派遣では契約期間が決まっている為、クビにされやすいのではないかと不安を感じる方もいますよね。
コールセンターの派遣では、中には研修期間中にクビを宣告された人もいます。
そういった情報を聞くと余計に不安になってしまうかもしれませんが、どういう人がクビになるのか、特徴を知っていれば対策ができてクビを避けることができます。
この記事では、具体的にクビになる人の特徴と、クビにならないための対策について紹介していきます!
コールセンターの派遣でクビになる人の2つの特徴
コールセンターの派遣でクビになってしま人には、大きく分けて以下の2つの特徴があります。
・社会人としてのスキルが足りていない人
・研修内容についていけない人
社会人としてのスキルが足りていない人
社会人としてのスキルが足りていないというのは、会社に勤める上で常識が足りていないということです。
コールセンターは離職率が高い職場ですので、元から辞めてしまうことを想定して多めに採用しています。
そのため、スキルが足りていないと判断されると会社のマイナスになってしまうので解雇されてしまうことがあります。
具体的には以下の3つの特徴があります。
- 遅刻・当日欠勤が多い
- 研修中に私語が多い
- 感情の起伏が激しすぎる
遅刻・当日欠勤が多い
遅刻や当日欠勤が多いとやる気がないという印象を与えてしまいます。
特に勤務初日に遅刻や当日欠勤をしてしまうと第一印象が悪くなってしまいますよね。
体調不良など正当な理由でも、これからも同じように繰り返すと判断されることが多いです。
体調不良の場合には、休職やシフトを減らすなどの対応を行いましょう。
遅刻や欠勤をすると研修内容についていけないということにも繋がります。
遅刻や当日欠勤をしがちという方は、対策についてこちらの記事で詳しく解説しておりますのでチェックしてみてください。
研修中に私語が多い
研修中に私語が多い人は、もし講師から注意を受けなかったとしても見られているとうことを忘れないでください。
全員が同じ研修を受けている中で、ひとりだけ私語が多い人がいると自分が思っているよりも目立っているのです。
私語が多いことは研修を受けている他の人の妨げになりますし、講師にも不快感を与えてしまいます。
研修中に居眠りしている人も同様です。
研修中は研修に集中し、スキルアップに努めましょう。
感情の起伏が激しすぎる
感情の起伏が激しい人、まわりにいませんか?
プライベートではそれでも良いかもしれませんが、会社にとっては迷惑です。
ちょっとしたことで怒鳴ったり、突然泣き出したりしてしまう人は、お客様だけではなく他のスタッフとトラブルを起こしそうだと思われてしまいます。
仕事をしているとイライラしたり、不安でわからないことが出てきたりすることは誰しもあります。
そこですぐに感情に出してしまうのではなく、一旦落ち着いて深呼吸をしてみてください。
また、自分の気持ちを客観的に整理することも効果的です。
研修についていけない人
コールセンターの研修では、講師1人に対して研修生数十名で行うことがほとんどです。
マンツーマンではないため、1人の遅れに全員が合わせるわけにはいきません。
数十名で合わせて研修をしていると、理解が遅い人は目立ってしまいます。
実際に業務で電話対応をするときにも、対応が遅くなったりあたふたして慌てたりしてしまうのではないかと不安に思われてしまいます。
そもそも、コールセンターのマニュアルは分厚すぎて覚えることが不可能です。
重要な部分には付箋を貼って、いつでも開けるようにしておきましょう。
研修内容でわからないことがあったときには、都度質問し、不明点をその場で解決することが大切です。
コールセンターの研修自体は難しいものではないので、対策をすれば研修についていけないということは防げますので安心してください。
実際にコールセンターの派遣でクビになった実例
社会人としてのスキルや研修についていけるかも大切ですが、基本的なルールを守ることも大切です。
ルールを守ることは当たり前だと思う方もいると思いますが、ルールの重大性を認識していないと少しくらいという軽い気持ちでルールを破ってしまう人もいます。
ルールを破ってしまったことが原因で、実際にコールセンターでクビになった実例を紹介いたします。
禁煙の場所での喫煙が発覚した
ほとんどのオフィスは基本禁煙です。
喫煙者のために喫煙所は一部に設定されています。
喫煙所以外で喫煙をしてしまうと、においがついてしまいますし火災報知器が反応してしまう場合もあります。
そのため、喫煙所以外の禁煙箇所で喫煙をしてしまうことは大問題です。
ビルのテナントを借りている場合にはビルの管理会社からも怒られてしまいますし、多方面に迷惑が掛かります。
業務用パソコンで自分のSNSにログインしていた
コールセンターはお客様の個人情報を扱っている為、セキュリティにとても厳しいです。
業務に関係のないページには閲覧を制限しているところもあります。
しかしその重大性を理解できていなかったため、自分のSNSにログインして閲覧していたケースがありました。
これは、他社への信用問題にかかわる重大なコンプライアンス違反です。
実際にクライアントへの謝罪や事情聴取が行われ、会社全体の不利益に繋がります。
解雇だけでは済まされず、損害賠償になることもありますのでパソコンで業務以外のページにアクセスすることは絶対にしてはいけません。
研修中にクビにすることは問題ない
コールセンターの研修中にクビにされることなんて本当にあるの?と思うかもしれませんが、実際にあります。
試用期間がはじまって14日以内の者を解雇する場合には解雇予告や手当は不要と法律で定められているのです。
採用したばかりではわからないことが多いため、解雇が多少認められやすくなっています。
悪魔でも客観的、合理的理由が必要ですが、それでも会社によっては不合理な理由でクビにされてしまうこともあります。
雇用契約書をチェックして、契約書の内容通りか、不当解雇の可能性がないかを確認するようにしましょう。
試用期間が終わってからは解雇予告が必要になりますので、試用期間が終わってからいきなり解雇されることはありません。
それでもコールセンターではクビよりバックレのほうが多い
ここまでコールセンター派遣のクビについて説明してきましたが、実際に退職する割合はバックレで退職する割合のほうが多いです。
ここからはバックレで退職するとどういったことが起きるのかを説明していきます。
派遣先から電話が何度もかかってくる
何も言わずに辞めてしまうと、電話がたくさんかかってくることは覚悟しなくてはいけません。
これからどうするのかという確認もありますが、連絡をしないで無断欠勤をしているため、安否確認のためにも連絡があります。
自分が電話に出ない場合には緊急連絡先として設定している親などにもかかってくる場合がありますので、連絡はするようにしましょう。
返却物の催促がくる
オフィスがビルの中にある場合は、ビルに入るための入館証があります。
入館証はビルのセキュリティに関わりますので、派遣先だけではなくビルの管理会社にも迷惑をかけてしまいます。
入館証は、第三者にわたってしまうと見知らぬ人が入館できてしまうので、機密情報の漏洩にも繋がってしまう大切なものです。
辞めるからといって入館証を捨てることはないようにしましょう。
また、制服を借りている場合には制服の返還も催促されます。
給与が発生している場合には、返却しないと給料から制服代がひかれてしまうこともあります。
派遣先から借りているものなので、辞める時にはきちんと返しましょう。
指導を受けたら改善目標を明確にする
いきなりクビになってしまう前に、注意喚起もかねて指導を受けることがあります。
改善の余地があると判断して指導を受けているので、改善目標を明確にし、改善していきましょう。
具体的には以下の目標をたてましょう。
- 数値目標
- 期間
- 未達時の処遇
改善案を提示することで改善する意思、やる気を感じてもらえて評価が変わることがあります。
積極的に行動していきましょう。
それでもクビを宣告されたときの対応
もちろん、対策をたてて改善したとしてもクビを宣告されてしまうこともあります。
クビにされたら落ち込みますし、働きたいと思っていた職場だと尚更です。
特に研修中でクビを宣告されてしまうと悔しいですよね。
落ち込むことも悔しい気持ちもありますが、それでも次の仕事を探すほうが大切です。
コールセンターの仕事は他にもありますので、次の仕事を探すことに気持ちを切り替えましょう。
だめだった原因を把握する
クビを宣告されてしまう原因は人それぞれです。
次に繋げるためにも、電話対応が苦手だったのか、パソコンの操作が遅かったのか、人間関係がうまくいかなかったのか、原因を把握しましょう。
原因がわからないまま次の職場に行ってしまうと同じ事の繰り返しです。
自分に合う職場はきっとあります。
原因を把握することは気持ちの整理にもなりますので、しっかり把握して次の職場での成功に繋げましょう!
複数の派遣サイトの登録する
職場環境は、人によって合う職場と合わない職場があります。
ひとつのコールセンターからクビを宣告されても、違うコールセンターだと受け入れてくれるという事例も多いです。
求人の母数を増やすためにも、複数の派遣会社に登録をしましょう。
コールセンターで働いていた経験があれば優遇されますし、次の職場もすぐに見つかります。
コールセンターに強いおすすめの派遣会社についてはこちらの記事で紹介しておりますのでチェックしてみてください。
クビになる前に対策をしよう
ここまでクビになる人の特徴を説明してきましたが、特徴を理解して対策ができればクビになる確率は低いです。
指導を受けてしまったとしても、改善案を考えることでクビになることを免れることができます。
しかし、誰しも適正があるので、合わないと思ったら時には早い段階で辞めて気持ちを切り替えることも大切です。
コールセンターの派遣求人は多く掲載する派遣会社が多いので、自分に合った職場を見つけましょう!