工場の派遣は一人で行う単純作業なので、未経験でもコミュニケーション能力がなくても受かるイメージがありませんか?
実は工場の派遣は落ちないなんていうことはなく、通常の就職と同様に落ちることもあります。
一度落ちると、やはりショックですよね。
落ちた理由を派遣会社から教えてもらえるわけでもないので、どこが悪かったのかわからずもやもやしてしまう気持ちもわかります。
しかし、工場派遣は対策さえすれば採用確率を高められます!
次に活かすためにも、落ちる理由と対策について解説していきます。
工場の派遣で落ちる理由は4つ
工場の派遣で落ちる理由をわかっていれば、対策できます。
そのためにも、まずは落ちてしまう理由を知りましょう。
落ちてしまう理由は以下の4つです。
- コミュニケーション能力が著しく低い
- 清潔感がない
- やる気が感じられない
- 体力がない
①コミュニケーション能力が著しく低い
工場の仕事は一人作業のためコミュニケーションはいらないのではないかと思われがちですが、そんなことはありません。
工場でも、最低限のコミュニケーションは必要です。
仕事を教えてもらうときに会話ができなかったり、コミュニケーション不足によって一緒に働く人とトラブルを起こしたりしては困りますよね。
そのため、選考で会話ができなかったり、聞かれたことに答えられなかったりするとコミュニケーションが不足しているのではと判断されてしまいます。
無表情でボソボソと話すことや、話すときに目を見ないことも印象を悪くしてしまいますので、注意が必要です。
②清潔感がない
面談に行く際には、清潔感も重要です。
服がしわだらけだったり、髪や髭が整えられていなかったりする人と一緒に働きたいとは思えないですよね。
髪色は自由なところが多いですが、黒だとより印象が良くなります。
髪は毎日ちゃんと洗っていますか?服からにおいはしていませんか?
面談に行く前には確認するようにしましょう。
③やる気が感じられない
やる気が感じられないことも原因のひとつです。
仕事に対して興味があることが伝わってこないと、この人は本当にここで働きたいのか?と疑問に思ってしまいます。
また、採用してもすぐに辞めてしまうのではないか、当日欠勤や遅刻が多いのではないかと不信感も抱かれてしまいます。
工場は人手不足の企業が多いため、採用するには辞めてほしくないです。
そのため、やる気がないことは落ちる原因になります。
④体力がない
工場で働くには、意外と体力を使います。
単純作業を行うため、基本的には一日中立ちっぱなしですし、機械の清掃をするときには、重い機械を持ち上げたり動かしたりすることもあります。
病気で体が弱い、ずっと立っていることができないという方には工場で働くのは厳しいです。
そのため、一日中立ちっぱなしでも耐えられる体力があるかどうかを工場の採用担当者は見ています。
面談は派遣会社と派遣先の2回行う
今から工場の派遣を受けてみようと考えている方のために、工場派遣の面談の流れを紹介します。
一連の流れは以下の通りです。
- 派遣会社に登録
- 派遣会社に来社して面談
- 派遣会社から仕事の紹介
- 派遣先の工場に面談に行く
- 採用
この流れを見ていただいたらわかりますが、派遣会社と派遣先とで面談が2回あります。
「どういうことなの?」と疑問に思う方のために、詳しく説明していきます。
派遣会社で面談をする
まずは派遣会社で面談を行います。
あくまで派遣会社に登録するための担当者との話し合いなので、緊張する必要はありません。
仕事の希望職種や希望地、経歴など派遣会社に登録するために必要な情報を聞かれます。
派遣会社が重視するのは最低限のコミュニケーション能力と、健康かどうかだけです。
緊張してしまう方も、派遣会社との面談ではリラックスして臨みましょう。
どういう仕事をしたいのか、どういう条件で探しているのか、この時点できちんと伝えることが重要です。
派遣先の工場で面談(職場見学)
派遣会社との面談が終わり、特に問題なければ派遣先を複数紹介してもらえます。
そのなかから、働きたいと思った工場で面談を実施します。
工場側からするとどんな人が派遣されるか不安ですから、面談(職場見学)を実施するんです。
なお職場見学は希望制での実施です。強制は基本されません。

工場の派遣で落ちないための対策3つ
面談の流れを把握できたところで、対策をたてて採用の可能性を高めましょう。
具体的な対策は、以下の3つです。
- 第一印象を大切にする
- 最低限のコミュニケーション能力が必要
- 求人数が多い派遣会社を選ぶ
①第一印象を大切にする
正社員の選考面接では回数が多かったり、選考内容が面接以外にもあったりと自分をアピールできる場面が多くあります。
しかし派遣の場合は正社員と違って何度も実施しませんし、時間も短いです。
そのため、第一印象がとても重要になります。
第一印象は服装や身だしなみが大切ですので、清潔感のある恰好をしましょう。
女性の場合は、メイクも濃すぎず好印象を持たれるように意識してください。
②最低限のコミュニケーション能力が必要
工場の派遣で落ちる理由でも述べた通り、工場の派遣でも最低限のコミュニケーション能力が必要です。
敬語などの常識的な言葉遣いができなかったり、会話ができなかったりすることは不採用に繋がります。
採用担当者の質問内容を理解して、的外れな回答をせず質問の意図に合った回答ができるようにしましょう。
また、話を聞く時には相手の目を見て聞くことが大切です。
相手が話しているときに目を見ていないと、話している人は本当に聞いてくれているのか不安になります。
目を見て聞くことによってちゃんと話を聞いているという印象だけではなく、やる気があるという印象も与えることができます。
目を見ることが苦手という方は目と目の間を見るようにしたり、顔の中心を見るようにしたりすることがおすすめです。
初めてな方や慣れていない方は、派遣会社の担当者に相談すると練習をしてくれることもありますので相談してみてください。
③求人数が多い派遣会社を選ぶ
求人数が多いということは、選択肢が広がるのでそれだけで有利です。
派遣会社との相性もありますので、複数の派遣会社に登録することをおすすめします。
ずっと落ちていたけど、派遣会社を変えたらすぐに仕事が決まったという事例も多くあります。
求人の母数を増やして自分に合った求人を見つけましょう。
派遣で落ちた企業にも再応募できる
落ちてしまったけど、どうしてもこの企業に入りたいという方もいらっしゃいますよね。
一度落ちてしまうともう働くことができないと諦めてしまうかもしれませんが、実は一度落ちた企業でも、再び応募することは可能です。
再び応募することでどうしてもこの企業で働きたいという熱意を伝えることもできます。
行きたいと思っていた企業に落ちた後に他の企業で経験を積んでいた場合や、新しく資格を取得した場合には再び応募した際に採用率が上がります。
ただし、派遣会社によっては一度不採用になった企業を紹介することができない場合もありますので注意してください。
同じ企業でも以前応募した部署と異なる部署では応募ができる場合もありますので、派遣会社に一度確認してみましょう。
再応募でも対策は必須ですので、以前受けた際に不合格の原因を聞いている場合には必ず改善をしてから受けてくださいね。
派遣として工場で働く人の実情
工場の派遣で働くなら、実際にどんな人が働いているのか気になる人も多いですよね。
工場では、年齢も性別も国籍も問わず、さまざまな人が働いています。
自動車製造業は男性が多め、食品工場は女性が多めの傾向があります。
同じ工場でもラインによって業務内容はさまざまですが、基本は単純作業です。
作業が簡単で楽なので未経験でもできる業務が多くあります。
希望がある場合には派遣会社にあらかじめ伝えておくと自分に合った求人を見つけやすいです。
工場の派遣に強いおすすめの派遣会社5選!
派遣会社も多くの種類がありますので、どの派遣会社を選べばいいのか悩んでしまいます。
派遣会社によって求人の種類や質も様々です。
ここからは工場の派遣に強い、おすすめの派遣会社を紹介します。
①スタッフサービス
スタッフサービスは、工場の求人数が19000件と他の派遣会社と比較して断トツで多いです。
また、未経験者向けも8400件ありますので工場での勤務経験がない方も応募できます。
スキルアップ制度も充実していますので、キャリアアップにも繋がります。

②綜合キャリアオプション
綜合キャリアオプションは工場の求人が11000件と豊富です。
また、未経験者向けだけではなく、寮付きの求人も多くあります。
拠点が全国56か所にあるため、どの地域にお住いの方でも相談や面談にのってもらいやすいです。

③ランスタッド
ランスタッドは、未経験者向け求人が豊富です。
派遣会社の担当者の対応がとても丁寧なので、派遣会社が初めてという方も安心できます。
求人紹介のスピードもはやいので、今すぐ働きたいという方におすすめです!

④e仕事
e仕事では、大手の求人や条件が良い求人が多数掲載されています。
選考で失敗しやすいという方でも、大手の求人だと求人の枠が多いため受かりやすいです。
LINEでのweb面談が可能なので、困ったときにすぐに気軽に相談することができます。

⑤工場ワークス
工場ワークスは名前の通り、工場特化型の派遣会社です。
寮付き、住み込みの求人が多くありますので、生活費を節約したい、通勤のストレスをなくしたいという方におすすめ。
また、自動車関連の求人にも強いため、メーカーで勤務したい方にもおすすめですよ。

まとめ
今回は工場派遣で落ちる理由・対策を解説してきました。
工場の派遣に落ちたからといって、落ち込むことはありません。
落ちてしまう原因を知って対策をすることで、採用の可能性が上がりますのでしっかり対策をしましょう。
また、派遣会社を複数登録すると、ご自身に合った求人が見つかりやすくなります。

どうしても行きたかった企業に落ちてしまった場合は、再挑戦してみましょう!