コールセンターと調べると「底辺」というワードが検索候補に出てきたり、SNS上でもマイナスなイメージを発信していたりする人が多く見られます。
実際にコールセンターの派遣は底辺なのかという問いかけに対しての答えはNOです。
コールセンターに魅力を感じて働いている人もいますし、実際メリットもある職業だからです。
そこで今回は、コールセンターの派遣は底辺と言われる理由と、コールセンター求人に強いおすすめ派遣会社について解説していきます!
コールセンターに対するマイナスイメージは正しくない
皆さんはコールセンターに対してどんなイメージをお持ちですか?
クレーマー対応に精神が病む、常に怒られている、そんなイメージがありませんか?
実際にクレームが多い職場もあるかもしれませんが、しっかりと職場を選べばそんなことはありません。
例えば携帯会社の場合は操作方法などの問い合わせが多く、無事に解決すると「ありがとう」とお礼を言われることがほとんどです。
問い合わせをしてくるお客様の問題を解決しているので、十分、社会的意義がある仕事といえます。
底辺職の定義を「職場環境が悪い」だと定義するのなら、コールセンターは該当しません。
それでもコールセンター派遣が「底辺」だと言われる理由は?
コールセンターが底辺だと言われてしまうのは、以下の3つの理由があります。
- 誰でもできる仕事だと思われている
- スキルがつかないと思われている
- クビを切られやすい
誰でもできる仕事だと思われている
一日中座って電話しているだけだから誰でもできる、という漠然としたイメージがあります。
また、資格が必要ないため働こうと思えば誰でも働くことができます。
しかし質問に答える知識が必要ですし、話し方のマナーも必要です。
誰でもできるというわけではないですが、世間の声はコールセンターで働いたことがない人の声がほとんどなので、誰でも簡単にできる仕事だという声が広まってしまっています。
スキルがつかないと思われている
コールセンターで働いていても、何のスキルも身につかないという声を聞くことがあります。
さらに「スキルがつかないと将来性がない」という声も聞きますが、そんなことはありません。
コールセンターは人と話す仕事ですので、人の話を聞くのが上手くなります。
話を聞くスキルというのは社会人にはとても重要なスキルです。
相槌を打ったり適切な返答をしたりというスキルを身に着けることができるのはとても良い経験です。
また、会話をするので敬語が上手くなります。
ビジネス上で敬語は欠かせません。
正しい敬語を理解していれば、他の職種に転職するときにも役に立ちます。
それでも他の職種と比べると身に付くスキルが少ないので、コールセンターの派遣はスキルが身に付かないと言われてしまっている現状があります。
クビを切られやすい
派遣社員は最長3年までしか雇用できないと、労働者派遣法第四十条の二で定められています。
1ヶ月毎に更新が必要な短期の派遣も存在します。
せっかく職場に慣れて仕事ができるようになっても、1ヶ月毎に職場が変わってしまうのは精神的にも負担が大きいですよね。
また、派遣先の業績が悪いときには正社員より先に、派遣社員から切られがちです。
派遣から切られてしまうことも正社員からしたら「派遣はだめ」「正社員になってスキルアアップするべき」といったイメージにつながってしまいます。
コールセンターの派遣の魅力は?
コールセンターの派遣が底辺だと言われる理由をお伝えしましたが、悪いことばかりではありません。
特に派遣ということには正社員から転身する人がいるくらい大きな魅力があります。
①自分の時間を確保できる
派遣は、基本的に残業がほとんどありません。
派遣は派遣先と直接雇用計画を結んでいないので、残業させる際は本当に残業させなければいけないほど仕事量は多いのか、正社員で補うことができないのかを慎重に検討してもらえます。
もし残業をするなら派遣会社との調整も発生しますし、企業が派遣会社に支払うお金は正社員よりも割高という場合もあります。
面倒な手続きをするくらいなら、正社員に残業させたほうがいいという考えをもってもらえます。
そのため、一日の拘束時間もある程度調整することができます。
資格の勉強をしたい方や、将来やりたいことのために勉強をしたいという方にも最適な仕事です。
②仕事を掛け持ちできる
最近は副業OKの企業も増えてきていますが、企業全体で見るとまだまだ少ないのが現状です。
派遣の場合、掛け持ちを禁止しているところはほとんどありません。
副業や起業に挑戦したいけど、会社を辞めていきなり独立するのは怖い…なんて方には大きなメリットですね。
しかし派遣会社や派遣先によっては、競合の利益になる場合には禁止しているケースもありますので注意してください。
コールセンター派遣に向いている人
魅力として述べた通り自由な時間を確保できるため、ミュージシャンを目指している人、俳優、女優を目指している人、起業の準備をしている人など夢の為にある程度時間を確保したいという方に向いています。
シフトに融通がきいて時給が高いため、実際に自由に生きていくことをなによりも優先したい!とう方がコールセンターの派遣では多いです。
夢を追いながら働ける仕事がコールセンター派遣というわけですね!
他人の無責任な言葉には耳を傾けない
とはいっても、やはり世間のイメージも気になってしまいますよね。
日本人は周りの評価を気にしすぎる部分があります。
コールセンターの派遣は底辺というイメージをネット上やSNSで言われてしまうと、落ち込んだりやる気がなくなってしまったりすることもあるかもしれません。
しかしそんな世間の声は、働いたことがない一部の人の意見です。
一部の無責任な人の声は気にせず、自分がやりたいようにお仕事をすれば大丈夫ですよ。
コールセンターに自信を持とう!
ほぼ定時上がりでマニュアルもありますし、ルーチンワークが向いている人も多くいます。
ルーチンワークだからこそ誰にでもできる仕事なのではないかと思ってしまうかもしれませんが、電話をかけた人からしたら対応してくれるだけで助かります。
不明点をわかりやすく説明してくれた、困っていたことを解決してくれた、当たり前に感じることでも電話をかけた人からしたらとてもありがたいことなのです。
日々誰かの役に立っているということを忘れないようにしてください。
自信が持てない場合には転職も考えてみよう
しかし、それでも自信が持てないという方もいらっしゃいますよね。
派遣先の職場環境によっても異なるため、魅力を聞いても自分の派遣先ではそういった魅力を感じないという方もいると思います。
コールセンターでの経験が転職で有利になることはあまりありません。
転職をするのなら若いほうが有利になるので、もし転職を検討しているのならはやめに転職してしまいましょう。
底辺と言われない派遣先の特徴
転職した先でも底辺と言われるようなひどい派遣先だったら、せっかく転職したのに意味がないですよね。
職場環境が悪い職場で働かないためにも、良い派遣先かどうかの見極め方をお伝えいたします。
専門性がある
専門性が高ければ、仕事を辞められた場合にかわりがすぐに見つからないため、派遣でも正社員並みに手厚く迎えてもらえます。
例えば、通訳やエンジニアなど知識が必要なものや、薬剤師や介護など資格が必要なものは、専門性が高いため比較的良い条件で働くことができます。
また、正社員と同様に派遣にもスキルアップの機会を設けていたり、派遣も参加できる勉強会を設けていたりする会社もあります。
派遣でも正社員と同様にスキルアップできる機会を用意してもらえているのはありがたいですね。
選考が厳しい
あらかじめ採用を絞っていれば人材の質は担保できています。
誰でも働ける職場というのは、その分やる気がなかったり仕事が極端にできなかったりと入社してからの人間関係に困ることも多いです。
その点人材の質が担保されているのは安心できますね。
また、企業側からも採用に時間とお金をかけているのでできるだけ辞めてほしくありません。
そのため、派遣だからといってひどい扱いをしたりすぐクビにしたりという心配もなくなります。
選考が厳しいということは不合格になる可能性が高いということですが、採用してもらってから人間関係で後悔するリスクを減らせるのは大きなメリットです。
契約期間が長期
契約期間が1年以上の長期の場合は、長期で働くことが前提なので会社から教育の機会を得られます。
エクセルやワードなどのパソコンスキルや、エンジニアの場合は機械の修理やオペレーション講習などを受講できる会社もあります。
また、上司に長い目で見てもらえるので、評価次第では正社員になれる可能性も高くなります。
正社員で入社することが難しい会社でも、契約期間が長期で派遣として採用があるのなら挑戦してみるといずれは正社員になれるかもしれません。
実力重視
実力重視と記載のある企業は、一般的な派遣の時給に比べて待遇が良いです。
特にベンチャー企業や、外資系企業では実力重視の会社が多くあります。
待遇が良い反面、実力が伴っていない場合には雑な可能性を受ける場合もありますが、意識高く働きたいという人には向いています。
コールセンターの派遣求人に強い!おすすめ派遣会社3選
派遣会社選びで失敗しないためにも、おすすめの派遣会社について紹介していますので、以下の記事であわせてチェックしてみてください。
コールセンターの派遣求人は、以下3社を使うことでカバーできますよ。
もし可能ならば複数利用もおすすめです。
まとめ
コールセンター派遣は底辺というイメージがあるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
コールセンターの派遣にもさまざまな魅力があり、その魅力にひかれて働いている人もたくさんいます。
それでも転職を考えているという方は、転職先に失敗しないためにも、底辺と言われない派遣先の特徴を理解しましょう。