「派遣」という働き方、正直言って不安なんだけど…。
今回は「派遣」に関する皆さんの不安を徹底解消していきます!
初めて派遣社員として働かれる人なら、一つや2つの不安や心配事、ありますよね?
例えば、ブランクはあるけれど働きたい、時間の融通が効く長期休暇に短期でのアルバイト経験を積んでキャリアアップを狙いたい人などのことです。
また、実際に派遣会社での登録を真剣に考えている人も、この記事を読めば考え方が変わり今後役に立つのではないでしょうか。
今回は、いくつかのテーマに合わせてそれぞれの事例、対処、自分の意見も含めて述べていきたいと思います。
初めての派遣社員、その雇用形態は?
雇用形態は、労働契約に期間の定めがあり、ほぼ正社員に近い働き方といえます。
理由は、非正規社員の中でも専門性が重視され、かつ勤務時間がシフト制ではなくフルタイム制のためです。
また、「登録型派遣」、「紹介予定派遣」、「常用雇用型派遣」の3種類に分別できます。
派遣社員を勧める理由として、まず自由に雇用時間を選べることです。
契約社員と同じく、人材不要になったならばいつでも派遣契約を終了することができます。
本格的な実務知識を身につけられる上に、会社の業績次第でいつでも辞められるという機転の良さは大きいと思います。
また、人材育成のための面倒な費用が一切かからないため、気軽に誰でも応募しやすいのではないでしょうか?
そもそもの不安や疑問が多い要素は?
では、さまざまな不安の声として特に多かったものをいくつか紹介したいと思います。
まずは、初めての派遣にはやはり将来に対しての不安があるようです。
いつ契約が切れるか分からない恐怖、不安定な雇用形態は常に心のどこかにあるようです。
次に、地味に辛いのが交通費が出ない点です。
いくら仕事で一生懸命働いても、遠方に家がある人だと長時間かけて職場にたどり着くまでの交通費往復代や体力の面を考えると、それは割に合っていると言えるのでしょうか。
思い当たったという人は、一度、職場の待遇面を考え直してみてはいかがでしょうか?
そして、社員並みの仕事と責任を任されるという重大な要素もあると思います。
あくまでも派遣社員としてマニュアル通りに働くだけのつもりが、同じ扱いを受けるとなると、自然と責任感が大きくなってしまった経験はみなさんにもあるでしょう。
ただ、期待されていると感じ嬉しい反面早期離職を考えている場合、せっかく学んだノウハウを今後どう生かしていくのか考えると、もったいないような気がします。
おすすめの派遣会社の条件は?
では、次に周囲からの評判が良かった具体的な派遣会社を何社か挙げていきます。
①テンプスタッフ
一社目は、テンプスタッフです。
国内最大で未経験者でも応募可能であり、大手のように福利厚生が充実しているという条件の高さが人気の理由のようです。
初めてにおすすめです。
テンプスタッフのサービス特徴・口コミ評判はこちら▶︎▶︎▶︎
②リクルートスタッフィング
二社目は、リクルートスタッフィングです。
この会社は、なんと言っても幅広いネットワークが売りで大手優良企業が主な派遣先としては圧倒的です。
その分、派遣求人の量や質が良く、給与にも反映してくるためリピーターも多いと考えられます。
リクルートスタッフィングのサービス特徴・口コミ評判はこちら▶︎▶︎▶︎
③アデコ
三社目は、アデコです。
ここは、登録者数が33000人というトップクラスで、正社員での登用を前提とした紹介予定派遣制度があるのが特徴です。
営業マンから良い人物と思われるように
連絡をよくする
派遣会社の営業の方は派遣社員にとって、上司に当たる存在です。
どんな小さいことであっても報告・連絡・相談は重要となります。
電話やメールなど手段は問わないので、密に情報を共有することで営業担当としての管理が行いやすくなります。
そのような派遣社員は良い人物と思ってくれます。
あまり休まないスタッフ
有給休暇は別にして体調不良などを理由にしたとしても突然休んだりしないことです。
やむを得ない場合であっても派遣先との間にいる営業マンにとっては派遣社員が休むことはダメージとなってしまいますので、気をつけてください。
仕事熱心
派遣先からの良し悪しは直接営業担当に伝わります。
就業中の態度は派遣先の担当者にのみ伝わる情報のため、営業担当としては気になる情報ではないのでしょうか。
忙しい営業担当
派遣社員を30~100人近く担当する忙しい社員は、いわゆる雑務を、やる必要のない仕事を派遣社員におしつけてくるようになると、その職場での人間関係、信頼関係は困難なものになるでしょう。
有給休暇はないのでは?
有給休暇は、非正規雇用者の派遣社員でも取ることが可能です。
むしろ、取らないと有給は消えてしまうのです。
初めての有給は働き始めて6ヶ月経過すると10日もらえ、その後は1年ごとに1日ずつ増えていきます。
やはり、有給を取りづらいという心理があってもタイムリミットがあるため、あとで後悔して悔やむ前にしっかり使い切るようにすることが賢い選択です。
それは、仕事と私生活を両立するワークライフバランスにも繋がり、うつ病やストレスといった現代病を予防することにも関係があるかもしれません。
仮に有給が認められなかったとしても、その申請は十分に認められる権利があります。
会社側に権利を拒否することはできないため、必要以上に心配したり周囲の顔色をうかがったりする懸念はないでしょう。
契約更新時の不安はどうしたらいいの?
「この間、派遣会社の勧めで契約更新をしたんだけど、もうやっていける自信がない…。」
「この先の契約期間が不安で仕方がない…。」
契約更新前から「この派遣先ではやっていけない」と思っていたけど、契約更新を迫られて更新をしてしまった…。そんな場合はどうしたらよいのでしょうか。
なぜこのようなことが起こってしまうの?
そもそも、仕事が苦痛な派遣先との契約更新をする、ということが起こってしまうのでしょうか。
考えられるのは、派遣会社が「続けてほしい」と切に思っているということです。
そもそも派遣会社は、その派遣スタッフが契約更新をする前提で派遣先企業に紹介している場合が多いです。
そうなれば、続けてもらえるように話を進めて行こうとするのは当たり前ですね。
不安を相談しても「頑張れ!」だけ
派遣の仕事には、それぞれノルマがあります。
業種によっては厳しい内容のノルマが課されしまうケースもあるようです。
そのせいで「仕事が苦痛だな」、
また、仕事をしていてどうしても「自分に合っていないな」と思ってしまうことってありますよね。
それらの不安・悩みを一番身近に聞いてくれそうなのが、派遣会社の自分の担当者だと思います。
ですが、実際相談してみると「もう少し続けてもらわなくちゃ困る」や「とにかく頑張れ」など、当たり障りのない言葉が返ってくることもしばしば…。
確かに、派遣会社の人の立場から見てみれば、派遣先での悩みに、詳しい解消法を見出すことはできないでしょうし、
「契約更新してほしい」という気持ちも強いわけですから、「頑張れ」「とりあえず1回契約更新してみよう」と言葉をかけてしまうのも分かります。
ですが、ここで一番尊重されるべきは、働いている張本人のあなたです。
厳しいノルマ、自分に合わない仕事内容。
これらを続けていれば、肉体的・精神的に病んでしまうことも考えられるでしょう。
それを避けるためには、「派遣会社からの勧めを押し切ってキッパリと断る」!
これ以外にありません。
派遣会社側も必死に引き止めにかかるでしょう。
そんなときにも、「自分は絶対に辞める」という気持ちを強く持って、はっきり断ることが大事です。
契約更新を取り消したいときはどうしたらいいの?
契約更新をしてしまったあとに、どうしても仕事を続ける事が出来ず、契約の取り消しをすることはできるのでしょうか。
次の契約期間が始まる前でしたら、一応は取り消しが可能です。
ですがここでも派遣の担当者との相談が必要になります。
このとき、派遣会社側から仕事内容の改善を提案されたり、「一度更新すると言ったのなら責任を持ってください」といわれたりもしますが、自分の意思ははっきりと相手に伝えてくださいね!
契約更新をし、次の契約期間を働き始めてしまっている場合、契約の取り消しはできないものと考えましょう。
そのときは、契約期間をしっかり終えてから次の契約更新時に更新しない旨を伝えるか、
一刻も早く辞めたい場合は、派遣会社に退職を申し出るしか方法はありません。
退職する場合は何に気をつけたらいいの?
出は実際に派遣会社に退職を申し出るときは、どのようなことに気を付けたら良いのでしょうか。2つご紹介します。
①就業規定を確認する
派遣会社の就業規則の中に、「退職は○カ月前に報告しなければならない」という規則がある場合があります。
期間は会社によって様々ですが、その内容にはなるべく沿うようにしましょう。
また、無断欠勤ののち辞めてしまうことだけは避けましょう。
派遣先企業に無断欠勤するような人を紹介してしまった派遣会社との間に溝が作られてしまいます。
②引き止めに対する対応を考える
契約更新時と同様、退職を申し出た場合も派遣会社側から引き止めを食らうのは間違いありません。
とにかく「絶対に退職するんだ」という強い意志をもってのぞみましょう。
また、仕事内容が苦しい、精神的に厳しいなど辞めたい理由を明確にしておきましょう。
絶対辞めるという意思の助けとなるはずです。