今の派遣先の仕事を早く辞めたいのに、辞めさせてもらえない…。すぐ辞めるにはどうすればいいのよ…。
派遣辞めたいのに辞めさせてくれない派遣会社って、結構あるんですよね。同じようにお悩みの方が多いです。
健康上の理由、精神衛生上の理由など何かしら辞めたい理由はあるのに、それを伝えても派遣会社側強引に更新を続けさせようとするケースがあります。
「契約は更新しないです」といえば派遣会社の担当スタッフが引き止めますし、時には強く否定してくることも…。
今回は派遣先をなかなか辞めさせてくれない時はどうすればいいのか、すぐやめるにはどうすればいいかを中心に解説していきます。
今の派遣先の仕事を辞めたい方、必見です。
派遣先を辞めたくても辞められない方は多い!
何かしらの事情、理由で今の派遣先をいますぐ辞めたくても、派遣会社側が引き止めてなかなか辞めせさせてもらえないケースが多発しています。
繰り返し辞めたいと告げたところで、あれやこれやと無理やり契約更新に繋げようとすることがあります。
派遣会社が辞めさせてくれません。
何度も辞めたいと言っているのに、あれこれ言ってきて強引にて更新させるのです。次の更新の一ヶ月半も前に更新するか辞めるか決めさせられて、派遣先にとっとと契約させてしまいます。
辞めると言うと、なんとか更新するように言いくるめられたり、否定されます。
後任を探したり、引き継ぎは一ヶ月あれば十分では?体調にも来ています…
どうすればいいですか?(引用元ページ:Yahoo!知恵袋)
昨今ではコロナの事情もありますし、3密での仕事は避けたいところ。
感染防止したくても在宅勤務ができない派遣の仕事となれば、経営維持などの理由で今後辞めたくても辞めさせてもらえない人は増えることでしょう。
派遣会社側もなんとなく辞めさせないわけではありません。派遣社員を辞めさせてくれないのには理由があります。
次の章で詳しく見ていきましょう。
派遣会社側が辞めさせてくれない理由は?
何も理由なしに派遣社員を辞めさせない、なんてことはありません。そこには何かしらの理由が含まれています。
具体的に考えられる理由は以下の通りです。
- 派遣先企業からの信頼を下げないようにするため
- 担当スタッフの収入に悪影響が出るため
- 上司から引き止め指示を受けたため
一つずつ見ていきましょう。
理由①派遣先企業からの信頼を下げないようにするため
派遣会社が派遣先から信頼を得られなくなると、派遣会社側に問題があるんです。派遣社員が突然退職して派遣先の業務に支障が出れば、派遣社員の枠を減らされる可能性もあります。
しかも派遣先と派遣会社との契約を打ち切られる可能性もあるんです。
クライアントとなる企業からの信頼を下げないためにも、派遣の自主退職者は無くしていきたいと考えるんですよね…。
理由②担当スタッフの収入に悪影響が出るため
派遣会社によっては、担当スタッフの営業実績で収入や昇進、ボーナスが決まります。たくさん稼ぐためにも実績を上げたくなるのは当然の話。
派遣社員が突然辞めたり問題を起こしたりすれば、各担当スタッフの評価や収入に悪影響が出ます。
派遣の担当スタッフにも生活がかかっているため、時には派遣社員を引き止めるために強引な対応をしちゃうワケも、なんとなく分かってきますね。
理由③上司から引き止め指示を受けたため
派遣会社で利益を伸ばすには、派遣社員を継続的に雇用させることが重要。派遣会社で働いている人はその利益から給料が出ています。
派遣会社を成長させるためにも、この継続率はかなり重要なんです。上司からも継続率を上げるよう指示が出ていますし、逆らうのは難しい話。
ビジネス的な観点からも、派遣社員が辞めないように説得をするんです。
辞めさせてもらえない時はどうすればいい…?派遣先をすぐ辞めるには?
派遣先を辞めさせてもらえないから、結局今の仕事を続けるハメに…なんて嫌ですよね。
とはいえ何にも策がないワケではありません。こういう時に効く一言があるんです。
「明日から出勤しない」と一言伝えてみよう!
派遣社員がなかなか派遣先を辞めさせてくれなく、全然退職の意向を汲み取ってくれない時は、次の言葉をかけてみましょう。
「では明日からは出勤しません」
若干強引ではありますがこれがかなり効きます。
明日から出勤しないとなれば、派遣先に迷惑がかかってしまいますし、担当スタッフも上司に怒られてしまいます。もちろん給料にも影響が。
となれば担当スタッフも慌てて次の派遣先を探してくれたり、派遣先を変えるよう行動してくれるはずです。
それでも退職させてくれない時は…?
派遣の担当スタッフには派遣社員が辞めないよう、いろんな言葉を並べて辞めさせないようにしてきます。
その口車に乗ってしまい、結局退職できないままの方も多いです。こんな時はどうすればいいのでしょうか。
至ってシンプルです。同じように、退職する意向を伝えてください。
たまに「せっかくの経歴にキズがついちゃいますよ…?」とか「今の時期、なかなか仕事が見つかありませんよ…?」と告げてくきますが、気にしないでください。
派遣一回二回やめた程度では経歴に傷なんてつきませんし、スキルや実績があるならば仕事もすぐ見つかります。
ご自身の退職の思いを率直に伝えて、意見を貫き通すのが大事なんです!
脅しがあったらどうする?
レアなケースですが、派遣社員を辞めさせないと思うがあまり”脅し”までしてくるスタッフもいます。
「もうずっと派遣社員として働けなくなりますよ?」
「途中で辞めるなら今月分の給料は支払いませんよ?」
などと告げられて強く脅しにかかるケースもあるんです。もちろんこれもあってはならないことです。
ビビってひるむかもしれませんが、対して気にとめることはありません。こんな時は労働基準監督署に行き、対処してもらいましょう。
もし何か問題があったら労働基準法などの法律に基づいた上で、調査して違反がないかチェックしてくれますよ。
全国の労働基準監督署の所在地はこちらから確認できます。お近くの監督署をご利用ください。
退職代行サービスを使ってみるのも意外とアリ
力技でもいいから何としても今の派遣先を退職したい…、そんな時は退職代行サービスを使ってみるのも意外とありですよ。
退職代行サービスはその名の通り、ご自身に代わって退職の手続きをしてくれて、即時退職もできちゃうんです。
退職代行サービスを使うと、正社員の場合は直接会社に連絡が行きますが、派遣社員の場合は派遣会社へ連絡が行きます。
お金は若干かかりますが、退職前後のわだかまりや面倒くささなどを全部お金で解決できると思えば、実は安いほうかもしれません。
各種退職代行サービスの利用料金は以下の通りです。
サービス名 | 利用料金 |
---|---|
退職代行SARABA | 25,000円 |
退職代行コンシェルジュ | 30,000円 |
辞めるんです | 30,000円 |
退職代行ニコイチ | 28,000円 |
汐留パートナーズ法律事務所 | 50,000円 |
料金に多少のばらつきがありますが、相場は大体30,000円ほどですね。
退職ができなかった場合は100%の返金保証がついていたり、職歴に関係なく即日退職できたりLINEで無料相談ができたりと、使い勝手のいいものが増えています。
退職するときは1ヶ月前をめどにしよう!
そもそも退職するタイミングがあまりに突然過ぎたがゆえに、引き止められたとも考えられます。となれば時間に余裕をもって退職の意向を伝えれば、よりスムーズに退職ができるワケなんです。
ではどれくらい時間に余裕を持てばいいのかというと、最低でも退職希望日から1ヶ月前を目安に退職の意向を伝えられればOKです。
相談先はもちろん派遣会社。派遣先企業ではありません。
突然「辞めさせてくれ!」と言われても派遣会社側は困りますので、そもそも退職の際は時間に余裕を持って対処するのが得策です。
時間に余裕を持って退職のフローに行けばいいのですが、そうではないとなるとブラックリストに載る可能性がグッと上がります。
なおブラックリストに載ると主に次の3つのデメリットがあります。
- 電話で仕事を紹介をしてもらえなくなる
- 短期か単発案件しか紹介してもらえなくなる
- 求人にエントリーしても先へ進まない
派遣で仕事をしたくても一向に前へは進まず、ただ時間を無駄にしてしまいます。
ブラックリストに載らないためにも、退職の際は時間に余裕をもって対応しましょう!
まとめ~退職は時間に余裕を持ってしよう~
今回は、派遣社員が派遣の仕事を辞めさせてもらえない事情を詳しく解説しました。
本来であれば長期間働く方が、派遣社員にとっても派遣会社にとっても得ではありますが、やはり長く付き合っていれば何かしらの問題はあるものです。
時にはいっそのこと退職しようと思って、すぐ派遣会社の担当スタッフに退職の話を切り出したくなる気持ちもわかります。
ですが突然言われてもすぐに対処できるわけではありません。担当スタッフもすぐに人員を用意しないと行けませんし、手続きもあります。
今回お伝えしたように、退職の際は「辞めさせてもらえないも問題」に入る以前に、時間に余裕を持ってスムーズに事を進めていくのが賢いですよね。