「大学中退したらその後どうなるんだろう…」
「大学中退したら人生終了ってマジ…?」
などなど、大学中退を検討している方のなかには、こうお思いの方もいますよね。
中退したら就職で不利に働かないか、正社員にはなれないかなど、つい不安に感じてしまいますよね。
ですが大学を中退しても、そこで人生終了…なんてことはありません。
なかには中退してからそのままフリーターになったケースもありますが、正社員になったケースだってあります。
では大学中退者のその後はどうなるのか、具体的なケースごとで詳しく解説していきます。
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大学中退者のその後の進路6パターンを紹介
大学を中退した場合、その後の進路は大きく6パターンに分かれます。
■大学中退者のその後の進路6パターン
- フリーター・ニートになる
- 就職する
- 公務員試験を受ける
- 今の大学に再入学する
- 他の大学に進学する
- 資格取得勉強に励む
①フリーター・ニートになる
中退してから定職につかずフリーターとしてアルバイトをしたり、職業訓練やアルバイトなどもせずニートとして生きる人が多いです。
正社員就職への意欲がなかったり、やりたいことや生きがいを見つけられない人に多い傾向があります。
②就職する
大学を中退して一足早く就職する方もいます。
経済的な理由で早く就職したいと考えている人、大卒でなくてもやりたいこと実現できる人に見られる傾向があります。
③公務員試験を受ける
一般企業への就職ではなく、公務員試験を受験して公務員として働きたいと考える人もいます。
公務員試験の場合は学歴が受験要件に入らないため、大卒でなくても公務員を目指せます。
高卒者でも大卒程度の公務員試験を受けられるため、難易度や学力などを考慮したうえで検討してみてください。
④今の大学に再入学する
経済的な理由はちゃんとしたやむを得ない事情がある場合、大学を中退して再入学するケースもあります。
この世にやむを得ない事情で中退せざるを得ない場合、再入学制度を活用するのがおすすめ。
退学してから2年~4年以内と期間設定がありますが、今一度検討してみてください。
ただし大学によっては再入学制度を取り入れてないため、導入しているかの確認が必要です。
再入学制度を活用すれば、中退時に取っていた単位をそのまま持ち越しできますよ。
⑤他の大学に進学する
中退してから、今通っている大学ではなく他大に進学するのも手です。
他の大学でやりたいことが見つかった人に対して、よく見られるケースですね。
⑥資格取得勉強に励む
就きたい仕事が見つかって、そこで必須の資格があるときに多い選択です。
中退してからの時間を活用し、資格取得に全力を注ぎたい人からすれば有効な活用の仕方ですね。
大学を中退するメリット4つ
大学を中退するとなると、どうしてもデメリット面が気になところ。
ですが中退することでのメリットもあります。具体的には以下の通りです。
■大学を中退するメリット
- 中退後の学費がかからない
- 大卒者より早く社会人経験を積める
- 空いた時間を有効活用できる
- 環境をリセットできる
①中退後の学費がかからない
大学を中退してからは学費がかからないため、経済的な負担を抑えられます。
また学費だけでなく奨学金を借りている場合でも、返済リスクを抑えられます。
②大卒者より早く社会人経験を積める
大学卒業前に中退していち早く就職できれば、そのぶん早く社会人経験を積めます。
同期より早く就職できれば習熟度は相対的に高くなり、社会人としての差を付けられますね。
③空いた時間を有効活用できる
中退すればそのぶん時間が空くため、使い方によってはありったけの時間を有効に活用できます。
大学の講義・レポートなどに使っていた時間が一気に自由になり、資格勉強や社会活動への参加の時間などに充てられますね。
④環境をリセットできる
大学を中退すれば人間関係や環境がすべてリセットされ、溜め込んでいたストレスから一気に開放されます。
人間関係のしがらみがあったり、講義内容が退屈に感じているのであれば強くメリットを感じることでしょう。
大学を中退するデメリット4つ
対して、大学を中退それはこんなデメリットがあります。
■大学を中退するメリット
- 選考で不利に進むおそれがある
- 就職しても待遇差が出ることも
- 最終学歴は「高卒」になる
- 奨学金返済で苦労するケースもある
①選考で不利に進むおそれがある
大学を中退した人は、企業の採用担当者からすると「途中で物事を投げ出す人」と高確率で見られやすいです。
多くの志望者は大卒者(見込み)にあたるため、どうしても低く見られやすくなります。
なぜ大学を中退したのか、採用担当者にとって納得のいく理由を言えなければ、選考では高確率で落とされることでしょう。
大学中退者は選考が不利に進み、就職先がなかなか決まらないループに陥りやすいです。
②就職しても待遇差が出ることも
大学を中退してから無事就職できたとしても、その後の待遇で差が出てきやすいです。
項目 | 男性の月給 | 女性の月給 |
---|---|---|
大卒者・大学院卒者 | 39万円ほど | 28万円ほど |
大学中退者 | 28万円ほど | 20万円ほど |
中退することで差が出てしまい、8万円~10万円くらいの差が出てしまうんです。
③最終学歴は「高卒」になる
中退すれば大学を卒業できていないことになり、最終学歴は「高卒」になってしまいます。
最終学歴は就職・転職でも響くため、応募できる求人は限られやすくなってしまいます。
現に企業のなかには「最終学歴:大卒」とするケースが散見されるため、そうした求人には応募する資格さえも与えられません。
④奨学金返済で苦労するケースもある
大学に入る際に奨学金を借りていた場合は、大学を中退してから手続きを終えて7ヶ月後より返済を進めていきます。
ですが先ほどから触れたとおり、大学を中退すると就職が難しくなります。
返済が始まるのに就職ができなければ、アルバイトでの収入でなんとかして返済していかないといけなくなりません…。
大学中退したいけど後悔のない選択をするには?
ここまで大学中退のその後について解説しましたが、なかには「どんな形であれ後悔はしたくない」とお思いの人もいますよね。
では大学を中退したいけど後悔のない選択をするにはどうすれば良いのか、詳しく解説していきます。
①まずは大学に相談してみる
今通っている大学の学生支援センター・キャリアセンターなどに、大学中退について相談してみましょう。
何人もの学生に就職に関するアドバイスをしていますから、そこで得られた助言・情報をもとに、中退するか判断するのが得策です。
ひょっとすれば中退せずとも解決できる問題かもしれませんし、すぐ中退したほうがいいとの結論になるかもしれません。
最近ではZoomを使ってのオンライン面談もできるため、うまく使いこなしてみてくださいね。
②親の理解を得る
大学だけでなく、親にも相談をしてみましょう。
大学中退に関して親が理解者になってもらえれば、何かつらいことやトラブルに遭っても支えてくれることでしょう。
また中退理由や中退後の進路などをきちんと説明ができれば、親も心から応援してくれてサポートしてくれるかもしれません。
相談するときは、大学側の意見もあわせて伝えるのが良いですね。
③休学を検討する
中退まではせずとも、一旦休学をしてみるのも手です。
大学側に休学意思を伝えれば、申請書を出して学長の許可をもらうことで休学期間(最長4年)に入れます。
ですが休学をしても学費の1割近くの支払いが必要ですし、奨学金で借りている場合は振込停止の手続きが必要。
以上の点も踏まえ、休学に関しては親への相談も忘れないでくださいね。
■大学に休学願を出す流れ
- 休学での必要書類を各学部窓口で受けとる
- 申請者本人と保証人による記名・押印
- 担当教員との面談・休学願の提出
- 奨学金の振込停止手続き
- 休学関連の手続きの完了・休学開始
大学中退者はどうやって就活を進めればいいの?
大学を中退した場合、就活を進める方法は限られてきます。
就活を進めたい場合は、まず下記の方法を試してみてください。
ハローワーク(公共職業安定所)を使う
ハローワーク(公共職業安定所)といって、厚生労働省が全国500箇所以上に設置する職業紹介の機関があります。
大学中退しても無料で利用できますし、掲載している求人の多くが35歳までを対象しており若者向け。
また書類選考・面接などの就職サポートも受けられるため、就活に対して不安な方でも安心して利用できます。
ただしハローワークの求人にはブラック企業も含まれているため、求人の質の面では注意が必要です。
就職支援サービスを使う
就職支援サービスといって、就職サポートを受けられる民間のサービスがあります。
20代のフリーターやニート、既卒者、第二新卒者をターゲットとしており、スキルや経歴よりも人間性を重視する企業の求人が中心です。
また面接日程の調整や求人提案もしてくれるため、就活において頼もしい存在ともいえます。
なお数ある就職支援サービスのなかで、今一番オススメしたいのがハタラクティブ。
大学中退者の利用も多く、高卒者の利用は全体の30%近くを占めています。
また未経験からの正社員就職も可能で、内定率が80.4%と高いのも魅力です。
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まとめ~大学中退したいならその後の将来をよく考えよう~
今回は大学中退者のその後について、詳しく解説してきました。
序盤から触れてきた通り、進路パターンとして多いのは以下の6つです。
■大学中退者のその後の進路6パターン
- フリーター・ニートになる
- 就職する
- 公務員試験を受ける
- 今の大学に再入学する
- 他の大学に進学する
- 資格取得勉強に励む
どの道を選ぶのも自由ですが、大学中退を選ぶメリット・デメリット、後悔のない選択をするにあたってのポイントも押さえ、冷静に検討してくださいね。