
手取り14万なんだけど、こんな俺って終わってるのかなあ…。
生活も厳しいし…。どうしよう…。

今の収入に満足できないときは、①給与交渉、②職種変更、③派遣会社の変更をしましょう!
派遣社員としている人は、今の給与に満足していますか?
給与についていろいろ気になることはあるけれど、派遣社員同士、お金の話はなかなか聞きづらくて聞けないという方も多いと思います。
そこで今回は気になる派遣社員の給与事情から、時給をアップさせる方法まで詳しく解説します。
今の給料に物足りなさを感じている人、もう少し給与をアップさせたいという人は、ぜひ参考にしてみてください!
手取り14万は安い?派遣社員の平均月収はどのぐらい?
派遣社員の平均月収はどのぐらいかご存知ですか?
株式会社リクルートジョブズの調査によると、2019年度の派遣社員の平均時給は1,633円でした。
週休2日で1日8時間働いたと仮定して月収を計算すると以下の通りです。
上記の収入から所得税や社会保険料、派遣会社によっては住民税が差し引かれ、24万円程度が手取り額となります。
平均的な派遣社員の月収が24万円程度であることを考えると、手取り14万円は、平均額の約半分となり安い金額と言えます。
1ヶ月に必要な生活費は?
そもそも1ヶ月生活するために、どれぐらいのお金が必要となるのでしょうか。
平均的な1ヶ月の生活費は、以下のようになっています。
- 家賃:約50,000円
- 食費:約39,000円
- 水道光熱費:約11,000円
- 娯楽交際費:約25,000円
- 通信費:約6,600円
- その他の出費:約13,000円
(引用元ページ:CHINTAI情報局)
全て合わせると、144,600円となります。
娯楽交際費など生活に絶対必要ではないものを削れば、手取り14万円でもなんとか生活はできますが、1ヶ月働いて自分のために使えるお金が全くないというのは、辛く感じる人も多いですよね。
貯金もできないので、万が一病気などで働けなくなってしまった時には、ますます生活が苦しくなります。
また、144,600円という金額はあくまで1人で生活した場合の平均的な生活費であるため、結婚して所帯をもったり子どもが生まれた時のことを考えると、手取り14万円では生活するのは厳しく、もう少し収入が欲しいところです。
派遣社員の給与をアップさせる3つの方法
現状の給与に満足できない場合は、以下3つの方法を試してみましょう!
- 派遣会社に給与アップの交渉をおこなう
- 職種を変更する
- 登録する派遣会社を変更する
①派遣会社に給与アップの交渉をおこなう
現状の給与が低いと感じている場合、派遣会社に給与の交渉をおこなってみましょう。
あなたの実績が認められれば、給与を上げてもらえることがあります。
交渉を行うときには、単に「時給を上げてください」とお願いするのではなく、派遣会社が給与を上げたいと思えるような実績をアピールすることが、交渉成功のポイントです。
売上実績など数字で示せる実績はもちろんそうですが、それ以外にも勤務態度の良さなども、十分にアピールポイントになります。
エン派遣の調査によると、勤務態度が評価され、派遣先企業側から給与アップを提示されたという派遣社員もいました。
また給与の交渉は派遣先にではなく、登録した派遣会社におこなうようにしましょう。
派遣社員として働く場合、雇用主は派遣先企業ではなく、派遣会社が雇用主となります。
給与交渉をおこなうタイミングは、契約更新の時期がベストです。
契約更新のタイミングは派遣会社によって異なりますが、3ヶ月ごとや6ヶ月ごとに設定されている派遣会社が多くなっています。

どんどん経験を積んでいき、アピールポイントができた契約更新のタイミングで給与交渉をしてみましょう!

②職種を変更する
給与を上げたいと考えている場合、職種を変更するのも一つの方法です。
職種によって、時給には大きな開きがあります。
中でもIT系の職種は比較的時給が高い傾向にあり、時給1,600円~1,800円が相場となっていています。
さらに、プログラマーなど専門性の高い触手になると、時給2,000円を超えることもあります。
翻訳や通訳も時給は高く、2,500円ほどに上ることもあります。
IT系や翻訳・通訳などの時給の高い職種は、専門性や特別なスキルを要しますが需要が高いため一度スキルを身につければ好条件で働きやすくなります。

そのほか事務職や営業、販売、テレマーケティングなど、多彩な職種がありますので、今より高い給与で働ける職種がないか探してみると良いでしょう!

③登録する派遣会社を変更する
給与交渉がうまくいかない場合や良い求人が見つからない場合は、登録する派遣会社を変えてみるのも、時給を上げる方法の一つです。
派遣会社と一言で言ってもその数はとても多く、派遣会社ごとに特徴は大きく異なります。
派遣会社によって、得意とする業界が異なるうえ保有している求人数や案件内容も異なるので、登録する派遣会社を変更することで、今まで出会えなかったお宝求人に出会える可能性が上がることも。
その他交通費の規定や福利厚生、スキルアップ支援など、フォロー体制の充実度も派遣会社によって異なります。

派遣会社は複数登録しても問題ないため、今よりも好条件で働ける派遣会社がないか、色々な派遣会社の求人情報を探してみましょう!

派遣会社を選ぶときにチェックするべきポイント
給与を上げる方法として、登録する派遣会社を変更するのも方法の一つとご紹介しましたが、単に派遣会社を変更すれば良いわけではありません。
大切なのは「自分にあった派遣会社を選ぶこと」です。

派遣会社を選ぶときにチェックするべきポイントをご紹介しますので、派遣会社を変えたいと考えている方はぜひ参考にしてください!
今回ご紹介するポイントは以下の3つです!
- 求人数の多さ
- 福利厚生
- フォロー体制
①求人数の多さ
派遣会社によって、保有している求人の数は大きく異なります。
どのくらい求人数があるのか、どんな職種が多く募集されているのか、登録前にしっかりと確認しておきましょう。
求人数が多ければ多いほど選択肢が広がり、自分にあった仕事が見つかりやすくなります。
ただし、求人数が多くても、自分の希望条件にマッチする求人が揃っていなければ意味がありません。
時給や勤務地、職種など、自分が希望する仕事が充実しているのかを併せて確認することもお忘れなく。
同じ仕事でも、派遣会社によって時給や交通費の支給条件が異なることがあるので、募集要項はしっかりチェックしましょう。
②福利厚生
派遣社員は、正社員と同じように社会保険や特別休暇など、派遣会社の福利厚生を利用することができます。
登録時には福利厚生についてもしっかりチェックしておきましょう。
福利厚生が充実していればいるほど、快適に働くことができます。
社会保険の有無や、有給休暇の有無、介護休暇や育児休暇の有無など、自分が求める福利厚生が整っているか、確認しておきましょう。
③フォロー体制
派遣会社のフォロー体制も、非常に重要なチェックポイントです。
フォロー体制がしっかりしている会社では、仕事を始めてからも定期的に様子を伺いに来てくれたり、困ったことがあると、すぐに解決できるよう相談窓口が設けられています。
また、勤務時間や給与などの労働条件については、派遣会社が交渉をおこなうことになるため、信頼できるスタッフがいるのか確認しておくことも大切です。
手取り14万円から挽回するのにオススメの派遣会社【厳選2社】
最後に、求人数が多くフォロー体制が充実しているおすすめの派遣会社を2社ご紹介します。
これから新たに派遣会社に登録する人も、今の派遣会社に不満を感じている人も、ぜひ派遣会社選びの参考にしてみてください!
①スタッフサービス
スタッフサービスは、ホットペッパーやIndeedなど、多彩なサービスを運営するリクルートグループの企業です。
大手のグループ企業ということもあり、営業力も高く、誰でも一度は聞いたことがあるような大手企業の求人も、数多く取り揃えられています。
また、公式サイトには公開されていない非公開求人も保有しており、登録すると、思わぬお宝求人に出会えることも度々あります。
一般的な登録型派遣や紹介予定派遣に加え、無期雇用の常用型派遣もあり、自分にあった働き方を幅広い選択肢から選べるのも魅力の一つです。
転職支援サービスも実施しており、将来的に正社員や契約社員を目指したいと思ったときには、手厚いサポートやバックアップを受けることができます。

②テンプスタッフ
派遣の働き方研究所の調査で、「派遣会社満足度ランキング2019総合満足度第1位」に輝いたのが、テンプスタッフです。
法令を遵守し、派遣社員と派遣先双方が安心できるサービスを提供している会社であると認定された会社におくられる「優良派遣事業者」にも認定されており、安心して働けます。
求人件数は常時30,000件以上と非常に多く、希望にあった求人を見つけやすいのも魅力の一つです。
キャリアコンサルティングもおこなっているので、キャリアに悩んでいる方は、キャリアコンサルタントに相談することもできます。
また、ビジネスマナーや語学スキルアップ、エンジニアスキルアップなど多彩なスキルアップ講座も用意されており、未経験からでも希望する職種を目指しやすくなっています。
eラーニングも学ぶことができるので、仕事や家事の隙間時間を使って学習を進めることができ、忙しい方でも無理なく受講することができます。
無料で受講できるのも嬉しいポイントです。

手取りに不満があるなら派遣会社を変えてみよう!
今回は、派遣社員の給料について、手取り額や時給をアップさせる方法についてご紹介してきました。
働くうえで、給与の額は非常に重要になります。
給与が高いほど生活も充実し、仕事へのやる気も高まるものですよね。
派遣社員の手取り額は、24万円程度が相場です。
あまりにも給与が低い場合には、派遣会社に時給をアップしてもらえないか交渉してみましょう。
仮に交渉がうまくいかなくても、落ち込む必要はありません。
時給の高い職種への職種変更や、条件の良い求人を扱っている派遣会社へ乗り換えるなど、時給をアップさせる方法はたくさんあります。

今利用している派遣会社に固執するのではなく、信頼できる派遣会社を探して、自分が納得できる条件で働ける求人を探してみてください!