派遣看護師として働く中で妊娠が発覚した!
妊娠はおめでたいことですが、
「派遣社員なのに育休を取ることができるのか?」
「収入がゼロになってしまったらどうしよう…」
などなど先が見えず不安に思ってしまうことがほとんどだと思います。
結論から言ってしまうと、派遣看護師でも育休を取得できる可能性は多いにあります!
この記事では、派遣看護師が育休を取得するための条件と注意点等を徹底解説していきます。
<今回の記事でわかること>
- 派遣看護師が育休を取得するための条件
- 育休取得にあたり注意すべき点
- 復職は可能なのか
- 万が一育休が取得できなかった場合
派遣看護師が育休を取得するための条件
派遣看護師として育休を取得するためには、以下の二点が条件となります。
- 派遣会社に12ヶ月以上在籍していること
- 子どもが1歳6ヶ月になるまで契約終了にならないこと
早速細かい条件を見ていきましょう。
派遣会社に12ヵ月以上在籍していること
まずは、同じ派遣会社に12ヶ月(1年)以上在籍しておく必要があります。
契約を結んで1年未満という場合は育休取得ができませんので注意しましょう。
また、12ヶ月という契約期間は、ずっと働いていないといけないという意味ではないです。
文字通り契約開始から12ヶ月が経っていれば良いので、その期間派遣として働いていないとしても、契約が結ばれてさえすれば大丈夫です。
子どもが1歳6ヶ月になるまで契約終了にならないこと
これは最も難しいポイントとなる条件です。
契約年数が決まっていたり、妊娠したことを伝えた上で理解を示してくれて契約を更新してくれるような派遣会社があれば別です。
しかし中には妊娠したと伝えた瞬間に嫌な顔をされ契約を更新してくれないような会社も存在します。
ここの条件さえクリアしてしまえば、もう育休は目の前です!
育休を取得するにあたって注意すべき点
育休取得に向けて注意すべき点は以下の4点です。
- まずは派遣会社と病院に連絡
- 有給が使える病院かどうかを確認する
- 育休取得までの業務に気を付ける
- 今後のスケジュールを伝える
まずは派遣会社と病院に報告
まず、妊娠が発覚したら色々と手続きが多いため、すぐに派遣会社と派遣先の病院に報告しましょう。
最初に報告するのは、直接の雇用主でもある派遣会社の方です。
派遣会社のスタッフから派遣先の病院に連絡がいくと思いますが、一応自分からも報告すいるべきです。
派遣会社と病院の対応には注意!
妊娠を伝えた際の派遣界会社と病院側の態度には要注意です!
やはり正社員ではない点、派遣社員が妊娠したとなると嫌な顔をされる可能性も考えられます。
派遣会社に登録する際に妊娠の予定がわかっていたり、妊娠希望があるという場合はその旨をあらかじめ伝えておくというのも手です。
有給が使える病院がどうかを確認する
続いて、有給が使える病院かどうかも確認しましょう。
妊娠中は予期せぬ出来事がたくさん起こり得ます。
勤務中に体調を悪くしてしまったり、子どもを産んで復職した際に子どもの世話で急に休まなければならないかもしれません。
そのような時のために有給が使えるよう、あらかじめ有給が支給される派遣先かどうかを調べておきましょう。
育休取得までの業務に気を付ける
育休に入るまで働きたい!という方は、妊娠中の仕事内容に気を付けましょう。
お腹の赤ちゃんに影響を与えないためにも、激務は厳禁です。
育休までは、安定した業務やあまり負荷のかからない業務を優先してさせてもらうようにしましょう。
病院内でも常に注意が必要
病院には、走り回る小さな子どもや廊下から急に飛び出してくる人など様々です。
常に事件が起こり得るので、周りには注意して業務に取り掛かる必要があります。
また、忙しい現場なので自分自身が焦ってしまったり転倒してしまったりしないように気を付けましょう。
座って出来る業務などを振ってもらうようにしてください。
今後のスケジュールを伝える
育休を取得する前と、取得後のスケジュール管理も重要です。
めんどくさがらずに、担当医と相談をしてスケジュール管理をしましょう。
具体的な出産日や、スケジュールが確認できたらそれを派遣会社と病院に伝える必要があります。
詳細を把握してもらうことで、その後の働き方を改善していくことができます。
復職はできるのか?
また、心配なのが育休後の復職です。
実際育休後に現場に戻ることは可能なのでしょうか?
以下の三つのポイントからみていきます。
【コロナ関連で復職が活発化している】
5の派遣関連で言えば国内の看護師等医療従事者のコロナの負担問題になってるから、今後、転職、復職含め活発になるかもと思ってます
— 愚公さん (@gukousantoushi) August 10, 2020
私の元職業は看護師です。 正直今のこの現状で医療現場に復帰というのもと思う反面、こういう時に元仲間が困っている元医療人のはしくれとして力になりたいという気持ちも強く持っています。 実際、離職した看護師が登録しておく日本看護協会のサイトからは毎日のように『離職中の看護師の方へ復職のお願い。今、医療現場は崩壊の危機に・・・』というようなメールが届いています。
(引用ページ:Yahoo知恵袋)
まずはコロナ禍ということもあり、復職できる可能性はかなり高くなっています。
最近では、正社員の看護師もコロナが原因で退職する方が急増してます。
よって派遣社員の復職も場合によっては歓迎されるでしょう。
【人手不足による復職率上昇】
看護師とWEBエンジニアは
働き方で似てる要素が多い印象。常に人手不足で
求人に溢れてる。スキルがあれば空白期間が
あっても復職可能。バイト、派遣、正社員など
雇用形態を自由に移動しやすい。大金は稼げないけど、
年収400万円から800万円は
射程圏内。女性一人でも生きていける。
— ともくん?新卒Core30➡︎物販自営業➡︎WEB業界?相互フォロー (@tomo_life_is_cp) September 20, 2019
看護師って、そこまで人手不足ですか? 都道府県によっては看護師でも就職難になりますか? もちろん、病院によるとは思いますが、経験者(病院関係で働いたことある)の方の意見が聞きたいです。
人手不足です。まともに有給を使えたことがありません。
よっぽど人格に問題がなければ、就職難はないと思いますよ。(引用ページ:Yahoo知恵袋)
看護師は、年中人手不足な、理由を教えて下さい。
資格が必要だから誰にでもできるわけじゃないということと、仕事が24時間なのでシフトが大変ということと、仕事内容が相当アブノーマルなので人を選ぶということじゃないでしょうか
給料も安くはないとはいえ、高くはありません
また医療費は決まってますので、人手不足なら給料をあげれば良いというやり方もできません(引用ページ:Yahoo知恵袋)
コロナにも通ずることですが、医療現場は常に人手不足です。
求人情報を探してみてもわかりますが、看護師の求人には「急募」の募集が非常に多いです。
派遣社員だとしても、優秀な人材であればその病院に復職できる可能性も多いにあります。
【看護師以外の職業に復職する方も】
前RT 看護師とかは、大手は復職プログラムをやってるよね。ハロワや派遣でエクセル関係を覚えてから事務に復帰とか。
まず短期から入って、子どもの成長に合わせて正社員まで慣れるとこも一般的な会社でも中小はある。
まだ少ないけどね。これから増えてくるよ。— 高水 (@takamizu_0) November 28, 2017
病院だったので、とても適切に復帰させて頂けたと思ってます。
後は常に相談出来る先輩や師長が居て下さったのが一番大きいです。今はずっと働きたかった老人系で派遣として自分の体と相談して、働いてます。
働ける時期に沢山働いて、キツイ時期には入れてません。
派遣は給料が良いので、結構稼ぎます。私は主人が居るので、こういう働き方出来ますが、適切な復帰プログラムを組んで頂けたから、今の私のキャリアがあったと思います。キャリアはどうしても、これからの為に必要だったので。
(引用ページ:Yahoo知恵袋)
また、復職といっても看護師に戻る方がほとんどとは限りません。
看護師以外にもすぐに利用できる派遣サービスがあるからです。
特に事務系の職業や、看護師の資格を活かしたデイケアなどに復職する方も多いです。
無理に看護師に復職しようとするのではなく、違う職業に目を向けてみるのも良いかもしれません。
【補足】派遣会社と病院との関係は良好に
育休取得や、育休後の復職を考えている方は派遣会社と病院と良い関係性を築き上げることにも努力しましょう。
特に病院の正社員の方々と仲良くしておくことは非常に重要です。
病院現場では人間関係が険悪な場合も考えられますので、周りとコミュニケーションをしっかりと取って気に入られるようにしましょう。
多少の融通が利いたり、復職の手助けになるかもしれません。
有給が取得できなかった場合
やはり、派遣社員ということで有給が取得できなかったとなるケースもあり得ます。
万が一産休や育休が取得できなかった場合、給付金を受け取ることができるかを確認しましょう。
受け取れる可能性のある給付金は以下の三種類です。
- 育児休業給付金
- 出産一時金
- 出産手当金
育児休業給付金
育児休業給付金では、以下の条件を満たすことによって取得できる可能性があります。
- 平均して月額15万円程度の場合、育児休業開始から6か月間の支給額は月額10万円程度、6か月経過後の支給額は月額7,5万円程度
- 平均して月額20万円程度の場合、育児休業開始から6か月間の支給額は月額13,4万円程度、6か月経過後の支給額は月額10万円程度
- 平均して月額30万円程度の場合、育児休業開始から6か月間の支給額は月額20,1万円程度、6か月経過後の支給額は月額15万円程度
(引用ページ:厚生労働省ホームページ)
出産一時金
出産一時金としては、社会保険の加入など条件を満たせば子ども一人につき約40万円を受け取ることができます。
出産手当金
出産手当金では、一日あたり以下の給付金を受け取ることができます。
1日当たりの金額
【支給開始日の以前12ヶ月間の各標準報酬月額を平均した額】(※)÷30日×(2/3)
(支給開始日とは、一番最初に出産手当金が支給された日のこと)
(引用ページ:全国健康保険協会ホームページ)
派遣会社が、育休の取得できない会社だった場合は、上記の給付金を検討してみても良いでしょう。。
条件を満たしているか事前に確認しておく必要があります。
育休取得のためにすぐに行動しよう!
派遣社員として育休を取得するためには妊娠が分かった瞬間行動するのみです。
手続きやスケジュール確認で忙しくなるので早め早めに相談していきましょう。
お腹の赤ちゃんのためにも過度な労働は禁物です。
適度に休憩しながら育休取得のために頑張りましょう!