派遣社員なら取るべき!コスパの良い資格10選!

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お役立ちコラム

派遣社員は正規雇用に比べて雇用が不安定です。
よって、常に先のことを見据えていなければなりません。

自分の希望に合った働き方をするためにも、資格は大きな武器になります。
資格によって、時給が大きく変わることもあります。

本記事では、派遣社員が取得しておくべき、おすすめの資格を紹介します。
特に、派遣社員にとって有効な資格をピックアップしました。

資格取得には時間も費用もかかります。

しかし、一度取得してしまえば高時給も期待できるので十分取り戻すことができます。

資格取得に際して本記事がお役に立てれば幸いです。

また、独断をもって難易度も記載しておきます。(5段階で星が多いほど高難易度)

ぜひ、参考になさってください。

この記事を書いた人

ユイカズトシ様

ユイ カズトシ

1988年8月生まれ。エンジニア。時々Webライター。
オリックスを応援することが生きがい。
休みの日は草野球とラーメン屋巡り。
「コスパよく生きる」をテーマに日々活動中。

派遣社員が取るべき資格①TOEIC

難易度★★★★(TOEIC600点)
受験料6,490円(税込)

「TOEIC」とは、「Test Of English for International Communication」の略称です。
オフィスや日常生活における英語コミュニケーション能力を測定するためのテストです。

TOEICはいくつか種類があります。

その中でも一般的なのが「TOEIC Listening & Reading」です。

英語力をリスニングとリーディングの2つのセクションに分けてスコアで評価します。

それぞれのセクションで5点刻みの5〜495点で評価、合計10〜990点で評価されます。

最近では通常業務で英語を使わない業種でも、TOEICのスコアを採用基準にしている企業が多くなってきました。

翻訳などの英文事務や英語の読み書き、電話対応など英語を使う業務は幅広くあります。

海外の取引先と電話やメールで英語のやりとりができると、採用に有利になってきます。

派遣の仕事で有利になるスコアは600点以上となります。
600点以上だと、貿易関連の書類作成に関する英文事務や貿易事務の仕事ができます。

700点以上だと、日常のコミュニケーションに支障がないレベルとして、企業では評価基準となっているところもあります。

翻訳やオフィスワークなどの英文事務では、英語の読み書きから電話応対のようなコミュニケーションまで、幅広い業務を英語で行います。また、グローバル企業や貿易事務のように海外とやりとりをするような業務でも、TOEICのスコアを役立てることができます。

派遣社員が取るべき資格②MOS

難易度★★(Excelスペシャリスト)
受験料10,780円(税込)

MOSとは「Microsoft Office Specialist」の略称で、PCスキルを証明するための資格です。

MicrosoftのOAソフトであるWord、Excel、PowerPoint、Access、Outlookが対象です。

その中でも特に人気があるのは、WordとExcelの2種類です。

事務系の仕事はもちろん、どの業務においてもパソコンを使用する場合には必ず使用するソフトになります。

ExcelとWordのソフトについては、スペシャリストレベル(一般)とエキスパートレベル(上級)の2つのレベルがあります。

まずはスペシャリストレベルを取得しておけば、就職時には問題ないでしょう。

未経験で事務職を希望する場合には、基本的なパソコンスキルを証明できるので、取得しておいて損のない資格です。

MOSの試験科目

(引用元ページ:MOS-試験概要

派遣社員が取るべき資格③ITパスポート

難易度★★★
受験料5,700円(税込)

ITパスポートとは、独立行政法人のIPAが実施している資格試験です。

情報処理技術者試験の中でも、比較的合格しやすい資格です。

IPAによると、「情報処理の促進に関する法律」に基づく国家試験であり、

「ITを利活用するすべての社会人・学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる」とあります。

試験はCBT方式というPCを利用してテストが行なわれます。

受験資格は特になく、誰でも申し込めば受験することができます。

合格率も70%前後と難易度の低い国家試験であるため、IT業界を目指す人にとっては必須の資格となっています。

国家資格を履歴書に記載することができるので、就職には有利な資格です。

事務職からエンジニアにステップアップするのにおすすめの資格です。

派遣社員が取るべき資格④CCNA

難易度★★★★
受験料33,600円 (税別)

インフラエンジニア向けの資格で、ネットワークに関する知見を問われます。

資格としての有効性は十分ですが、エンジニアが取る資格なので難易度は高めです。

エンジニア初学者が2~3カ月程度、学んで取得する資格です。

合格率は公表されていません。私の肌感覚だと60~70%位の合格率です。

合格点は1000点満点中850点から930点位。(正答率は70%~80%位です)
*CCNAの運営母体(シスコシステムズ)が合格点や合格率を公表していません。

そのため「位」というあいまいな表現になってしまいます。

取得難易度はかなり高めです。
加えて、また、受験料が33,600円 (税別)と高額です。

しかし、高い難易度の資格だからこそ有効性は十分です。

具体的にはCCNAを取得しておくことで派遣社員として時給2000円以上の案件を見つけることは容易です。事務職としてではなく“エンジニア”として就業できるためです。

派遣社員が取るべき資格⑤LPIC-1

難易度★★★★★
受験料30,000円 (税別)

(受験料:101・102試験の受験料がそれぞれ15,000円)

サーバに関する知見を問われる資格です。

Linux技術者としてのスキルを証明するIT資格です。

CCNAと同じくインフラエンジニア向けの資格です。

LPICはインフラエンジニアの中でもサーバに関する資格です。

正式名称は「Linux技術者認定試験(Linux Professional Institute Certification)」と言い、「エルピック」と発音します。

LPICには「LPIC-1」「LPIC-2」「LPIC-3」の3種類あります。(右に行くほど高難度)。

ここでは初学者向けの「LPIC-1」に付いて解説します。

LPIC-1に合格するには101試験と102試験の二つに5年以内に合格する必要があります。

LPICの難しいところはコマンドをたくさん覚える必要がある点です。

例えば以下のようなコマンドを大量におぼえなければなりません。

  • less …テキストファイルを開く
  • lsattr…ファイルの属性を表示する
  • grep …文字列が含まれている行を表示

これもCCNAと同様にエンジニア向けの資格なので難易度は高めです。
LPICを取得していればエンジニアとして就業できるので時給2000円も可能になります。

また、ネットワークエンジニアよりサーバエンジニアのほうが高収入であるケースが多いです。

よって、CCNAかLPICどちらかを迷っている方にはLPICをおすすめします。

派遣社員が取るべき資格⑥貿易実務検定

難易度★★(C級)
受験料5,700円 (税別)

貿易取引に関する実務や書類作成など、貿易業務の知識や能力を客観的に評価する試験が「貿易実務検定」です。

この資格を取得すると、貿易に関する取引の流れや法律を学習することができます。

試験は難易度の低い順にC級、B級、A級の3種類があります。

C級は、定型的な貿易業務を行なえる実務能力や知識を証明できるレベルです。

B級は英検2級程度の英語力が必要となり、出題範囲も広がり難易度が上がります。

貿易実務において、B級は経験者中堅層レベル、A級は判断業務ができるレベルの能力があることが証明されます。

未経験で貿易事務の希望する場合は、まずはC級の資格を目指しましょう。

貿易事務の仕事で経験を積み重ねてから、B級、A級と受験するのがおすすめです。

派遣社員が取るべき資格⑦日商簿記検定

難易度★★(3級)
受験料2,850円(税込)

取得したい資格ランキングでも毎回上位に入る「日商簿記検定」。

商工会議所が実施する、経理や財務の業務に活かすことができる簿記に関する技能検定です。

受験条件に学歴や年齢などは問われず、どの級からでも受けることができます。

そのため、多くの企業で資格取得が奨励されている人気の検定になります。

1〜3級まであり、一般事務や営業事務では簿記3級を取得していると評価対象になります。

2級及び1級を取得していると、経理や人事、財務、税務の仕事が未経験でも応募可能の場合もあります。

また、2級以上になると高時給も期待できるほか、幅広く仕事を探すことができます。

派遣会社で扱っている業種で、事務に次いで多いのが経理の仕事になります。

簿記取得を条件としない企業もありますが、職場見学や面談時のアピールポイントになりますのでおすすめです。

派遣社員が取るべき資格⑧ファイナンシャルプランナー

難易度★★(3級)
受験料6.000円 (税込)

ファイナンシャルプランナー(FP)の資格は、国家資格以外にも民間資格もあります。

一般的なのが、特定非営利活動法人日本ファイナンシャルプランナーズ協会と一般社団法人金融財政事情研究会が実施している国家資格「FP技能士」です。

FP技能士は3級から1級まであり、1級は一番難易度が高い資格となっています。

節約や税金、住宅ローン、老後、相続といったとお金にまつわる様々な場面でプランニングやアドバイスをすることができます。

仕事だけでなく、自分の生活にも活かせる資格として老若男女問わず人気の資格です。

FP技能士の資格が活かせる職種として、銀行や保険、証券などの金融業界が代表的です。

他にも、住宅メーカーや物件仲介業などの不動産業界でもFP技能士の資格を活かすことができます。

派遣社員が取るべき資格⑨基本情報技術者

難易度★★★★★
受験料5,700円 (税込)

エンジニアとしての基礎教養が問われる国家資格です。

この試験の難しい点は試験範囲がとても広いことです。

基礎理論やプログラミング、データベース、プロジェクトマネジメント等、このような分類が23個あります。

よって、学習を広く浅くしなければなりません。

基本情報技術者を取得しておくと開発現場では特に重宝されます。

また、国家資格なので一度資格取得すると一生涯履歴書に書くことができます。

派遣社員が取るべき資格⑩宅地建物取引士

難易度★★★★★
受験料7,000円 (税込)

宅地建物取引士という資格名に馴染みのない人でも、「宅建」や「宅建士」は聞いたことがあるかもしれません。

宅建士資格は国家資格となり、簡単な試験ではありませんが、他の法律系国家資格と比較すると難易度は低めとなっています。

不動産業界はもちろん、金融業界や建築業界でも重宝されるのが宅建士の資格です。

実際はその業界に入ってから宅建士を目指すという人が多いです。

というのも、宅建士にしかできない業務があるからです。

  1. 契約締結前の重要事項の説明
  2. 重要事項説明書面への記名押印
  3. 契約内容書面への記名押印

この3つの業務については宅建士でなければ行なうことはできません。

不動産に関する知識を持てるということで、仕事だけでなくプライベートで不動産売買をする人にも人気の資格です。

派遣社員が資格を取得するメリットは?

派遣-女性,はてな,高松市

派遣社員が企業から求められることは2つあります。

1つは、人材不足による人員補充。

もう1つは、高いスキルを持った即戦力のある人材の確保です。

派遣社員は、業種未経験でもチャレンジすることができますが、あくまでそれは人員補充でしかありません。

重要なのは、即戦力として求められた業務を確実にこなすことができる能力を持つことです。

その能力を証明できるのが、資格です。

パソコン操作ができる、英語の読み書きができると言っても、証明するものがなければアピールすることはできません。

MOS取得やTOEIC600点といったような資格を履歴書で明示できれば、スキルを相手に伝えることができます。

企業や業種の中には、資格取得を前提とした採用も少なからずあります。

そのようなところは、他のところと比較すると高時給を期待することができます。

また、派遣会社から紹介される企業の幅も広がり、自分の希望に合った企業の紹介を受けることも可能になります。

自分のキャリアやステップアップを考えているならば、資格取得を積極的に検討してみましょう。

資格取得と並行して実務経験も積みましょう

派遣-女性派遣社員がガッツポーズをしている

資格を取得した、希望の派遣先に就職できた、と安心してはいけません。

資格は、持っているだけでは何の効力にもならないからです。

実務経験を積み重ねる中にこそ、資格をより活かすことができます。

やみくもに資格をたくさん取得しても、実務に活かせないのであれば意味のないことです。

取得した資格を活かせるように実務経験を積んでいきましょう。

そうすればおのずと市場価値の高い人になれることでしょう。

まとめ~派遣社員の方には資格取得をおすすめします~

「派遣社員なら取るべき!コスパの良い資格10選!」をご紹介しました。
お役に立つ記事はございましたでしょうか?

現在派遣社員として働いている人には、資格取得を目指すことをおすすめします。

資格試験の勉強は容易ではないかもしれません。

仕事や家事をしながら、勉強時間を確保しなければならないこともあるでしょう。

しかし、資格を持っていれば仕事を選ばれる立場から選ぶ立場になることができます。

高時給も期待することができ、ワークライフバランスを保つこともできます。

そのために、本記事が参考になりましたら幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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