「プロミス」や「アイフル」などの大手消費者金融として名高い「SMBCモビット」は、テレビCMでも見かけるほどの知名度を誇る金融会社です。
しかし、「収入」や「雇用形態」が「正規雇用社員」と異なる「派遣社員」が借入申し込みをしても審査で落ちるのではと思われがちですが大丈夫です。
派遣社員の方でも、「SMBCモビットカードローン」の申し込みは可能です。もちろん審査を通過すれば、借入契約手続きへと進みます。
今回は自由な働き方が売りとされる「派遣雇用」の方が「SMBCモビット」の借入に申込をした場合について解説していきます。
「派遣社員」は要確認! SMBCモビット審査の特徴
審査は「勤続年数」と「年収」の2点を見ている
当社の借入を利用するにあたって行われる申込者の審査は、主に「勤続年数」と「年収」の2点です。
これは申込者条件にもあった「安定した収入」を実現するために必要な要素ともいえるものです。
基本的に金融機関から融資を受ける場合の審査を通過するためには、「安定した収入」がないと以降の返済期間において「延滞」や「滞納」などの「金融事故」を起こさせないためであると同時に、「返済能力がある」「信用に値する人物であるか」を見極める判断材料としています。
「派遣社員」が、消費者金融の設けている借入審査を突破するための最低条件としては以下のようになります。
派遣雇用者が審査を突破するための「最低」条件 |
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※理想は半年~1年以上が望ましい
※ある月では20万に対して翌月では7~9万円前後など極端なふり幅じゃないこと |
となります。
あくまで審査通過の目安としてください。
また年収額が多い人や勤続年数が長い人ほど、審査する側からの評価は高くなります。
・派遣切りに遭った場合はどうすればいいのか
「派遣社員」ならではの問題があります。
それは「派遣切り」です。
よほどのことがない限りは派遣切りに遭遇することはありませんが、雇用契約を組む前に契約書に「契約年数」が書かれていた場合は話が別となりますのでご注意ください。
この問題に合えば当然のことながら、派遣先を変えることとなるのが多いです。しかし、「派遣切り」に遭ったその日から「1ヶ月以内」に派遣先を見つけることができれば、契約年数を引き継ぐことができます。
また、派遣社員の「雇用主」は「派遣元」の会社になりますので、派遣先が変わったとしても勤続年数がリセットされるような事態はまずありません。
派遣アルバイト・パートでも利用はできる
「SMBCモビット」も、一定の条件を満たしている方であれば、「派遣アルバイト・パート」の方でも、借入申し込みは可能です。
ただし、最低でも「2ヶ月以上」の「勤続」と「収入を得ている」ことが条件となります。
「派遣アルバイト」は自分の意志で、仕事を受けたり断ったりできる自由な働き方ができる反面、毎月得られる給与のふり幅が極端なため、金融側からの評価は低く、通過できる保証がありません。
しかし、「勤続2ヶ月以上で収入も一定額毎月得ている」のであれば、審査する側からの評価は変わってきます。
また「派遣登録」はしているが、働いていない状態が続いているような方は、「無職」と大差なく信用はまずありません。
「信用を得る」ためにも、登録後は働きましよう。
SMBCモビットってどんな消費者金融なのか
三井住友銀行と同じSMBCグループに属する
まず「SMBCモビット」は、日本国における3大メガバンクの一角である「三井住友銀行」と同じ「SMBCグループ」に属しており、「銀行傘下」という信頼性を持っています。
「借入」を行う会社になるので、「貸金業者」と「日本貸金協会の会員」の登録が済んでいるので、信頼に足りる要素を十分に兼ねています。
そのほか、2016年と2018年にはオリコンによる「日本顧客満足度」ランキング1位を2年連続で勝ち取った「実績」もあります。由緒ある消費者金融です。
「SMBCモビット」の基本上は以下のようになります。
申込者の年齢条件 | 満20歳~69歳まで |
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借入限度額 | 1万~最大800万円 |
金利 | 3.0~18.0% |
審査時間 | 最短30分 ※申し込みの時間帯や曜日によって変動あり |
融資 | 即日 |
無利息期間 | なし |
担保・保証人 | 不要 |
「SMBCモビット」を利用できる条件
「SMBCモビット」はカードローン、つまり「金融機関からお金を借りる」サービスです。そのため、誰でも気軽に借り入れを利用できるというわけではありません。
当社の借入申込ができる条件は、以下の条件に該当する方に限ります。
借入申し込み可能条件 |
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※アルバイト、パート、派遣社員、自営業、正社員などの雇用形態は不問 |
1つずつ解説をしていきます。
申込者の年齢
まず当社の借入サービス利用申込ができるのは、満20歳を迎えた方から満69歳までの方とされています。
そもそも未成年者は判断力、借り入れ後の返済能力に不安があるということで法律上行っていません。また、高齢者の年金以外の収入がないという場合が大多数を占めているという理由から、69歳以下の方までしか申し込みができないように制限を設けています。
収入が安定している
当社利用申込をするうえで大切なポイントが、この「安定した収入がある」ということです。この条件は当社に限らず「プロミス」や「アイフル」などの金融機関でも同様のことが言えます。
「安定した収入」の定義は「継続収入があること」を指します。
つまり「勤続年数」が「安定した収入」を得ているという条件を満たしているといっても過言ではないでしょう。
具体的にどれほどの「勤続年数」があればいいのかというと、最低でも3ヶ月以上あれば申し分ありません。心配だと思われる場合は、半年、1年以上の勤続年数を経てから申し込みをするのがいいでしょう。
複数の借入があり、その合計が「年収」の1/3以上の額になっていないこと
これは「貸金業法」に記載された「総量規制」という法律に基づき、決定されている事項となります。
例えば年収300万円の方が借り入れできる金額は年収額の1/3に相当する「100万円」までとされています。この金額以内であれば、複数社の申し込みができますが、同時期の申し込みは避けましょう。
なお「総量規制」が適用される範囲は「消費者金融」からの借入だけではなく、クレジットカードのキャッシングなども含まれるのでご注意ください。
利用するメリット・デメリット
「SMBCモビット」を利用申込するにあたってのメリット・デメリットをまとめると、以下のようになります。
メリット | デメリット |
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以上となります。では1つずつ解説していきます。
【メリット】
当社利用を前に「お借入診断」と呼ばれる機能があります。
これは借り入れができるか否かを診断する機能になります。
その機能の上位版になるのが「簡易審査結果表示」と呼ばれる機能です。
この機能は本申し込みを行う際に記入する項目よりも少ない30項目で審査を行います。
審査早くたったの10秒で済みます。その間に信用情報機関に保管されている申込者の情報と照合を行っています。
この結果で「融資が可能」と判断されたら、残る項目を記入して本申込を行います。
結果は最短30分で結果が来ます。以降は借入契約手続きを組み、融資を即日受け取る流れとなります。
また、特定の条件を満たしている方には「Web完結型」の申し込み方法が便利で、審査通過後はカードを用いず融資を受け取ることが可能です。
【デメリット】
当社最大の「デメリット」は「金利の割合が高いこと」と「利息が発生しない「無利息期間」がないこと」の2点です。
参考程度に他社との「金利」をまとめると以下のようになります。
消費者金融 | 金利 |
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SMBCモビット | 3.0~18.0% |
アイフル | 3.0~18.0% |
アコム | 3.0~18.0% |
レイク | 4.5~18.0% |
三井住友銀行カードローン | 1.5~14.5% |
まとめてわかるように消費者金融の上限はどこも「18.0%」と高めに設定されています。初回借入の多くがこの「18.0%」が適用されますのでご注意ください。
また借り入れが開始された日から一定期間内に返済すれば利息分の返済が適用されない「無利息期間」を設けていないのは当社だけとなります。
借入を行い、利息が発生しないうちに返済を考えている方は別の消費者金融を利用するのがベストといえます。
申し込みによって電話による「在籍確認」を回避できる
消費者金融は、申込者を審査する過程で本当に仕事をしているのかを確認するために勤務先に電話を入れ、「在籍確認」を取ります。
この確認をスキップすることはまず不可能です。ただし金融機関によっては申し込み後に問い合わせ相談をすることで、別手段を用いて「在籍確認」を取ることができます。
そして「SMBCモビット」でもこの「在籍確認」は行われていますが、「契約タイプ」によって変わってきます。
当社への借入を申し込む方法は、主に「Web申し込み」か「カード申し込み」のいずれかを取ります。この申し込みの過程で以降の「在籍確認」の方法が変わってきます。
申込方法 | 在籍確認の仕様 |
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カード申し込み | 原則として「電話」確認 ※事前申し込みが開けば、必要書類の提出でも代用が可能 |
Web完結 ※社会保険への加入+三井住友,三菱UFJ,ゆうちょ,みずほいずれかの口座開設を済ませている方 | 原則書類提出のみ ※健康保険証など |
申込時に記入した「派遣元」となる「勤務先」に「借入」していることがバレたくないという方は「Web完結型」の申し込みをするのがベストといえます。
電話以外の方法で「在籍確認」を通過するには、当社指定の書類を提出することとなります。
確認が有効とみなされている書類は以下のようなものとなます。
「在籍確認」が認められている書類 |
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など |
とされています。
いずれも「最新のもの」「直近2カ月以内」のものであれば問題はないでしょう。
SMBCモビットの申し込みから借入契約、返済・完済までの流れ
当社借り入れの申し込み方法は主に「Web完結型」か「カード申し込み」のいずれかとなります。
以下はそれぞれの手続きの流れをまとめたものとなります。
Web完結型 | カード申し込み | |
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申込条件 |
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契約方法 |
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ローンカードの発行の有無 | なし | あり |
申込の確認電話 | 実施されない場合がある | 必須 |
在籍確認の電話 | なし ※指定書類の提出 | 原則あり ※問い合わせ後、指定書類の提出 |
自宅への郵送物 | なし | 原則あり ※指定口座登録で回避可 ※郵送物の局留め ※問い合わせによる |
借入方法 |
(土日や夜間も対応)
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(土日や夜間も対応)
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返済方法 |
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必要書類 | 【本人確認書類】
※免許証を持っていない方は以下の書類を用意
※また外国籍の方は上記書類と併せて「在留カード」もしくは「特別永住者証明書」のいずれかを用意 【収入証明書】
※上記書類いずれも「最新のもの」を用意 ※「収入証明書」を要する場合は下記条件で借り入れを申し込む場合のみです。
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その他備考 |
※曜日や申し込み状況によって時間は変動
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大手の中でなぜ「SMBCモビットの利用はやばい」と言われているのか
「デメリット」に理由は隠されている
メガバンクの傘下であると同時に誇れる実績がある「SMBCモビット」はいい口コミよりも「悪い口コミ」の方が多く、利用はするのはやばいといわれているほどのものです。
なぜ「やばい」などと言われているのか。それはデメリットにある「無利息期間」が設けられていないことにあります。
多くの「消費者金融」では「無利息期間」と呼ばれる、ある一定期間(多くが30日以内)に収める利息金が0円で済むというサービスを売りとしています。
これがあるかないかで同額の借入、金利が発生したとしても数円の差が生まれます。
「無利息期間」をうまく利用して計画的に返済を進めていくか、それとも即日審査、契約ができることを取るかは利用者の判断となります。
「SMBCモビット」 における完済と解約は別モノ
無事に「借入金額分の返済が済めば、契約も自動的に解約される」というのが一般的な考えですが、「SMBCモビット」では「完済」と「契約の解約」は、別のとして扱われています。
つまり、完済が済んでも「契約」は継続中ということになります。
完済後、今後もまた当社を利用する機会がある方はそのままで問題はありません。逆に「もう利用する予定はない」という方は「解約」手続きを行うのがベストです。
「モビット」の解約手続きは「モビットコールセンター」に問い合わせて、「解約の意思表示」をすることで、自宅に折り返し契約書類等が送られてきます。
それにサインと押印を済ませ返送することで解約手続きが完了となります。
もちろん解約手続きを受けられるのは、「借入金額の全額返済が済んだ方」に限られます。
結論! 派遣社員は「SMBCモビット」の借入ができる!
以上が「派遣社員」が「SMBCモビット」の借入申し込みをした場合、どんな条件化の下審査、在籍確認、借入契約手続きが進んでいくかを解説しました。
基本的に他の消費者金融と用意する書類や借入申し込み者の条件に違いはありません。雇用が派遣社員であったとしても、「安定した収入」「返済能力あり」と判断されれば審査通過は問題ないといえます。
ただし借り入れ手続きを組んだ後の返済方法や、「無利息期間」などのサービスがないので、借入を検討される場合は融資の速さよりも、自分にとって無理な返済を強いられていないかを重要視する方が賢い方法といえるでしょう。
派遣社員がプロミスを利用する?派遣社員でも借り入れの利用ができるって本当なのか!