【高卒・大卒・院卒】新卒の手取り平均は?給与の内訳についてご紹介!

【高卒・大卒・院卒】新卒の手取り平均は? 給与の内訳についてご紹介!

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お役立ちコラム

突然ですが、新卒の手取り平均が最終学歴によって異なるのを知っていますか?

賃金についての知識は、仕事を理解するうえで大事な要素の1つです。

そこで今回の記事は、学歴ごとの新卒の平均初任給と手取り平均についてご紹介します。

給与と手取りの違いや、大学からの新卒を参考に給与の内訳を分かりやすく解説します。

最後は新卒で貰った手取りをみんながどのように使ったのかをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください!

この記事は

・学歴別新卒の手取り平均について知りたい

・給与の内訳を知りたい

・他の新卒が給与をどのように使っているのかを知りたい

という方におすすめです!

学歴別新卒の平均初任給と手取り平均はいくら?

学歴ごとに新卒の平均初任給と手取り平均が違うといっても、実際にはどこまで違うのでしょう?

最終学歴が大学の新卒生

それでは最初に、最終学歴が大学卒業の方の平均初任給と手取り平均についてご紹介します。

厚生労働省の調査によると、令和元年度(2019年)大卒生の平均初任給は以下の通りです。

  • 男女合計:21万200円
  • 男性:21万2800万円
  • 女性:20万6900万円

先ほど挙げた平均初任給を参考に、次は手取り平均について計算します。

一般的に、手取りは初任給の80%と言われています。

そこで平均初任給×0.8をすると以下のようになります。

  • 男女合計:16万8140円
  • 男性:17万240円
  • 女性:16万5520円

最終学歴が大学院の新卒生

次に最終学歴が大学院卒業の方の平均初任給と手取り平均を見てみましょう。

厚生労働省の調査によると、令和元年度(2019年)の院卒者の平均初任給は以下のようになります。大卒生より少し高くなりました。

  • 男女合計:23万8900円
  • 男性:23万9000円
  • 女性:23万8300円

(引用ページ:1 学歴別にみた初任給|厚生労働省

しかし先ほどと同じく、平均初任給に×0.8をするとこのように変わります。

  • 男女合計:19万1120円
  • 男性:19万1200円
  • 女性:19万640円

最終学歴が高校の新卒生

それでは最後に、最終学歴が高校卒業の方の平均初任給と手取り平均についてご説明します。

厚生労働省が調べた、令和元年度(2019年)の高卒者の平均初任給は次のようになります。

  • 男女合計:16万7400円
  • 男性:16万8900円
  • 女性:16万4600円

(引用元ページ:1 学歴別にみた初任給|厚生労働省

やはり大卒、院卒性と比べると少なくなってしまいます。

先ほどと同じように、平均初任給に×0.8をすると以下のようになります。

  • 男女合計:13万3920円
  • 男性:13万5120円
  • 女性:13万1680円

給与と手取りの違いとは?

女性のはてな

初任給とは新卒が会社から最初に受け取る給与のことです。

最初に会社からいただく給与を、特に初任給と言います。

給与とは私たちが会社から受け取る対価の総称です。

労働時間内に得たお金、手当、賞与など、会社からいただいたものは全て給与となります。

ちなみに給与は給料と言葉がよく似ていますが、意味は異なります。

給料は簡単に言うと基本給のことで、給与から諸手当を引いた金額のことです。

つまり給与とは

給与=給料(労働時間内に得たお金)+手当(労働時間以外に発生したお金)+賞与(ボーナス)

となります。

一方、手取りとは口座へ実際に振り込まれるお金のことです。会社が国に対して税金や社会保険料などを収めるために一人一人の給与から一定の金額を差し引く(控除する)ので、手元に残るのは給与よりも少ない金額となります。

詳しくは「初任給の内訳についてご紹介!」の項目で解説します。

つまり手取りは

手取り=給与-控除(差し引かれたお金)

となります。

初任給の内訳についてご紹介!

紹介する男性

ここまでは初任給(会社からいただく最初の給与)と手取り(口座へ実際に振り込まれるお金)の違いを明らかにしました。

次にご紹介するのは初任給の内訳です。

「初任給と手取りの違いとは?」で軽く触れた給与、手当、控除について詳しく解説していきます。

手取り=給与(①基本給+②手当)-③控除

①基本給(給料)

基本給は、給料のことです。

指定された勤務時間内に発生する金額を指します。

先程も述べたように、給与から諸手当を引いた金額が基本給(給料)です。

その名の通り給与の基本のお金なので、時間内に働いたら必ず発生します。

②手当

基本給に付随して支払われる賃金のことを指します。

法律で定められている手当は以下の3つです。

・残業手当

時間外手当とも言います。決められた時間以外に働いた分だけ手当が発生します。

・休日出勤手当

労働時間を月〜金の週5日を定めている会社であれば、土日や祝日に出勤したときに発生します。

・深夜残業手当

22時〜5時の間に労働を行ったときに発生します。

それ以外の手当は任意のため、会社によって異なります。

主な手取りは

・通勤手当

バス、電車、自家用車などで出勤するときに交通費がかかる場合、その費用を会社側が支給します。

・資格手当

資格が必要な業種に就職した場合、業務効率を上げるのを期待する目的で、会社側が資格を獲得するための費用を支給します。

・住宅手当

従業員が住んでいる賃貸住宅の家賃や持ち家のローンを、一部ですが補填してます。

・出張手当

社員が出張勤務を行う際に発生する諸費用(交通費、食事代、宿泊代など)を会社側が支給します。

など、種類は様々です。

③控除

初任給で主に差し引かれるのは、雇用保険料と所得税です。

雇用保険料:もし失業したときに、安定した生活や再就職を促進するための失業等給付金を支給できるようにするため差し引かれます

所得税:個人の給与に対して、一定の金額が差し引かれます

翌月からは健康保険料と厚生年金保険料が追加されます。

・健康保険料:健康保険組合に加入して医療費の自己負担を軽減するために差し引かれます

・厚生年金保険料:老後の年金をもらえるように差し引かれます

他にも住んでいる都道府県、市町村に納めるために差し引かれる住民税があります。

しかし住民税は前年の給与に影響するため、新卒は対象外となります。

みんなは初めての手取りをどう使った?

最後に、新卒の手取りの使い道をまとめてみました。

(引用元ページ:ソニー生命 社会人1年目と2年目の意識調査2022

貯金

将来に向けて今から堅実に備えるという人もいます。

中には投資を始める人もいるようです。

ちなみに全額を貯金というよりも、プレゼントなどで余ったお金を貯金に回している方が多いそうです

生活費

生活費と答えた人は一人暮らしをしている方に多いようです。
家賃、食費、水道光熱費、スマホ代など、生活をする上で必要な費用に使うそうです。

親へのプレゼント

親へ感謝の気持ちを込めてプレゼントをする、食事に誘うという方はやはり多いです。

財布やアクセサリーなどの小物を買うという方は、「自分で稼いだお金で買った」という事実を物として残したいと思っているそうです。
もちろん、レストランの食事で楽しいひとときを過ごすのも良い思い出となりそうです。

自分へのご褒美

自分へのご褒美として初任給を使う人は、長く使えるバッグや靴、腕時計などを買う人が多いようです。
もちろん趣味に費やすという方もいるそうです。

ちなみに皆さんは手取りをどのように使いますか?

僕は自分へのご褒美として前から欲しかったバッグを買います!残りは貯金か親へささやかなプレゼントをしたいです。

私は貯金かな。最近ニュースでよく言われている投資もやってみる予定です。

私はお世話になった両親にプレゼントをします!前から気になっていたレストランに連れていくのもいいかも!

「手取りをどう使おうかな?」と手取りの使い道に悩んでいる方は、是非参考にしてみてください!

学歴別新卒の手取り平均についてのまとめ

それでは学歴別の手取り平均についておさらいしましょう。

学歴によって給与や手取りの平均は異なる

(例:最終学歴が大学の新卒(男性)の給与平均は21万2800円、それに対する手取りは17万240円)

手取りとは給与から一定の金額が控除されたもの。給与の全額が口座に振り込まれるわけではない

初任給(会社から初めていただく給与)から控除となるのは雇用保険料と所得税のみ

給与と手取りの違いを理解して、お金を有効に活用しましょう!

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