派遣社員の皆さんは、忘年会に誘われたらどうしていますか?
「派遣先の忘年会は、派遣なのに参加してもいいのかな…?」
「忘年会は時間も費用もかかるからできることなら断りたい…」
派遣先の忘年会などの飲み会やイベントに誘われたら、誰しもが迷ってしまいますよね…。
今回は、派遣社員では忘年会に誘われた時、どう対応するのが正解か詳しく解説していきます!
派遣社員に忘年会参加の義務はない!
忘年会に誘われたらどのような対応をするのが正解なのか、これです!という正解はありません。
忘年会に参加したい人もいますし、逆に参加したくないという人もいますよね。
忘年会に誘われたからといって、参加しなくてはいけない決まりはありませんし、参加したい人は参加する、参加したくない人は参加しない、という対応で問題ありません。
せっかく誘ってもらっているのに、断って大丈夫なの?と不安に思う方もいるかもしれませんが、断っても全く問題ありません。
行事に参加しないからといって派遣社員を理由なくクビにすることは不当解雇に当てはまりますので、心配することはありません。
そもそも、派遣法では派遣先が個人の番号を聞き出すことを禁じています。
任意であれば番号を教えることは可能ですが、忘年会などのイベントは個人情報を聞かれやすいため、派遣社員を守るためにも派遣会社が参加を禁止しているところもあります。

忘年会などのイベントに誘われた際には、まず派遣会社に確認してみましょう。
派遣社員も参加したほうがいい場合
忘年会の参加は基本的には任意ですが、参加したほうがいい場合もあります。
それは、自分の歓迎会を兼ねている忘年会の場合です。
派遣社員との親睦を目的にしている場合など、自分が主役の場合には参加したほうが良いでしょう。
入社したばかりですし、派遣社員で契約期間が短い場合には申し訳ないと思う気持ちもあるかもしれませんが、せっかく開催してくれるのなら、無理のない範囲で参加するようにしましょう。
派遣社員が忘年会に参加するメリット3つ
参加したくないと思われがちな忘年会ですが、参加するとメリットもあります。
無理のない範囲での参加で構いませんが、参加してみると新たな発見があるはずです。
一人では悩んで決められないという方は、他の派遣社員の出欠状況も判断材料になります。
参加するか悩んでいて、他の派遣社員で忘年会に参加する人が多いという場合にはぜひ参加してみましょう!
以下3点のメリットについて紹介いたします。
- コミュニケーションが深まる
- 仕事がスムーズに進む
- 飲食代の節約
①コミュニケーションが深まる
忘年会などの飲み会では、普段話せないようないろんな人たちとコミュニケーションを取ることができるチャンスです。
「飲ミュニケーション」とも言うように、仕事以外の話をする機会がない人とも話すことができます。
気難しいと思っていた人でも、話してみると同じ趣味や共通点が見つかるかもしれません。
職場で話しやすい人が増えると仕事が楽しくなり、やる気もアップします。
②仕事がスムーズに進む
飲み会での話を聞いていると、どの人がどんな仕事をしているのかがわかります。
仕事内容がわかると、仕事で悩んだ時など相談や頼みごとをしやすくなりますよね。
話をしてみるきっかけにもつながりますので、自分から「どんな仕事をしているのですか?」と質問してみましょう。
仕事の話は誰とでもしやすいですし、最初の話すきっかけにもおすすめです。
③飲食代の節約
会社にもよりますが、飲食代などの会費を会社側で負担してくれる場合があります。
負担してもらえる場合にはご飯代が浮きますね。
一人暮らしをしている方には特に大きなメリットです。
しかし、経費として落とせるのは会社に所属している正社員のみで、派遣社員は負担できないという場合もあります。
これは不公平感を感じるかもしれませんが、所属している会社が違うため仕方のないことです。
会社で負担してくれると聞いていたのに、派遣社員は対象外だったということを防ぐためにも、事前に確認するようにしましょう。
派遣社員が忘年会に参加するデメリット3つ
忘年会に参加することによって生じるデメリットについても、以下の3点を説明していきます。
- プライベートな話をしなくてはいけない
- 気を遣って疲れる
- 勤務条件が良くなるわけではない
①プライベートな話をしなくてはいけない
仲良くなれる反面、話したくないことまで聞かれることもあります。
自分のプライベートな話をあまりしたくないという方もいらっしゃいますよね。
そういった方からすると、プライベートな話をしなくてはいけないことは大きなデメリットです。
はぐらかすと会話が続かず気まずい雰囲気にもなってしまいます。
②気を遣って疲れる
飲み会ではお酒を注いだり、テーブルを片づけたり、何かと周りを見ていなくてはいけないことが多いですよね。
他にも何を話そうか考えたり、上手な話し方を意識したり…。
飲み会では気を遣うポイントがたくさんあります。
終業後に行っているのでただでさえ体力的に疲れている状況です、
プラスして気も遣いすぎて疲れてしまっては、翌日の営業に影響が出る可能性も出てきます。
③勤務条件が良くなるわけではない
正社員だと飲み会に毎回参加したり盛り上げたりすると、上司に気に入られて昇進しやすくなる場合もあります。
しかし、派遣社員は忘年会に参加したからと言って条件がよくなるわけではありません。
なぜかというと、求人応募時点の契約で時給などの勤務条件が決まっているからです。
職場の人間関係を広げて、結果仕事をしていきやすい環境を作ることはできますが、条件そのものをよくすることはできませんので注意してください。
忘年会参加時に意識したいポイント3つ
せっかく忘年会に参加するのですから、有意義な時間を過ごしたいですよね。
忘年会の時間を有意義にするために、意識したいポイントが以下の3つあります。
- 自分から動いていろんな人に話しかける
- 社内のうわさ話や悪口を自分から言わない
- お酒を無理して飲みすぎない
①自分から動いていろんな人に話しかける
忘年会での一番のメリットは、いろんな人とコミュニケーションをとれることです。
そのため、できるだけ多くの人と話すようにしましょう。
ずっと同じ席で同じ人と話すのではなく、普段話す機会の少ない人にも積極的に話しかけに行きましょう。
話したことのない人には話しかけづらい気持ちもわかりますが、飲み会の機会なら職場で話しかけるよりはハードルが下がります。
この機会に話したことのない人をなくしましょう!
②社内のうわさ話や悪口を自分から言わない
社内には、うわさ話や悪口が好きな人もいます。
お酒の席では特に会話の中でうわさ話や悪口が出ることもあるかもしれませんが、自分からマイナスなことを言わないようにしましょう。
人間関係に大きく関わることですので、相手から言われても聞き流すようにすることが大切です。
これは飲み会に限ったことではありませんので、普段から心がけるようにしましょう。
③お酒を無理して飲みすぎない
会社の中には、お酒を無理に飲ませたがる人もいます。
お酒を注がれるとすぐにグラスをあけなくてはいけないと思う方もいるかもしれませんが、無理してまでグラスをあける必要はありません。
酔いすぎても会社の人に迷惑をかけてしまいますので、自分のペースで飲むようにしましょう。
緊張している場では余計に酔いやすいので、自分のキャパを理解して無理をしないでください。
出席しても業務扱いにはならない
勘違いしてしまう人も多いですが、忘年会などの業務終了後のイベントは業務外の扱いです。
会社のイベントのため業務のひとつなのではないかと思ってしまうかもしれませんが、業務外のため時給は発生しないので注意しましょう。
どうしても断りたいときの理由3選!
「せっかく誘ってくれたから断りづらい…」
「断りたいけどなんていえばいいのかわからない…」
断り方を悩んでしまう方もいますよね。
そんな方のために、飲み会を断りやすい理由を紹介していきます。
どの断り方でも、頑なに断るのではなく、「行きたい気持ちはやまやまですが…」「お誘いいただいて大変うれしいのですが…」と一言添えるようにしましょう。
①用事がある
用事があるからと断ることは最も効果的です。
用事があると断って、「何の用事?」「飲み会とかぶらないようにずらせない?」と深く聞いてくる人はほとんどいません。
嘘だとしても、本当か嘘なのかが判断しづらいため、理解してもらえて断ることができます。
断り方に困ったらこの方法を使いましょう!
②体調が悪い
「用事がある」という断り方を使いすぎてしまったという方には「体調が悪い」という理由で不参加を伝えることもおすすめです。
体調が悪そうな演技をしなくてはいけないというデメリットはありますが、体調が悪いと言っている人をむりやり連れて行ったりはしませんよね。
体調が悪いと伝えると、ほとんどの人は「お大事に」で終わりますのでこちらも使ってみてください。
③派遣会社に相談する
あまりにも頻繁に相談されたり、誘いを断りづらかったりしたら派遣会社に相談しましょう。
派遣会社に相談すると、派遣会社の人が、派遣先の営業担当に伝えてくれます。
飲み会などのイベントの誘いが多い、行きたくないけど断りづらいとうことは直接は言いづらいですよね。
直接は言えないことも派遣会社の担当を通じて言えることも、派遣社員として働くメリットのひとつです。
飲み会の場が苦手な場合は就業前にチェック!
どうしても飲み会やイベントごとに参加したくないという場合には、派遣会社のコーディネーターへ就業前に相談しましょう。
正社員だと飲み会やイベントが少ない会社に就業することは難しいですが、派遣は派遣会社を通して派遣先の雰囲気や風土を知ることができます。
働いてから会社の雰囲気を知って合わなかったと苦しむよりも、最初に自分に合った派遣先を紹介してくれることは大きなメリットですよね。

派遣社員として働いて、自分に合った職場を見つけましょう!