新しい会社に入ったから引っ越ししたい!
もうちょっと良い所に住みたい!
と引っ越ししたい理由は各々あると思います。
しかし「自分は派遣社員だから審査に通らないかも?」と考え込んでしまう人も結構多いのではないでしょうか。
今回は「派遣社員でも賃貸物件を借りることが可能なのか」を解説していきます。
派遣社員だからといって、実は勘違いしていることが多いかもしれませんよ。
派遣は社会的にどう思われているのか?
派遣社員の需要は増えている傾向にあるため派遣差別は少なくなって来ているように思えます。
派遣労働法の改正や、派遣人口の増加により数十年前よりも快適に過ごせるようになっているのでは無いでしょうか?
しかし、完全に格差が無くなったワケではありません。
2020年から派遣の賃金に焦点を当てた法律が改正されますが、やはり収入という面で苦労している派遣社員はたくさんいます。
派遣は収入が少ない!?
派遣社員の平均月収は20万前後です。
これは正社員の初任給と同じ位の月収となります。
といっても正社員のようにボーナスが出るワケでも無いですし給料も極端に上がることは無いため、正社員と比べて収入は少ないと思われます。
年々派遣の賃金を上げていこうと社会的に動いて居ますが、現状そこまで反映されておらず収入が少なくて困っている人が多いのではないでしょうか?
引っ越しに掛かる費用
引っ越ししようと決めても引っ越し費用が足りなくてできない人もいますよね。
賃貸物件を借りるには家賃だけでなく、初期費用が掛かってきます。
しかし物件によって初期費用を抑えられたり、初期費用が全く掛からないところもあったりします。
お金が無いからだけで諦めるのは早とちりかもしれません。
引っ越し費用は家賃の半年分くらい!?
平均的に引っ越しするために掛かる費用は引っ越しする物件家賃の約半年分となります。
入居する家賃2、3ヶ月分の支払いがあったり、敷金・礼金の出費があったりするので約数十万用意する必要があります。
引っ越し費用ってそんなにかかるの!?と思う方もいるかもしれませんが実際結構な額が必要なんです。
引っ越し費用の内容について
家賃の半年分くらいの費用が掛かるといっても何に対して幾ら払う必要があるのか分からないと不安になりますよね。
ここでは引越し費用の詳細を解説します。
引っ越しでよく聞く敷金、礼金って何?
敷金・礼金は大家さんに払うお金のことでそれぞれ意味合いは異なります。
敷金は大家さんに預けるお金で退去時に返金という形となっています。
礼金はそのままの意味で大家さんに数万円礼金を支払い、返金はありません。最近では敷金、礼金の支払いが必要のない物件も増えてきています。
敷金・礼金を払うメリット
敷金・礼金を払う賃貸と払わない賃貸何が違うのか分からない方もいると思います。
基本的に敷金・礼金を払っていると、退去時部屋の清掃や修復代がそこから差し引かれます。
部屋で喫煙されている方は壁紙を全部貼り替えなければいけなかったり、ペットを飼っていた人は匂い等を除去しなければならなかったりします。
敷金・礼金を最初に払っていない場合、清掃代や修復代は保証されていないので退去時自分で支払う必要があります。
敷金・礼金やその他の費用はどれくらい?
敷金・礼金は賃貸物件によって異なりますが、大体家賃の一ヶ月分となります。
その他に仲介手数料、火災保険、鍵交換費用、部屋の清掃代でお金が掛かってきます。
どれも大体数万円掛かるので、初期費用を抑えたい人は敷金・礼金無しの賃貸をおすすめします。
大家さんによっては鍵交換、清掃代無料の所もありますので探してみてください。
なぜ賃貸物件の審査に通過できないのか?
派遣社員じゃなくても賃貸物件の審査に通過しない例は沢山あります。
どんな職種であろうと収入と家賃のバランスが合わなければ賃貸物件を借りることは厳しくなってきます。
家賃と給料の見直しをしてみよう
世間一般で言われていることですが、家賃は収入の約1/3以下でないと厳しいです。
派遣社員で月収20万円の場合、家賃が7万、8万以内の物件でないといけません。
それよりも高い賃貸物件を借りようとしても審査が通りにくく、借りられる可能性はかなり低いです。
連帯保証人をたてると審査に通過しやすい?
派遣社員で収入が低いと感じている人は連帯保証人をたてましょう。
連帯保証人を立てることで審査が通りやすくなる例もあります。
親族の方で正社員である人がいれば、連帯保証人になってもらうのがベストです。
派遣だからといって審査に通過しない例は少ない
職種が派遣社員だから審査に通過しないということは滅多にありません。
職種よりも収入と態度、連帯保証人の有無が重要になってきます。
派遣社員は自分が派遣だから賃貸物件は借りられないと思わず、まずは不動産会社と相談してみましょう。
派遣が賃貸物件を借りるには
派遣が賃貸物件を借りる方法は他と変わらず、収入と家賃のバランスさえクリアしていれば借りられます。
もしカードローンなど借金がある場合、賃貸物件と契約するのが難しくなってきますので注意しましょう。
収入と支出のバランスを
自分の収入と支出のバランスを見て賃貸物件を決めましょう。
収入の1/3以下で賃貸契約しても生活が困難になるのであれば見直す必要があります。
生活が困難になる前に自分がどれくらい月に出費しているか理解しておきましょう。
連帯保証人を正社員にする
自分が派遣社員で収入が少なくても連帯保証人が正社員で収入もしっかりしていれば借りられる場合があります。
親族の方と相談して連帯保証人になってくれるのであれば心強い存在となります。
なかには賃貸物件でも連帯保証人不要の所もありますので、連帯保証人をたてたくない方は不要の物件に絞ってみてください。
連帯保証人が居ない場合、保証会社に登録してみる
もし連帯保証人がいなくても保証会社が連帯保証人の代わりになってくれるケースもあります。
審査が必要ですが、保証会社に登録すると連帯保証人の代行をしてくれるので審査に通過しやすくなります。
連帯保証人がいないから諦めようとしている人は保証会社に頼ってみましょう。
不動産会社によって紹介される保証会社は異なりますが、どこも手厚いサポートをしてくれるので安心して利用できます。
大家さんによって対応は変わって来る
賃貸物件の大家さんによって収入が少なくても借りられたり、そうでなかったりします。
まずは不動産会社に行って相談しましょう。誠実に相談すると大家さん側も柔軟に対応してくれることがあります。
横柄な対応をせず、自分の要望を伝えましょう。
不動産会社に行く時の服装もチェック
賃貸物件の審査において、服装や態度も関わってきます。
服装がちゃんとしてなかったり、態度が酷かったりすると審査に通りません。
不動産会社に行く時は私服で大丈夫ですが、派手な服やダラけた服はやめておきましょう。
言葉遣いや姿勢にも気を付けましょう。賃貸物件は信頼性が重要なため、信頼を損ねる行動は止めましょう。
実際正社員は全体の6割しかいない
現在日本の正社員は全体の6割程度まで減ってきています。
派遣やバイト・パートの人たちが増えてきていますので賃貸物件の審査も柔軟に対応できるようになってきました。
派遣だからと気負いせず、思い切って不動産会社に相談してみましょう。
派遣向けの物件もある!
賃貸物件には、それぞれのニーズに合わせた物件があります。
派遣社員向けに作られた賃貸物件もありますので、気軽に相談してみてください。
無理に高い家賃の所で住もうとせず、まずは自分の生活スタイルに合った物件を探しましょう。
自分に合った物件を探そう
もし引っ越しを考えていたら、まず家賃と収入のバランスを見ましょう。
どれくらいの家賃までなら審査が通りそうか計算して物件を探してください。
どんなところに住みたいかよりも先に、家賃の範囲を決めておくと審査に通過しやすいです。
駅チカ物件はやっぱり高い?
利便性が高い場所は家賃も高くなってきます。
駅やスーパー、大型ショッピングモールの近くは比較的に家賃が高くなっています。
自分が何を一番重視したいかによって場所も変わってきますので不動産会社に何が一番重要か伝えましょう。
都会から離れるとバス・トイレ別でも安い!
都会から離れた場所で探すとバス・トイレ別の物件が多くなってきます。
都会の中でバス・トイレ別だとかなり家賃が高くなってくるのですが、地方だと家賃もそれなりで借りることができます。
間取りなどを重視したい場合は地方に目を向けてみましょう。
ペットを飼いたいならペット可の所を探そう
当たり前のことですが、ペットを飼いたい場合は「ペット可」の賃貸物件を探しましょう。
ペット不可なのにペットを飼ってしまうと、最悪のケース強制退去になってしまいます。
退去時も契約違反でかなりの額を取られてしまうので気を付けましょう。
引っ越しはしたい時にするのがベスト
引っ越ししようと決めたら、派遣だから無理かも?と思う前に不動産会社に相談してみましょう。
初期費用は数十万掛かりますが、賃貸物件によってほとんど掛からない場所もあります。
可能性を狭めるような行動をやめて積極的に取り組めば、問題なく賃貸物件を借りられますよ。