派遣会社のスキルチェックを徹底解説!問題例も掲載

チェックしている様子

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派遣登録から就業まで

今度、派遣会社のスキルチェックがあるんだけど、具体的に何をするんだろう…。

テスト結果が悪かったら登録もできないのかな…。

スキルチェックは派遣遣員のレベルの確認のために実施されるので、でき具合によって登録できないことはありません!安心してください。

よかった~。でもわからないことだらけで心配ね…。

大丈夫です!今回は派遣会社のスキルチェックについて掘り下げていきます!

ポイントがいくつかありますので、全て押さえましょう!

この記事の監修者

白根 陸夫様のお写真

白根 陸夫(しらね りくお)

プロフェッショナル人材コーディネーター養成講座
主宰 白根 陸夫(しらね りくお)
日系・外資系数社を経験し、人事・総務並びに関連業務に関する豊かな経験と知識を蓄積。
株式会社キャリア・ブレーン設立後、企業や地域社会でリーダーになるためのキャリア系講座を創設。日本のキャリア形成のパイオニアとして、長寿社会における生涯現役を見据えたコンサルティングで、人々の働き方向上とよりよい人生創造を支援している。

Facebook-株式会社キャリア・ブレーン

派遣会社のスキルチェックでやることはさまざま

スキルチェックしている派遣社員

派遣会社のスキルチェックといっても種類はさまざまで、タイピング・一般教養・Excel・Wordなど多岐にわたります。

それらを大別すると以下の2種類に分けられます。

  • 一般的なスキルチェック→ほぼすべての派遣社員がおこなう
  • 特殊なスキルチェック→派遣社員のレベルや希望職種によってはおこなう

それぞれのスキルチェックについて見ていきましょう!

派遣会社の一般的なスキルチェック

希望職種やスキルレベルにかかわらず、全派遣登録希望者は以下の5つのスキルチェックを受けます。どれも10分程度で終わります。

・タイピング、テンキー
・ビジネスマナー、一般教養
・Word
・Excel

それぞれ具体的にどんなことをするのか見ていきましょう。

タイピング、テンキーのスキルチェック

タイピング、テンキーは派遣社員にとって基本となるスキルです。PCのキーボード上で文字・数字を入力して文字入力の速度と精度チェックします。

希望職で英語を使う場合は英語タイピングがあるケースもあります。

合格ラインはおよそ1分間で60~70文字程度の入力ができれば良しとされています。

一般事務の場合は1分間で80~100文字程度はクリアしたいところです。

スピードを求められるデータ入力業務の場合は100~150文字程度のレベルを要求されます。

また、スピードだけでなく正確な文字入力も要求されますので、スピードにとらわれないよう注意してください。

タイピングに自信がない方は「タイピング練習Benesseマナビジョン」や「e-typing」などで練習してみてください!

ビジネスマナー、一般教養のスキルチェック

選択式のテストで、ビジネスマナー、漢字・敬語などの国語力も問われます。スキルチェックのなかでもレベルは易しいです。

例えば、以下のような出題です。

「次の5つのうち正しい漢字を選択しなさい。」
「次の空欄に漢字を入れて、ことわざを完成させなさい。」
「次のなかで正しい丁寧語となるように適切な語句を選びなさい。」

他には算数の問題も出題されます。四則演算のごく基礎的な計算がメインです。

Wordのスキルチェック

Wordについては初級~上級まで幅広く出題されます。

Wordのスキルチェックとして問われるのは以下の通りです。

書式設定、インデント、段組、既存文書の修正、表の挿入、画像の挿入、印刷設定、アウトライン、テンプレート作成など

派遣の場合「テンプレート作成、グラフ・表の作成・セクション操作」は上級レベルに分類されます。

普段からWordを使う機会があればほとんどこなせるレベルです!

Excelのスキルチェック

Excelにおいても初級~上級と幅広いレベルの問題が問われます。

Excelのスキルチェックとして問われるのは以下の通りです。

データ入力、データ集計作業、マクロ集計、グラフ作成、関数、VLOOKUP関数、書式設定、四則演算、資料作成、ピボットテーブル

派遣の場合「表作成、グラフ作成、関数」は中級レベル、「マクロ集計、データベース、VBA」をこなせると上級レベルです。

Excelも普段から使っていればほとんどこなせるレベルです!

派遣会社の特殊なスキルチェック

派遣における特殊なスキルチェックは「英語」と「経理」の2つです。

英語のスキルチェックは派遣会社ごとで多少異なります。

英語のスキルチェック

TOEICのリーディングパートと同レベルの筆記試験を課すところもあれば、電話での抜き打ちスピーキングテストをするところもあります。

経理のスキルチェック

経理といっても業務レベルは幅広く、簡単な経理事務から大企業の決算事務まであります。

簡単な経理のスキルチェックでは、20ほどの仕訳と試算表の作成などが求められます。日商簿記3級レベル程度だと思ってください。

難しめの経理職を希望する場合は、決算仕訳やB/S(貸借対照表)作成、P/L(損益計算書)作成のレベルまで求められます。

チェックは二種類。ヒューマンスキルと実務スキル。派遣先で良好な人間関係を築けるかどうか、ビジネスマナーや仕事の進め方を含むビジネススキルがヒューマンスキル。PC操作、経理、貿易実務、物流管理などが実務スキル。もちろん、ヒューマンスキルがあって、かつ、実務スキルのある人が求められます。

スキルチェックの無い派遣会社はある?

女性-はてな

めんどくさがってスキルチェックしない人もいるんじゃないの?そんな人向けのスキルチェックがない派遣会社もあると思うんだけど…。

派遣会社のなかにはチェックがないものもあります!大事なことですので、ポイントを押さえましょう!

事務職派遣はスキルチェックが必須

派遣で事務職のお仕事に就きたいならスキルチェックは必須です。

WordやExcel、その他PC作業のまったくできない派遣社員を送ってしまうと、派遣会社から見て迷惑な話です。

派遣会社自体の評判にかかわってきます。

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事務派遣のスキルチェックのタイピング速度目安は?ツールも紹介
事務職の派遣登録会でタイピングのスキルチェックをするんだけど、スピードの目安どれくらいなの? あとどんなツールを使えばいいのかも知りたいな。 事務派遣のタイピングスピードの...

軽作業派遣の場合は基本的にスキルチェックしない

派遣のなかでも軽作業系はPCスキルが不要なので、スキルチェック自体もしないケースが多いです。

軽作業派遣以外にも、一部の中小規模の派遣会社でスキルチェックが不要な会社があります。

ヒト+スキル=人材です。人材派遣会社の仕事は「人材」を求人企業に派遣することです。派遣先の条件と登録者の希望やスキルを擦り合わせし、両者が満足する人を派遣スタッフに選びます。そのためにはスキルチェックが欠かせません。
ですから、スキルチェックの無い派遣会社はありません。

スキルチェックはあくまで判断材料の一つ

女性派遣社員のガッツポーズ

スキルチェックを完璧にこなしていいスタートを切りたい気持ちはわかりますが、あくまでスキルチェックは判断材料の一つに過ぎないことを忘れないでください。

スキルチェック結果が悪くても派遣登録できますので、リラックスして受けてください!

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