コールセンターの派遣社員として働く場合は、面接で落ちる可能性は低いです。
派遣社員は面接なしで働ける企業は多いです。
しかし、派遣先の企業との「顔合わせ」「職場体験」が必要になります。
結論から言うと、「顔合わせ」「職場体験」の段階で派遣先からお断りされる場合も・・・
派遣社員だから必ず働けるわけではありません。
コールセンターなどの派遣先で働くためにも、事前の対策が必要不可欠といえるでしょう。
本記事では、コールセンター派遣で不採用になる人の特徴と、採用されるための大事なポイントについて解説していきます。
コールセンター派遣で落ちる人も多数いる
コールセンターの派遣は、落ちる人が一定数います。
派遣一個落ちたわ。
コールセンターさえ落ちるなんて— シズ (@N89xsundTWPVIo7) May 8, 2017
未経験大歓迎!複数名募集!のコールセンターの派遣落ちたからもう全部落とされるんだろうなーと思ってる
— あう (@B9ZKV) May 21, 2021
派遣のコールセンター落ちた
— しょーてゃぬてゃぬてゃぬ (@syorolist) January 24, 2018
派遣社員は面接や選考が法律で禁止されているため、ほとんどの人が落ちないと思っているようです。
実際のところ、たくさんの人が不採用になっています。
では、面接がないといわれる派遣社員ですが、どの段階で落とされるのでしょうか?
次に解説していきます。
コールセンターで働くまでに派遣でも2回選考がある
実は、派遣社員で働く前に2回の選考が設けられています。
正社員採用などよりも敷居は低いので、そこまで難易度は高くありません。
実際に2回の選考はどのタイミングで行われるのでしょうか?
タイミングとして下記の2回があげられます。
- 派遣会社に登録する際の面談
- 派遣先での顔合わせ・職場体験
順に解説します。
①派遣会社に登録する際の面談
まず、はじめに派遣会社に登録する際の面談で評価をされます。
派遣会社によっては登録した派遣社員に対して、面談結果の点数がつけられる場合も。
この点数が低いと、希望の派遣先を紹介されないようになってしまうでしょう。
ただの登録時の面談だと思って、だらしない態度をとってしまうと派遣会社はあなたをマイナス評価してしまいます。
より希望に合わせた求人を紹介してもらうためにも、派遣会社に登録する際の面談は重要といえるでしょう。
必ず働きたいという意思をアピールして、好印象を与えるよう心がけてください。
②派遣先での顔合わせ・職場見学
派遣先での顔合わせ・職場体験はあなたとのミスマッチを防ぐための場です。
あなたが「この職場は合わない」と判断した場合は断ることも可能です。
一方で、派遣先の企業も同じことがいえます。
企業も採用するのであれば、企業にとってプラスになる人材を求めています。
働くうえで、あなたが入社するメリットがないと判断された場合、お断りをされる可能性があります。
派遣社員だから、事前準備をせずに顔合わせ・職場見学に参加しないようにしましょう。
コールセンター派遣で落ちる人の特徴7選
実際に派遣社員であっても、選考で落ちる可能性があるのはわかったはずです。
ではコールセンター派遣で、不採用と判断されるのはどのような人たちでしょうか?
落ちる人の特徴は下記の7つです。
- 身だしなみが整っていない
- 経験・スキルが合っていない
- コミュニケーション能力に欠ける
- 働きたい意思がない
- 時間を守らない
- 年齢や雰囲気が会社に合わない
- 愚痴や不満が多い
では具体的に解説していきます。
①身だしなみが整っていない
コールセンターだからといって、服装は何でもいいというわけではありません。
人は初対面での印象として、見た目が9割といわれています。
初対面で身だしなみが整っていない人はどう感じるでしょうか?
「だらしない人だ」
「清潔感に欠けるな」
など悪い印象を与えるはずです。
身だしなみは意識次第ですぐに変えられるでしょう。
男性と女性で身だしなみを意識するポイントは変わります。
人から見られても、恥ずかしくないような身だしなみを徹底していきましょう!
②経験・スキルが合っていない
派遣社員であっても、職場見学や顔合わせで落ちる一番の原因は、経験とスキルが合っていないという点です。
コールセンターでは「経験やスキル」があまりにも欠けている場合、落ちてしまう可能性もあります。
また、金融や保険など専門的な知識が必要とされるコールセンターの場合は、ある程度知識がある人を求めています。
コールセンターで働くには、必要なスキルや勉強を事前にすると、落ちる可能性は下がるのではないでしょうか?
経験やスキルが無いから諦めるのではなく、今できることを積極的に取り組んでいくと良いです。
③コミュニケーション能力に欠ける
コールセンターでは、コミュニケーション能力が重要視されるでしょう。
お客様に言葉だけで、伝えたいことを理解してもらう必要があります。
常に相手の目線に立って、分かりやすい説明や丁寧な言葉遣いが求められる仕事です。
しかし、コミュニケーション能力が全くない人が来た場合、派遣先は困るでしょう。
「挨拶もできない」「会話にならない」「声が小さい」
当たり前のコミュニケーション能力がない人に、コールセンターでの仕事は任せられません。
よって、コミュニケーション能力に欠ける人は落ちる傾向にあります。
顔合わせ・職場体験では、コミュニケーションを意識して、派遣先に不安に思われないことが重要です。
④働きたい意思がない
派遣先で働きたい意思がない人は落ちることがあります。
「どうしてコールセンターで働きたいのか」
「なぜその派遣先がいいのか」
を考えることが重要です。
志望動機に一貫性が無い場合や特にやる気を感じられない場合は、企業もいい印象は持たないでしょう。
志望動機はどの職種であっても必ず聞かれます。
事前に考えておくだけで説得力は変わるので、準備しておくと良いです。
⑤時間を守らない
社会人として当たり前ですが、時間を守らない人は企業側も求めていません。
派遣社員やコールセンターに限らず、社会人として当然のことです。
時間を守らないと、派遣会社の担当からの評価も下がり、求人の紹介ができなくなります。
自分の選択肢を狭めないためにも、時間はしっかり守って社会人として当たり前の行動をとりましょう。
⑥年齢や雰囲気が会社に合わない
年齢や雰囲気は働くうえで非常に重要です。
派遣先にマッチした人を紹介してしまった場合、トラブルになる恐れも考えられるでしょう。
年齢制限を設けている企業も多いそうです。
働きたい職場があるのであれば、若いうちから挑戦することをおすすめします。
⑦就業可能な期間が短い
コールセンターの派遣の場合、短期的な就業条件だと落ちる可能性があります。
コールセンターはスキルが必要になってくるため、長期的に働いてもらったほうが仕事も覚えて任せられることも増えていくはず。
一方で、3か月未満で退職されてしまうと企業側も困ります。
ようやく仕事を覚えてきた段階で退職されてしまうと、企業に何もメリットはありません。
コールセンターは専門的な知識やスキルを必要とする派遣先も多いです。
そのような派遣先からは就業期間が短いと落とされてしまうでしょう。
コールセンター派遣として採用されるための大事なポイント4選
コールセンターの派遣は大事なポイントさえ知っておけば、すぐに採用されるはずです。
意識するべきポイントとして下記の4つがあげられます。
- 身だしなみを整える
- 派遣会社と事前準備の徹底をする
- 派遣先からの質問にしっかりと答える
- 複数の派遣会社に登録をする
では具体的に紹介していきます。
①身だしなみを整える
「身だしなみを整える」というのは先ほど落ちる人の特徴でも紹介しました。
身だしなみは本当に重要なポイントです。
実は、身だしなみは服装だけではありません。
- 髪型は整っているか
- 爪は伸びていないか
- ひげは整っているか
- メイクはその場に合わせたものか
- ネイルは派手すぎないか
などさまざまな注意点があげられます。
身だしなみは細かいことでも、相手に与える印象は非常に変わります。
見た目を変えるだけで相手に好印象を与えられます。
今すぐ実践しましょう。
②派遣会社と事前準備の徹底をする
派遣会社にはあなたの担当者が一人はいるはずです。
担当者に派遣先の情報共有をしてもらえるようにしましょう。
派遣先の情報が不足していると、アピールができません。
特にコールセンターである場合、「どのような知識が必要なのか」など事前に調べておく必要があります。
できる限り派遣会社に情報交換ができるように行動するのが大切です。
また、自分の経験やスキルを伝えることで、あなたに合った求人を紹介できる可能性が上がるでしょう。
事前準備の徹底を行うことで、派遣先の顔合わせや職場体験に万全な体制で挑めるでしょう。
必ず、派遣会社との情報共有は徹底しておくことを心がけてください。
③派遣先からの質問にしっかりと答える
顔合わせや職場体験では派遣先からさまざまな質問をされるでしょう。
「なんで、コールセンターで働きたいの?」
「前の職場はどうして辞めたの?」
など派遣先の企業によって質問は変わってきます。
質問をする中で、派遣先の企業はあなたを試しているでしょう。
よって、質問に対してしっかりと答えることが重要になります。
質問の回答でなるべくネガティブなことは言わないほうがいいです。
ネガティブな発言が多いと、派遣先の企業側はあなたにマイナスイメージを持ちます。
「この人は大丈夫かな?」
「入社してトラブルを起こさないかな?」
「すぐに辞めないかな?」
などよく思う人はいません。
なるべくネガティブな理由があったとしてもポジティブに伝えるのが大切です。
ポジティブ変換をすると、あなたの印象はかなり良くなるでしょう。
また、「早口」「話が長い」「声が小さい」などにも注意が必要です。
コールセンターではコミュニケーションが重視されます。
派遣先の企業にコミュニケーション能力に不安を与えないためにも、質問に対してはしっかりと答えることが重要です。
④複数の派遣会社に登録をする
派遣社員として、自分の働きたい仕事に就くためには複数の派遣社員に登録するのが重要です。
「どこの派遣会社も同じじゃないの?」
「紹介される求人は変わらないはず」
と思う人も多いのではないでしょうか。
その考え、実は違います。
派遣会社によって、強い業種や担当者の知識が大きく変わります。
もしかすると、今登録している派遣会社はあなたに合っていない可能性も考えられます。
派遣会社の選択を間違えると、「希望の求人が紹介されない」「詳しい情報共有がされない」など不利になってしまう場合も。
複数の派遣会社を登録すると、それぞれ比較検討ができますし、情報量の幅も広がります。
コールセンターで派遣社員として働きたいのであれば、コールセンターに強い派遣会社を選択する必要があります。
正しい情報を収集するためにも、複数の派遣会社に登録して自分に合った派遣会社を見つけるのが大切です。
コールセンターに強いおすすめの派遣会社を3社紹介!
「コールセンターで働きたいけどなかなかいい求人が紹介されない」
と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
コールセンターに強い派遣会社はいくつか存在します。
そのなかでもおすすめの3社をピックアップしました。
この3社に登録をすれば、必ず良い派遣先に巡り合えるはずです。
おすすめのポイントを踏まえて、詳しく解説していきます。
スタッフサービス
まず初めに、スタッフサービスを紹介します。
スタッフサービスとは、大手リクルートのグループ企業です。
派遣先は大手企業のコールセンターが多く、安定して働ける環境が整っています。
「非営利団体のコールセンター」「専門スキルが活かせるコールセンター」など幅広く派遣先を選べるのが特徴です。
また、福利厚生が充実しているので、ストレスなく働けます。
提携しているスクールや施設を優待価格で利用できるのは、大手企業の特権ともいえるでしょう。
幅広くコールセンターの求人を扱っている「スタッフサービス」はおすすめです。
テンプスタッフ
次にテンプスタッフについて紹介します。
テンプスタッフは、スタッフの満足度がNo.1です。
日本全国に拠点があるので、どのエリアでも派遣先を紹介してもらえるのはありがたいですよね。
テンプスタッフは主婦でも働きやすい環境を整えることを目指しており、多くの情勢から支持されています。
コールセンターの業務も多岐にわたって、紹介ができるのは特徴的です。
また、コールセンターでは、キャリアを積むと派遣先の正社員になれる制度(紹介予定派遣)も充実しています。
派遣先で将来的には社員として活躍したいという人は「テンプスタッフ」がおすすめです。
パソナ
最後に、パソナについて紹介します。
パソナは派遣スタッフ満足度調査で「友人に勧めたい派遣会社No.1」を7回も受賞しています。
抜群の評判を誇るパソナですが、どのような理由があるのでしょうか?
パソナの特徴として、「高時給」「大手上場企業」が多く、満足度も高いようです。
コールセンターも大手企業を中心に紹介してもらえるでしょう。
また、コールセンターの研修にも力を入れている特徴があります。
言葉遣いや話し方の基礎知識、顧客満足度アップの対話のテクニックまで。
未経験でもスキルアップが目指せる環境が整っています。
また、研修も無料で受講が可能です。
コールセンターのスキルアップを目指している人は「パソナ」がおすすめです。
【例文あり】顔合わせ時に使える!好印象を与える志望動機を紹介
顔合わせや職場体験の際に必ず聞かれるのが、「志望動機」です。
志望動機をうまく伝えられないと、落ちる可能性が高くなるでしょう。
志望動機を突然聞かれても慌てないことが大切です。
事前に志望動機を準備することで、派遣先の企業に好印象を与えられます。
では好印象を与える志望動機はどのようなものがあげられるでしょうか。
目的別に紹介していきます。
コミュニケーション能力をアピールした志望動機
コールセンターの仕事は、言葉ですべて伝えなくてはいけません。
コールセンターで求められているスキルとして、「コミュニケーション能力」があげられます。
ただ「話すことが好き」という志望動機では何も伝わらないでしょう。
コミュニケーション能力の中でも「難しいことを分かりやすく説明するスキルがある」というアピールが重要です。
実際に「説明することが得意」と思わせられるようするのが重要です。
事例をもとに志望動機を考えると、派遣先の企業から高印象を与えられるでしょう。
コミュニケーション能力をアピールした志望動機の例文はこちら。
コールセンターでの業務経験はありませんが、家庭教師で培った経験を活かせると考えて志望しました。
御社の商品やサービスをお客様の立場に立って、分かりやすい案内ができるように心がけていきたいです。
スキルアップが目的の志望動機
スキルアップをしたい意思はとても大切ですが、ただ「スキルアップをしたい」と伝えるだけでは不十分です。
過去にどういった経験があって、スキルアップをしたいと考えたのかを伝えることが派遣先の企業は納得感が増すでしょう。
前向きな姿勢をアピールするためにも、志望動機は事前に考えておくと良いです。
スキルアップが目的の志望動機の例文はこちら。
今よりも専門的なスキルを伸ばしたいと考え、御社のコールセンターでの仕事を志望しています。
御社のコールセンターは法人顧客のため、より実践的な営業力を身に着けられると感じました。
またスキルアップをすることでマネージャーとして、コールセンター業務の効率化に取り組んでいきたいと考えております。
業務未経験の志望動機
業務未経験の場合でもコールセンターでは働ける場合が多いです。
接客経験をアピールすると、コミュニケーションスキルや一般常識があると判断されるでしょう。
接客経験が無くても、明るい人間性をアピールすると評価されやすくなります。
コールセンターは人と話す仕事です。
なるべくネガティブなイメージを与えないこと意識しましょう。
積極性や向上心をアピールしていくと良いです。
業務未経験の志望動機の例文はこちら。
未経験者でも取り組めるに内容があり、志望するきっかけとなりました。
私は、カフェで5年間接客をしていた経験があります。
接客で培ったコミュニケーション能力を活かして、一日でも早く活躍できる社員になりたいです。
どうぞよろしくお願い致します。
まとめ~コールセンター派遣は事前準備が大事!ポイントを押さえれば落ちることは無い~
コールセンター派遣だからといって、絶対に採用されるという保証はどこにもありません。
事前準備をしないと、落ちる可能性があると理解していただけたのではないでしょうか。
すでに、派遣先からお断りされている人は自分を見つめなおす必要があります。
- 身だしなみを整える
- 派遣会社と事前準備の徹底をする
- 派遣先からの質問にしっかりと答える
- 複数の派遣会社に登録をする
上記の4つを意識すれば、派遣先からお断りはされないはず。
派遣で落ちたからといって落ち込む必要はありません。
事前準備をして、積極的に行動していくのが重要です。
今回紹介したことを実践すれば、必ずうまくいくでしょう。