派遣会社・派遣先へのクレームはどこに言えばいい?求人がこなくなるってホント!?

クレーム

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派遣の裏事情

クレームを言いたいんだけど、一体どこに言えばいいんだろう…。

クレームに関しては、派遣会社へのものと、派遣先へのもので申し立てる機関が異なります。

「派遣会社に対してクレームを言いたい!」「派遣先にクレームがある!」

派遣社員として働いていくにあたり、クレームはどうしても出てきてしまうものですよね。

派遣社員の場合は契約という立場上、何かと不利な状況に立たされてしまいがちなので、クレームなどを言う場所はしっかりと確保されていてほしいところです。

そこで今回は、
「派遣社員の派遣会社・派遣先へのクレームはどこに申し立てたらいいのか」
「クレームを入れたら求人が入らなくなるってホントなのか」
など、派遣社員のクレームについての疑問を徹底解説していきます。

派遣会社へのクレームは本社へ!

「派遣会社の担当者の態度がひどかった」
「派遣会社から求人が全く来なくなった」など。

派遣会社へのクレームを抱えている人は少なくないかもしれません。

そういうときは、まず本社に問い合わせしてみましょう。

担当者があなたのクレームを聞き、対応にあたってくれるかもしれません。

それでも改善が見られなかった場合については、記事の後半でまたご紹介しますね。

派遣先へのクレームは派遣会社の苦情処理担当者へ!

ナンバーワン-女性

「派遣先の労働条件が契約時と違う」
「派遣先の上司にパワハラ・セクハラを受けた」など。

派遣社員の中で派遣先へのクレームを抱いている人は、割と多いです…。

最初に触れたように、派遣社員は派遣先で何かと不利な立場になりがちです。

そのせいもあってパワハラ・セクハラ、いじめなども起こりがちになってしまいます。

また企業が派遣社員を雇うのは、正社員よりもコストがかからないためです。

そのため例えば労働条件などについても、蔑ろにされてしまいがちなのです。

クレームがあるときは「苦情処理担当者」に申し立てるようにしましょう。

苦情処理担当者は派遣社員の様々なクレームに対応してくれます。

苦情処理担当者は派遣会社、派遣先の両方に所属しているので、クレームの内容によってどちらの苦情処理担当者に言うべきなのか、自身で判断してみてください。

例をいくつか挙げておきます。

  • 派遣先でいじめを受けている
    →派遣先の苦情処理担当者へ
  • 派遣先でセクハラを受けた
    →派遣先の苦情処理担当者へ
  • 給料が支払われていない
    →派遣会社の苦情処理担当者へ
  • 契約内容と違う
    →派遣会社の苦情処理担当者へ

苦情処理担当者は、派遣として働く前に配布される「就業条件明示書」に名前などが書かれているので確認してみましょう。

それでも解決しなかったら?

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派遣会社・派遣先へクレームを申し立てたのに、一向に改善がされない!

それでは、ほかの機関に相談してみてください!

派遣会社の本社や苦情処理担当者に相談しても問題が解決されないことも、あるかもしれません。

その場合はどんな機関に相談したらいいのでしょうか。

4つの例を挙げてみました。

  1. 労働局
  2. 労働基準監督署
  3. 労働相談窓口
  4. 雇用均等室

①労働局

都道府県労働局とは、労働者からの相談や企業の不正告発などを請け負ったりしている機関です。

名前にある通り、各都道府県に置かれています。

②労働基準監督署

労働基準監督署とは労働所に所轄されている機関で、主に労働条件の確保や改善指導などをおこなっている機関です。

もちろん、クレームなどの申告、相談などの対応もしています。

③労働相談窓口

労働相談窓口は、労働局や労働基準監督署などに設置されています。

納得のいかない解雇や給与に関する問題のほかにも、パワハラ・セクハラ、いじめなどの相談にも乗ってくれます。

④雇用均等室

雇用均等室とは、男女雇用機会均等法や育児・介護休業法、パートタイム労働法などの相談を主に行う機関です。

相談内容に応じて解決援助をしてくれます。

クレームを入れたら求人が来なくなるってホント!?

「派遣会社・派遣先にクレームを入れたら求人を紹介されなくなるのでは?」という話をよく耳にします。

実際に「求人が来なくなった」という話も聞きますね。

派遣会社にはブラックリストがあって、クレームを言うとリストに載ってしまうという噂すら流れています。

ですがもともと、派遣会社・派遣先が派遣社員に対して不利益な対応をとることは以下の指針によって禁じられています。

第2 派遣元事業主が講ずべき措置
3 適切な苦情の処理

―――派遣労働者から苦情の申出を受けたことを理由として、当該派遣労働者に対して不利益な取扱いをしてはならないこと。

(引用元:派遣労務サポート 「派遣元指針 派遣元事業主が講ずべきに関する指針」

なので本来であれば、クレームを言ったことによって仕事がなくなるといったことはありません。

もしあったとしても違法となるので、それこそクレームとして申し立てていくべきです。

まとめ~派遣社員のクレームについて考える~

派遣-笑顔の女性

この記事では、主に派遣会社・派遣先に対するクレームをどこに申し立てるべきなのかについてご紹介してきました。

簡単に記事の内容をまとめますね。

クレームはどこに申し立てるの?

  • 派遣会社へのクレームは本社へ問い合わせ
  • 派遣先へのクレームは苦情処理担当者へ相談
    (苦情処理担当者は派遣会社・派遣先各々に設置されています)

それでも解決しなかった場合はここに相談

  • 労働局
  • 労働基準監督署
  • 労働相談窓口
  • 雇用均等室

クレームを言ったら求人が来ないってホント?

  • 「クレームを言ったら求人が来ない」ということは無い
  • あったとしたら違法なので申し立てよう

クレームは派遣会社または派遣先でよろしくない点がなければ生まれてくることはありません。

それは、そのクレームを受け入れることで「派遣会社・派遣先はよりよく改良できるかもしれない」ということを表しています。

クレームは派遣会社・派遣先にとって「受け入れるべき言葉」になりうるのです。

なので、クレーム内容を自分にだけ利益のあるものや、あまりにも無理のあるものにしてはいけません。

またクレームを言うにあたり一番大切なのは、感情的にならないことです。

感情的になってしまえば、派遣会社・派遣先側もムキになり、あなたのクレームを受け入れなくなってしまうでしょう。

クレームは受ける側としては、あまり気持ちのいいものではありません。

あなたのクレーム・意見をより反映してもらうためにも、相手側の気持ちを考えながら論理的に話すよう心掛けていきましょう!

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