常勤看護師が辛い…でも看護師の仕事は辞めたくない…
そんなあなたには是非、派遣看護師をオススメさせてください!
看護師資格を活かしたいけどどうすればいい?
派遣看護師として働きたいという方のために業務の実態と気になるメリット・デメリットを紹介していきます!
看護師はハードワークに加え、夜勤が続いたりと本当に大変な職業です。
しかし看護師になるためには看護学校に通い辛い思いをしながら、並ならぬ努力をしてきましたよね。
特に新卒の方やまだキャリアが若い方は、辞めたいけど今正社員を辞めてしまったら将来が不安…と思うのはもちろんのこと。
「やっとの思いで看護資格を取ったのに早々に諦めたくない!」
そういった方がほとんどだと思います。
そのような場合、思い切って病院を退職して派遣看護師としての道を進むことをオススメします!
<今回の記事でわかること>
- 派遣看護師という職業について
- 派遣看護師のメリットとデメリット
- 派遣看護師になるには
- 派遣で看護師をする際の注意点
派遣看護師とは?
派遣会社を通して医療機関に配属され看護師として働く人のことを、派遣看護師と呼びます。
派遣看護師は病院側と雇用契約を結ぶのではなく、派遣会社が直接の雇用主となります。
2015年までは、派遣看護師という職業は禁止されていました。
現在では、以下の条件の場合のみ派遣看護師として働くことができます。
- 紹介予定派遣の場合
- 産休・育休代替として働く場合
- 病院以外の場所に派遣される場合
紹介予定派遣とは
紹介予定派遣とは一体どういう意味なのでしょうか?
労働者派遣の内、派遣先企業での直接雇用を前提とする形態。
一定期間派遣社員として勤務し、期間内に派遣先企業と派遣社員が合意すれば、派遣先企業で直接雇用される。ただし必ずしも正社員になれるとは限らない。前提になっているのはあくまで「直接雇用」なので、契約社員やアルバイトも含まれる。派遣事業者は労働者派遣事業と職業紹介事業の双方の許可が必要。派遣期間は6ヶ月以内。
(引用ページ:Wikipedia-紹介予定派遣)
上記のように定義付けられています。
前提として、派遣先の病院と直接雇用をするという条件で病院に派遣されるなら問題ないということです。
しかし直接雇用には病院側と本人の双方の同意が必要なので、必ずしもその病院と契約する必要はありません。
トラブルが発生したら派遣先を変更できるのも派遣看護師の魅力です。
産休・育休の代替派遣
もともと常勤看護師として働いていた看護師が産休や育休を利用した際、代わりとして派遣で働くこともできます。
看護師は女性が多い職業なので、産休・育休を取得する方も自ずと多いですよね。
よって産休育休代替派遣としての求人数は比較的多い傾向にあります。
また、派遣看護師でも妊娠した場合、条件次第では産休・育休取得ができます!
詳しくは以下の記事を参照してみてください。
参考記事:「派遣看護師でも育休取得はできるの?申請時の確認事項と注意すべき点を徹底解説」
病院以外の場所に派遣される場合
また、介護施設やデイサービスに派遣される場合も問題ありません。
実際派遣看護師の求人には介護職が比較的多く掲載されています。
派遣看護師のメリットとデメリット
派遣看護師のメリット
派遣看護師として働くことのメリットは以下の通りです。
- 自分の都合を優先できて働きやすい
- 人間関係に悩まずに済む
- 高時給で働くことができる
- サービス残業・勉強会などがない
SNSやネットに寄せられる口コミと共に派遣看護師のメリットをみていきましょう。
自分の都合を優先できて働きやすい
ママさんナースなど、看護師の仕事はしたいけど、病院のようにハードで残業の多い仕事は働きづらい方でも、デイサービス派遣なら無理なく仕事ができますね(*^_^*)家庭を優先させたいママさんナースなどには、オススメのお仕事ですよd(^_^o)
— 看護師ユーコ (@yuko19800408) February 7, 2019
看護師の1日単発バイト、やったことありますか??
この前、派遣会社に登録してみたんだけど結構いろんな仕事を紹介してくれるのね…!
子育て中でも、半日旦那に子供見てもらったりして、働きに出ることができるよ?
こういうとき、看護師の資格あって良かったなぁと思う?
— もちゆきナース (@yuki140041) April 20, 2020
まず最初のメリットは、派遣看護師の場合シフトやスケジュールが自由に組めるという点です。
これは忙しい看護師にはありがたいですよね。
自分でスケジュール調整ができるのは嬉しい!
直接雇用主は派遣会社なので病院側に強制させられることはありません
子育てが一段落したからまた看護師として復帰したい!
ママさん世代の方も派遣看護師で大活躍していますよ!
人間関係に悩まずに済む
今日のお仕事は
利用者さんとの花見の同行 。
( 午前と午後の2回 )綺麗ですね〜って
お話してたら 1日終わった ☺️看護師派遣 最高過ぎる
— m o m o k o ♡ (@_mmc___) March 31, 2020
看護師の派遣は良いらしいね。
— タカハシ ケンイチ?? (@takaken2020) September 8, 2020
派遣看護師は即戦力求められるから、大変なこともあるけれど、自分の働き方にはすごく合う
決められた期間割り切って契約する
スキルに応じて単価交渉up人間関係で疲れてしまった、ボーナスいらないからほぼ定時で帰りたい
などある程度成人看護できる看護師なら、すごくおすすめする_(:3 」∠)_
— あめ (@ico2828) March 12, 2020
次のメリットは、人間関係についての悩み事がなくなることです。
看護師はほとんどの場合女社会なので、人間関係でトラブルが起こることが多いですよね。
職場の人間関係がどろどろでストレスが溜まりまくっている…という方がほとんどだと思います。
しかし派遣看護師なら、毎日出社する必要もないですし、嫌な職場環境だったら勤務先を変更することができます。
高時給で働くことができる
某大手派遣会社社員の友人が有名企業の派遣オススメしてくれた…。土日祝完全休みで副業OK、時給1500円。夜勤なしで社保差し引いて手取り20万前後。ボーナスなくてもQOL高すぎてほんと看護師やめたい。こういう派遣は若い時にしかチャンスがないからね。看護師はBBAになってからでも働き先あるんだよな
— つみき@社会人5年目 (@tamagoppp25) December 22, 2019
私が派遣看護師をおすすめする1番の理由はやってみたらハマる分野があるかもしれないってところ。( ^ω^ )
学生時代の小児科実習はハマらなくても、保育園看護師はとても楽しいし、そこから、ツアーナースや、放課後デイサービスにも関心が広がり、児童精神にも興味が広がる。
可能性は無限大。凄い。
— まほ@精神×美容×お出掛けナース? (@sadbadaa) October 28, 2019
いや、これは無理かも
って思ったら逃げていい転職
副業
派遣看護師なら、なんだってどうやったって生きていける
イヤなのに無理なのに、自分を騙してつづている方が現実から逃げていることになる#現実が苦しい看護師へ
— スマナ?40代女性が1年で100万円増やすコツ (@smilenurse2025) November 24, 2019
派遣看護師の時給は意外と高めです。
一般のパートやアルバイトとして働く場合は、時給が低めに設定されていますが、派遣看護師は看護師資格プラスアルファで即戦力が求められる人材が集められています。
それにともなって時給も相場1800円から2500円と非常に高く設定されています。
サービス残業・勉強会などがない
看護師にはつきものの、休日の勉強会や夜遅くまでの残業…。
そのような面倒な業務が派遣看護師にはありません!
派遣会社から派遣されているため、雇用契約の内容は派遣会社に沿ったものになります。
病院側から参加を強要されそうになっても断ることができるので安心してください。
派遣看護師のデメリット
一方で派遣看護師として働く上でのデメリットは以下の三点です
- 給料面での不安&ボーナスがない
- 常勤看護師の態度が悪い
- 希望の施設に行けない
給料面での不満&ボーナスがない
【体験談】
派遣スタッフが派遣先に出勤しましたが、吐き気にため従事できそうもない状況に陥りました。
8:30に私に電話連絡が入り、急きょ代役を依頼され出勤しました。
後日、派遣スタッフと話をしたところ、9:30(私が到着するまで)まで仕事したが、賃金の支払はなかった、交通費の支給もなかった、と呟いていました。(引用ページ:Yahoo知恵袋-派遣看護師-メリット)
派遣先の会社はちゃんとしたところでなかったら、賃金未払いや交通費が支給されないというトラブルがよく起きるようです。
このようなトラブルの発生を防ぐには、派遣会社選びを徹底する必要があります。
常勤看護師の態度が悪い
えーなんか派遣の採血看護師無理~すげぇバカにした態度とってくんじゃん何様だよwてかおっそい。使えないから今度からお断りしてほしい。
— りちや (@ryycha25) April 16, 2019
派遣で看護師やってる親友と久しぶりに電話
夜勤あるし職場の人と考え方合わず、心身ともに限界だから、もうやめたい、でも職場の人に考え直せと言われる、と泣きながら話してきた
私もだったけど、やっぱり、日本人って真面目すぎるところがある
明日が難しいなら1年後に後悔のない生き方をしよう
— Konatsu@外資系Webコンサルタント (@natfreelife) September 2, 2018
派遣看護師だから、と常勤看護師から冷たくされるという声も多くありました。
夜勤や残業はなし、休日しっかり休めるという派遣看護師に八つ当たりしてしまう看護師もいるみたいです。
あまりにもひどいいじめや嫌がらせにあった場合は派遣会社に連絡をして派遣先を変更してもらうことができます。
希望の施設に行けない
派遣先の仕事つらー?
わたしに施設看護師は無理?
もう辞めたいw— リリー? (@harupeg) October 19, 2018
派遣会社が取り扱っている派遣先が希望通りにならない場合もあります。
看護師として病院で働きたいのに、介護施設にしか行けなかったということもあるので、派遣会社に登録する際は希望の業種をあらかじめ伝えておきましょう。
派遣看護師になるには
派遣看護師になるにはまず、派遣会社に登録するところから始めましょう。
派遣会社によって、求人内容や待遇などが変わってくるのでしっかり下調べをして派遣会社を選ぶようにしましょう。
派遣看護師までのステップ
派遣看護師として実際に働き始めるまでのステップは以下の通りです。
- 派遣会社を探す
- 派遣会社に登録をする(面接)
- 希望条件のもと求人を紹介してもらう
- 派遣先の施設で顔合わせ後就業開始
派遣会社を探す
まずは登録する派遣会社を探しましょう。
ネットで口コミ評価などを参考に評判の良い派遣会社を見つけましょう。
派遣会社に登録をする(面接)
派遣会社が見つかったら登録のために派遣会社に向かうことがほとんどです。
登録の際は、履歴書等を持参しておくとスムーズに進みます。
希望条件のもと求人を紹介してもらう
派遣会社で面接を行う際に、コーディネーターと呼ばれる営業担当の方から求人の紹介があります。
その際は、自分の希望条件を伝えてより良い求人を紹介してもらいましょう。
派遣先の施設で顔合わせ後就業開始
派遣会社に登録が済んだら、いよいよ派遣先の施設で顔合わせと軽い面談があります。
この際、施設内や職員の雰囲気をつかめる絶好の機会なので、なるべく隅々まで確認するようにしましょう。
また、派遣会社と勤め先の間に乖離が生じていないかどうか、今一度詳細を確認しましょう!
聞いていた話と違う!なんてことにならないように気を付けてくださいね。
派遣看護師になる際の注意点
派遣看護師になる際の注意点は、以下の三点に注意しましょう。
- 違法の求人に気を付ける
- 派遣会社との契約内容を隅々まで確認する
- 事前の顔合わせでしっかりとすり合わせをする
違法の求人に気を付ける
まず第一に違法の求人には気を付けてください。
前述した通り、看護師を医療現場に派遣することは法律上禁止されています。
しかし中には、平気で違法の求人を掲載しているサイトもあるので要注意です。
違法の求人のもとで働くなんて嫌ですよね。
紹介予定派遣、育休代替派遣以外は基本違法となりますので応募することのないようにしてください。
派遣会社の契約内容を隅々まで確認する
前にもあったように、派遣会社との間に間違いや誤解が生じないよう契約内容はしっかりと確認するようにしましょう。
時給や、勤務時間等基本的なことはあらかじめすり合わせしておくと良いです。
特に派遣看護師の直接雇用主は登録先の派遣会社になるので、残業の有無も派遣会社との確認になります。
せっかく派遣看護師となったからには、残業なんかしたくないですよね。
派遣社員の強みは、病院側に強制させられることなく勤務時間を決めれることなので、念入りに相談するようにしましょう!
事前の顔合わせですり合わせをする
看護師として現場に派遣される前に、病院での事前面談があります。
派遣先で履歴書有の面接をすることは労働法で禁止されているので、軽い面談と院内の雰囲気を見るような機会です。
実際に働き始める場所なので、気になる箇所は全部常勤の方に質問するようにしましょう。
先ほどのデメリットにも出てきましたが、派遣看護師だからと嫌な顔をされないためにも、事前の顔合わせでは明るく素直な第一印象を持ってもらえるように努めてください!
派遣看護師になって充実した私生活を送る!
正社員という肩書きにとらわれていたとしても、派遣看護師というプライベートを優先できる働き方もあります!
常に自分の健康を第一優先に、私生活も充実させることができる派遣看護師の道もオススメです。