとりの候補者を大事にした転職支援を心がけているため、多くのエンジニアたちからの信頼を得ています。

③TechClipsエージェント

TechClipsエージェントは、首都圏に焦点を絞ったITエンジニア向けの転職支援サービスを提供しています。

求人の特徴は、保有する求人の大部分、約8割が年収500万円以上のポジションを取り扱っている点です。

現在の収入レベルに満足していない技術者たちにとって、新しいキャリアチャンスを探る上で魅力的といえます。

TechClipsエージェントの利点は、ただ求人情報を提供するだけでなく、業界内での実績や経験を持つエージェントによるサポートが受けられる点にあります。

これは、求職者が持つ技術的なスキルやキャリアビジョンを正確に理解し、最も適した求人を紹介するためのものです。

実際、サービスのエージェントの中には、過去にエンジニアとして活動していた方も多く、転職を希望するエンジニアたちの悩みや要望を深く理解してくれます。

④Green

GreenはIT業界における転職のためのプラットフォームとして、29,000件を超える求人情報を持つ大手の転職サイトです。

このサイトの利点は、その利便性とユーザーフレンドリーなデザインにあります。

特に、多くの企業が自らのオフィスの写真を掲載しているため、仕事環境をリアルに感じ取りながら求人を検索できます。

さらに、Green独自の「気になるボタン」も見逃せません。

気になるボタンを押した企業からも同じ反応があれば、双方が気軽に直接コンタクト取り合える優れもので、マッチングの制度を格段に高めてくれます。

更に、転職希望者は面接の前に企業を実際に訪問し、社員とのカジュアルな会話を楽しめます。

企業の実際の文化や雰囲気を肌で感じられるので、ミスマッチを防ぎたい方にもピッタリです。

⑤Geekly

ギークリーは、株式会社ギークリーが手がける、IT、Web、そしてゲーム業界専門の転職エージェントです。

2021年の上半期にはリクルートキャリアが発表する「リクナビNEXT GOOD AGENT RANKING」で、総合満足度部門のトップに輝くなど、実力と信頼性を証明しています。

高い実績の背景には、求人の高い質、マッチングの的確さ、そしてしっかりとしたサポート体制へのこだわりがあります。

年収アップ率は75％以上と、キャリアアップを狙う方にもピッタリです。

弱点としては、首都圏を中心としたサービス提供であるため、地方エリアでの転職サポートが不得手である点です。

首都圏以外にお住まいの方は、他の転職エージェントも同時に活用するなどして、弱点をカバーしましょう。

Webエンジニアに強い転職エージェントの選び方7選

以上、Webエンジニアの転職に強い転職エージェントとして、10社を厳選して紹介しました。

いずれも優れた転職エージェントですが、転職エージェントの選び方にはポイントがあります。

ポイントを無視して転職エージェントを選ぶと、求人が紹介されなかったりミスマッチな転職に終わる恐れが大きくなったりと、リスクが大きいです。

ここで解説するポイントを押さえて、自分に合った転職エージェントを選びましょう。

➀IT・WEB業界特化型か総合型かをチェックする

IT・WEBエンジニアが次のキャリアステップを考える際、選択の幅と質が求められます。

なかでも、専門性のある転職サイトや転職エージェントの選択が重要となります。

総合的なサービスを提供している転職エージェントでは、IT・WEBの専門知識を十分に持たない担当者が対応するリスクが考えらるため、エンジニア自身のキャリアの方向性や、所持しているスキルセットに合わせた助言を受けるのが難しくなる恐れが無視できません。

そのかわり、求人数が豊富なケースが多いので、未経験者がたくさんの求人を集めたい場合に向いています。

一方、IT・WEB分野に特化したエージェントを利用すると、業界の現状や動向、そして技術のトレンドに精通した担当者がサポートしてくれます。

例えば、最新の技術動向や新しいプログラミング言語、ツールの利用方法、さらには業界内での人材の流れや需要など、幅広い情報を提供してもらいやすいです。

また、エンジニア特有のキャリアの悩みや不安にも対応することができるのは大きなメリットです。

専門のエージェントは、エンジニアの成長をサポートするための研修やセミナー情報など、多岐にわたるサポートを提供しています。

②年齢や経験に合っているかどうか確認する

転職を考えるWebエンジニアにとって、自分の年齢や経験が将来のキャリアとマッチしているかの確認は、転職を成功させるうえで必須の作業です。

年齢と経験は、Webエンジニアのキャリア形成において大きな役割を果たします。

例えば、若手のエンジニアは新しい技術やフレームワークを学ぶスピードが早く、多様なプロジェクトに携わることでスキルのブラッシュアップが期待できます。

中堅やベテランのエンジニアは、培ってきた経験や知識を活かして、プロジェクトのリーダーやマネージメントを担当するポジションが期待されやすいです。

そうした中で、自分の年齢や経験に合った求人探しは、転職活動の効率を上げるだけでなく、新しい職場での満足度を高める要因となります。

また、Webエンジニアのキャリアを理解している転職エージェントは、年齢や経験だけでなく、その他の要因も考慮して、最適なキャリアアドバイスを提供します。

これにより、エンジニアは自分のキャリアの可能性を最大限に引き出すサポートを受けやすいです。

③エージェントとの相性に着目する

エージェントは、転職支援の実践者としての役割を果たします。

そのため、アドバイザーとの関係性は、転職の過程において欠かせない要素です。

性格や転職への価値観などが原因で、エージェントとの関係がうまく築けない場合もあります。

たとえば、オープンに意見を述べるアドバイザーと、柔軟に対応するアドバイザーとでは、利用者によって相性が異なるためです。

自分のタイプに合わないアドバイザーを選んでしまうと、必要なアドバイスが聞き取れなかったり、自分の要望をうまく伝えられなかったりするリスクが考えられます。

転職成功のカギを握るキャリアアドバイザーとの関係性は、転職を進める上も重要なポイントです。

良好な関係を築くことで、転職活動はよりスムーズに進行します。

キャリアアドバイザーとのコミュニケーションを円滑に進めることが、理想の転職先を見つけるための秘訣です。

④キャリアアップを想定した提案をしてくれるか確かめる

転職を考える際、エンジニアとしてのスキルアップやリーダーシップを取りたいと考える人も少なくありません。

そうした場合、転職エージェントや転職サイトを選ぶ際、現在の状況だけでなく将来のキャリアパスに合わせた提案が受けられるかが鍵になります。

たとえば、上流工程の経験を積みたいと思っている人は、人材の育成を重視している企業を選ぶべきです。

また、エンジニアとしてのリーダーシップを持ちたい方は、新規のプロジェクトが豊富な企業や、積極的に若手をリーダーポジションに抜擢する企業を考慮しましょう。

ただ求人情報に目を通すだけでなく、自身の将来像を明確にする姿勢も大切です。

自身のビジョンを踏まえて、多岐にわたる提案や相談を受けられる転職エージェントを選ぶ心構えが、成功の鍵となります。

⑤サポート体制が「分業型」か「両手型」かをチェックする

5つめの重要ポイントは、キャリアアドバイザーが「分業型」と「両手型」のどちらを採用しているかの理解です。

「分業型」と「両手型」は、転職を考えていない方にとってあまり馴染みのない言葉ですが、転職活動をスムーズに進めるためには、この２つのスタイルの特徴やメリット・デメリットの把握が大切です。

両方について理解を深めれば、自分のニーズに合致するアドバイザーを選ぶ手助けとなります。

分業型転職エージェントとは

分業型では、キャリアアドバイザー(CA)とリクルートアドバイザー(RA)の２つの役職が存在し、それぞれ異なる役割を果たします。

具体的には、キャリアアドバイザーは求職者とのコミュニケーションを主導し、リクルートアドバイザーは企業側とのやりとりを担当します。

分業型のメリットは、専門的な役割分担によってサポートが速やかに提供されるため、転職過程が円滑に進行する点です。

一方でデメリットとしては、キャリアアドバイザーが企業の具体的な動向や状況について十分に知識を持っていない場合があるため、理想的な転職のチャンスを逃す可能性がある点といえます。

両手型転職エージェントとは

両手型では、担当者一人が求職者のサポートと企業との調整を一手に引き受けます。

メリットとしては、同じアドバイザーが求職者の要望と企業の要件の両方を把握しているため、マッチングの精度が向上する可能性があります。

一方デメリットとしては、一人で全ての業務を担当するため、分業型と比較してサポートの対応が緩やかになる場合があるため、スピーディな転職を望む人には不向きになる恐れがある点です。

どの方式にも一長一短が存在しますが、企業と求職者の両方の情報を熟知しているため、求職者の期待と企業の要件のギャップが少なくなるという観点から、転職でのミスマッチを避けたい人には、両手型を推奨します。

⑥スピード感をもったサポートをしてくれるか見極める

エージェントの対応の迅速さやサポートの質は、転職活動の成功を左右します。

特に、多くの求職者が新しい職場を探す過程で感じるのは、対応のスピードに対する不満です。

迅速な対応を希望する場合、最初からその旨を明確にエージェントに伝えましょう。

エージェントも利用者の期待に応じたサービスを提供しようと、努力してくれます。

しかし、希望に応じたスピードでの対応が得られない場合、エージェントや担当者との相性が良くない可能性があります。

そういった場合には、他のエージェントやサービスと比較検討しなおしましょう。

転職エージェントは多種多様であり、自分に最適なサービスを提供してくれるエージェントを見つけるためには、いくつかのエージェントとの相性を試す方法が効果的です。

また、遅い対応が担当者に起因する場合、エージェントに担当者変更の要望を伝えることも検討の余地があります。

転職は人生の大きな決断です。

最も良い結果を得るためには、納得のいくサポートを受けなければなりません。

➆勤務希望地の求人に対応しているか確認する

転職を考える際、勤務地も重要なチェックポイントです。

特にWebエンジニアのような専門職の場合、勤務地によって技術や業界のトレンドが異なるケースも考えられます。

したがって、希望する勤務地に対応した求人を取り扱っているかどうかは、転職エージェント選びの要となります。

勤務地の希望は人それぞれです。

都心部での仕事を求める人もいれば、地方での落ち着いた環境での勤務を希望する人もいます。

さらに、リモートワークの普及により、実際のオフィスの所在地とは異なる場所での勤務を希望するケースも増えてきました。

Webエンジニアの職種は、新しい技術の動向や業界の変化が速く、求人の内容や条件もそれに応じて変わる場合が多いです。

そのため、特定の地域に特化した求人を持つエージェントは、その地域の企業動向や業界情報を詳しく知っています。

これは、企業の文化や求めるスキルセット、そして企業のビジョンなど、細かい情報を知る上で非常に役立ちます。

転職エージェントを選ぶ際には、自分の希望する勤務地に特化した求人を多く持っているかを確認すれば、希望する地域の最新の求人情報やトレンドを正確に把握できます。

Webエンジニアの転職に強い転職エージェントの活用ポイント6選

続いては、Webエンジニアの転職に強い転職エージェントの活用ポイントを見ていきましょう。

優れた転職エージェントであっても、漫然と利用するだけでは思ったような効果が得られません。

利用者自身もポイントに気をつけて活用すれば、転職の成功率も上がります。

ここでは特に意識したいポイントとして、以下の6項目を解説します。

➀複数の転職エージェントを併用する

転職エージェントは転職を叶えるために心強いパートナーですが、1社のみの利用では不十分です。

転職サイトや転職エージェントは、それぞれが異なる得意分野や特色を持っており、1社のみの利用では転職活動の幅が狭まったり、集められる求人に偏りが出たりする恐れがあります。

2、3社のサイトやエージェントに登録することで、多様な企業や好条件の求人情報へのアクセスが広がります。

さらに、多くのキャリアアドバイザーとの面談を経験することで、自己の強みや弱点、そして経験やスキルについての深い理解を得やすくなる点も見逃せません。

それぞれのアドバイザーからの視点やアドバイスは、自身のキャリアビジョンを磨く貴重な手助けとなります。

また、非公開求人という特別な情報についても注目です。

これは特定の転職エージェントだけが取り扱うもので、複数のエージェントに登録することで、これらの隠れた良条件の求人にアクセスするチャンスが増えます。

さらに思うように求人が集まらなかった場合の保険としての役割も期待できるので、転職エージェントは必ず複数を併用してください。

②相性が悪いエージェントは交代してもらう

転職活動は、多くの場合、エージェントとの連携によって成果が生まれます。

エージェントのスキルや経験、そしてあなたとの相性は、転職の成功を左右する要因となります。

そのため、相性の良いエージェントを見つけることは、転職活動の質を向上させるために不可欠です。

何度もアドバイスやサポートを受けながらも、あなたとの相性や対応に満足できない場合、適切なタイミングで担当のエージェントを変更することを考慮すべきです。

このような決断は時に気が引けますが、自身のキャリアの未来を考えると、早めの対応が必要です。

担当者の変更は、実は転職業界ではそれほど珍しいことではありません。

エージェントもプロとして、自分との相性が合わない場合、別のエージェントを紹介することで求職者をサポートする役割を理解しています。

そのため、無理に現在のエージェントと続けるより、正直に自分の気持ちを伝える意識が重要です。

もし、エージェントに直接するのが難しい場合、サポートセンターから交代の申請をしてください。

③主導権は自分自身が握る

転職エージェントは、実際には営業職の一部と捉えられます。

これはエージェントが一定の転職成功数を目標(ノルマ)として持っているためです。

この目標に追われるなかで、エージェントのなかには利用者に積極的に求人を勧める人もいます。

しかし紹介された求人が自分の希望や理想とかけ離れている場合、遠慮せずにきっぱりと断りましょう。

特に、専門職であるwebエンジニアのような職種での転職において、転職成功の定義は単に「新しい場所での勤務を開始した」ということではありません。

むしろ「自分の目指す道に沿った、長期的に勤め続けたいと感じる会社に入った」という点が真の成功と言えます。

転職の際に考慮すべきは、エージェントの意見やアドバイスも大切ですが、最終的な判断は自分自身が下すものです。

この点を常に心に留めて、転職の過程での主導権を保持する姿勢が、納得のいく転職を果たす鍵となります。

④希望や要望はもれなく伝える

エージェントには、転職をする上での希望や要望をもれなく伝えてください。

IT・WEBエンジニアとしての転職活動は、他の職種とは異なる独特のポイントがあります。

例えば、最先端の技術を学ぶことに関心がある方、働き方のバランスを重視し激務を避けたい方、将来独立を視野に入れてスキルを磨きたい方など、さまざまな思いや目標があります。

これらの希望やビジョンは、転職活動を進める上での大切な指針となるため、正直かつ具体的に伝えてください。

特に、IT・WEB分野に精通したキャリアアドバイザーとコンタクトを取る場合、明確に自身の要望を伝えることで、より的確なアドバイスや求人紹介を受けやすくなります。

これは、業界のトレンドや企業のニーズを深く知るプロフェッショナルだからこそ提供できる価値です。

とはいえ、コミュニケーションの過程で前職に関する不満や愚痴を多く語り過ぎるのは控えるべきです。

過度なネガティブな話は「この人は次の職場でも問題を起こすのでは？」との懸念を持たれる原因となり得ます。

IT・WEBエンジニアとしての転職は、自らのキャリアビジョンを明確に持ち、エージェントにきちんと伝えることで、最適な職場環境やチャンスを得る手助けとなります。

⑤エージェントと緊密に連絡を取り合う

転職エージェントは、登録者に合致する求人情報を見つけると、タイムリーに情報を伝える役割を持っています。

そのため、エージェントからの連絡が頻繁に入るのは、彼らが役職者の転職成功を真摯にサポートしている証拠です。

しかし実際には、エージェントからの連絡に対して、忙しさや気が逸れることで返事を遅らせる、あるいは一切返さない方もいるのが現状です。

特に忙しい中、急な連絡に対応することが難しい場面も珍しくありません。

しかしそのような場合でも、後からきちんと連絡を返す重要性は、転職活動をスムーズに進める上で無視できません。

連絡を繰り返し無視すると、エージェント側は「この方は真剣に転職を考えていないのでは？」と解釈される恐れがあり、結果的に以後の求人紹介が途絶える可能性も出てきます。

特に、webエンジニアとしての専門性を活かすポジションを求める際、エージェントとの継続的なコミュニケーションは不可欠です。

なぜなら、エージェントが持つ情報やネットワークを最大限に活用するためには、双方の信頼関係が基盤となるからです。

⑥経歴やスキルにウソをつかない

転職エージェントを利用する上では、エージェントとの信頼関係が不可欠です。

そうである以上、申告するキャリアやスキルは、虚偽のない正確なものでなければなりません。

キャリアアドバイザーとの面談は、転職活動の成果を大きく左右する重要なステップです。

通常はこうした面談のなかで、利用者のこれまでのキャリアの歩み、取得している資格、習得しているスキル、そして過去の業務経験について詳しく尋ねられるのが一般的です。

自分のスキルや経験をアピールすることで、理想の求人を紹介してもらいたいという気持ちは当然ですが、現実の経験やスキルを超えた内容を伝えるのは控えるべきです。

理由として、誇張や不正確な情報を提供することは、短期的な利益をもたらすことはあっても、長期的なキャリアの展開を考えると多くのリスクを孕んでいます。

もし誇張した内容が後に発覚した場合、その転職エージェントからの信用を失うだけでなく、業界内での評価や信頼も大きく損なわれる恐れがあります。

加えて、不正確な情報に基づいて紹介された職場での実務に対応できない場合、その企業内での評価や立場が不安定になる可能性が高まります。

誇張することなく、自分の実際の経験やスキルを正確に伝えることで、真に自分に合った職場や役職を見つけてください。

➆自己分析を入念におこなう

転職活動は単なる仕事の変更ではなく、自身のキャリアを再定義する大切な機会です。

特にWebエンジニアの方々にとって、技術や知識は日々進化し続けます。

そのような環境では、自身の位置を確認し、どの方向に進むべきかを明確にするために、自己分析は欠かせない工程となります。

まず、自己分析の第一歩として、これまでの経験や成果を振り返りましょう。

どんなプロジェクトに関わり、どのような役割を担ってきたのか、そしてその結果、どんなスキルや知識を身につけたのかといった情報は、求人応募時の履歴書や職務経歴書の材料になるだけでなく、自身の強みや弱みを知る手助けとなります。

次に、自分の価値観や志向を深掘りします。例えば、チームでの協力を重視するか、一人で集中して作業を進めるスタイルが好きか、といった具合です。

また、安定した環境でじっくりスキルを磨きたいのか、スタートアップのような変動の激しい環境で新しい挑戦を繰り返したいのかといった点も振り返りましょう。

こうした考え方は、入社後の職場での適応性や満足度に大きく影響します。

さらに、将来的なキャリアビジョンも明確にしてください。

数年後、どんな役職に就きたいのか、どんなスキルを持っていたいのか、といったビジョンが明確であればあるほど、転職エージェントとのコミュニケーションもスムーズになります。

⑧すぐにでも転職したいと伝える

面談の際にキャリアアドバイザーから転職希望時期を問われる場面はよくあります。

このタイミングで「早めの転職を希望している」と明確に伝えてください。

転職サイトやエージェントは、実際に転職が成功した時点で手数料を受け取る構造となっています。

このため、転職に対する意欲が高く、行動を早めに起こす可能性のある求職者には、特に魅力的な求人情報を優先的に提供するケースが一般的です。

「気に入った求人が見つかれば考えたい」「おおよそ数ヶ月後を目処に転職を考えている」といったあいまいな表現は控え、転職を迅速に進めたいという意思をハッキリとアピールすることで、より良い求人の紹介を期待できます。

⑨同じ求人に何度も応募しない

転職活動中に内定の確率を上げたいという気持ちは理解できますが、その方法として同じ求人に対して複数の転職サイトやエージェントから重複してエントリーするのは控えるべきです。

多くの転職サイトやエージェントは、転職が成功した際に採用企業から手数料を受け取るビジネスモデルを採用しています。

そのため、それぞれの転職サイトや転職エージェントは、同じ求人に対する重複エントリーを避けるように協定を結んでいるのが一般的です。

重複エントリーを行ってしまうと、その事実が転職サイトやエージェント間で明らかになるのはもちろん、予期せぬトラブルの原因となるケースも考えられます。

このようなトラブルは、結果として求職者の負担となるうえ、採用企業からも「この人は転職活動においても適切な判断ができないのでは？」という疑問を持たれる恐れも無視できません。

また、企業は候補者を選考する際、その人の細部にわたる情報や行動を評価します。

重複エントリーは、利用者が自分の行動を適切に管理していないという印象を与え、採用プロセスでの評価を低くするリスクがあります。

転職活動は、自分のキャリアや人生の方向性を考える大切な時期です。

そのため、計画的で丁寧な行動が求められます。複数の転職サイトやエージェントを利用する際も、一つ一つのアクションには注意と配慮が必要です。

Webエンジニアに求められるスキル3選

Webエンジニアにはどのようなスキルが求められるのでしょうか？

未経験からWebエンジニアを目指す方はもちろん、Webエンジニアとしてキャリアアップを叶えたい方も、ぜひチェックしてください。

今回は特に重要なスキルを、以下に3つ挙げました。

➀プログラミングスキル

Webエンジニアとして活躍するには、疑いなくプログラミングスキルが不可欠です。

多くのWebエンジニアは、プロジェクトの初期段階から最終段階まで、幅広い工程を手掛けなければなりません。

このような総合的な役割を果たすためには、自らの手で開発を進められるプログラミングスキルが必須です。

使用されるプログラミング言語は多岐にわたり、C/C++、PHP、HTML、CSS、Java、Pythonなど、多様な言語の理解が求められます。

もし、未経験からWebエンジニアの道を歩みたいと考えているのであれば、基本的なスキルセットを身につけてから挑戦しましょう。

②データベースに関する知識

Web開発を進める上で、ただプログラミングを理解しているだけでは不十分です。

実際のシステムは、サーバー、ネットワーク、データベースなどのインフラストラクチャ上で動作しており、これらの領域に対する深い知識と理解が必須となります。

特に、安定したサービスを提供するためには、これらのインフラの構築や運用、トラブルシューティングのスキルが欠かせません。

近年、企業の多くがオンプレミスからクラウド環境へとシステムを移行しており、この領域の専門家が急速に求められています。

特に、AWS (Amazon Web Services) やGCP (Google Cloud Platform) などの大手クラウドサービスに関する知識や実践的なスキルは、現代のWebエンジニアにとって価値のあるアセットとなっています。

これらのスキルを有しているエンジニアは、多くの企業から重宝されやすいです。

従って、Web開発だけでなく、そのバックエンドにあたるインフラの知識のブラッシュアップは、Webエンジニアとしてのキャリアをさらに充実させる一つの方法といえます。

③問題外決能力

技術的なスキルだけでなく、ビジネスの背景やユーザーのニーズを理解し、それを取り入れてサービスの開発を行う能力も欠かせません。

具体的には、現状の市場やユーザーが抱えている課題の深い洞察力を持ち、それを基にした独自の解決策を提案する思考力が求められます。

特にクライアント対応を中心にサービス開発を行う際には、効果的なヒアリング技術が不可欠です。

ヒアリングを通して、クライアントのビジネスモデルや目指す方向性、そして実際のエンドユーザーがどのような課題や疑問を持っているのかを明らかにしなければなりません。

その上で、ソリューションを具体的に考え出し、技術的な側面からどのように実現するかをプランニングします。

このプロセスでは、クライアントとのコミュニケーション能力や、複数の選択肢の中から最も適切な方法を選択し、具体的なアクションに落とし込む能力が求められます。

Webエンジニアに関するQ&A

最後に、Webエンジニアに関する情報をQ&A形式で解説します。

これから新たにWebエンジニアを目指す方はもちろん、現在Webエンジニアとして活躍している方にとっても有益な情報なので、ぜひチェックしてください。

今回は、以下の質問について回答していきます。

Q.そもそもWebエンジニアって？

A.Webサイトやモバイルサイトで使われるWebアプリの開発に携わるお仕事です。

Webエンジニアは、Webサイト・モバイルサイト・ECサイトなどで使用する機能の開発やITシステム・アプリケーションなどの設計・開発、安定して稼働するように行う運用・保守まで、Web開発全般に携わるエンジニアです。

業務の範囲は企業によって異なりますが、主にWebで使用するITシステム・アプリケーションなどの設計や開発、プログラミングに携わります。

なかにはシステム企画から始まり、設計・サーバーの選定・デザイン・コーディング・テスト・サイト誘導・マーケティングまで担うWebエンジニアもいます。

現代の私たちの暮らしに、インターネットは不可欠です。

Webエンジニアが開発したECサイト・SNSなどは日常的に利用され、生活の一部になっている方も少なくありません。

こういったWebサービスはWebエンジニアの日々の業務によって作られており、人々のより便利で豊かな生活を支えているといえます。

Q.Webエンジニアの平均年収は？

A.約550万円です。

厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「Jobtag」のデータを見てみましょう。

同サイトではWebエンジニアを「システムエンジニア(Webサイト開発)」と紹介しています。

令和4年賃金構造基本統計調査の結果から算出したWebエンジニアの平均年収は、550.2万円と計算されています。

ただし、この数字はあくまでも平均値の為、キャリアや経験、所属する企業などによってWebデザイナーの年収は異なる点を覚えておきましょう。

特に未経験からWebデザイナーになりたての方の場合は、はじめの頃は思うように年収が得られない可能性も考慮すべきです。

Q.未経験者でもWebエンジニアに転職できる？

A.できます。

現代の技術業界は、エンジニアとしての需要が増加しており、人材の供給が追いつかない状況です。

これは、テクノロジーがビジネスの各分野において中心的な役割を果たしているため、技術者としてのスキルセットを持つ人材が急速に求められている事態を示しています。

このような背景から、多くの企業は未経験の人材に目を向け、彼らの成長を支えるための研修制度やプログラムを整備しています。

ただし40代や50代の方の場合、未経験からの挑戦は難しくなるケースがほとんどです。

Q.Webエンジニアの将来性は？

A.高いといえます。

コロナ禍から2020年にかけての社会的変化は、日常生活のオンラインシフトを加速させました。

これにより、公私ともに生活の様々な側面がWeb経由で行われるようになり、DX(デジタルトランスフォーメーション)との融合でWeb関連システムへの需要が急増しました。

この背景には、AIやIoTを用いた先端サービスのWeb化、さらに流通業や小売業、金融業におけるWebを中心とした新しいビジネスモデルの導入などが挙げられます。

このような動きは、Webエンジニアとしてのキャリアが今後も高い需要を保ち続けることを示しています。

まとめ～Webエンジニアの転職に強い転職エージェントはポイントを押さえて活用しよう～

この記事では、Webエンジニアの転職に強い転職エージェントとして、数ある転職エージェントのなかから10社を厳選して紹介しました。

今回紹介した転職エージェントはいずれも優れた転職エージェントですが、ポイントを押さえずに利用しても、望む効果は得にくいです。

効果を最大限にまで高めるには、どの転職エージェントを選ぶかといった段階から、ポイントを押さえなければなりません。

記事で解説したポイントを理解して、自分にあった転職エージェントを選び、Webデザイナーへの挑戦、あるいはWebデザイナーとしてのキャリアアップを実現させましょう。