未経験の一般職会社員が派遣社員から編集者になった経験を語る

派遣-編集者 事務職の派遣

こんにちは。のじれいかと申します。
既婚で子なしのアラフォーです。

私は主に、雑誌や広報誌の編集者として働いてきて、現在はフリーで宝飾関係のコピーライター、企業のwebカタログなどの編集・ライターなどをやらせていただいています。

かつて私は企業の一般職の会社員、いわゆるフツーのOLでした。

現在のスキルの多くは、30代に入って転職してから身につけたものです。

正社員、契約社員、嘱託など、本当にいろいろな雇用形態で働いてきたのですが、その多くは派遣社員としてあらゆる会社で編集職を経験して得たものです。

30代で編集の仕事をまったくの未経験だった私が、

  • 派遣契約という雇用のかたちを利用しながら編集者になるためにやったこと。
  • 派遣の編集者が身につけておくとよいこと
  • 派遣で働く編集者のメリット・デメリット

などについて書いていきます。

同じように編集者への転職を考えている方の少しでもお役に立てればと、私自身のことを振り返ってみようと思います。

この記事を書いた人

のじ・れいか様

のじ・れいか

のじ・れいか。
派遣社員として企業を渡り歩いてきたアラフォー。
エンタメが大好物で、毎日1本映画を観てます。
ジュエリーコーディネーター3級。
人間関係、ライフスタイル。
きれいなトイレを見るのも好き。
揺れ恐怖症です。

なぜ編集者を目指そうと思ったのか?

派遣-女性,はてな,品川区

その前に、編集者になりたかった動機について簡単に触れようと思います。

私は大学を卒業後、一部上場企業に就職したのですが、会社員時代はルーチンワークが主で、仕事で自分の考えを伝える機会は皆無でした。

そのためか、気づけばプライベートでも自分の考えを人に伝えることができなくなり、会社勤めを続けることに限界というか、危機感を感じるようになったのです。

編集者を目指したのは、本や雑誌、活字が好きという理由もありましたが、そんな私だったので、文章で人にものを伝えたいと考えるようになったというのが本音でした。

ただその時点で既に年齢は30代に入っており、まったくの未経験者が編集の仕事を始めるには、ちょっと遅いスタートでした。

未経験から編集職に就く4つの方法

編集の仕事を希望したとき、就業先としてまず思い浮かぶのは、出版社。そして印刷会社、広告業界、編集プロダクションなどではないでしょうか。

それ以外にも一般企業や学校法人で出版物を発行する部署があったり、IT系企業やゲーム業界もあります。

ひとくちに編集職といっても就業先は多岐にわたるのですが、私が当時入社を希望していたのは、出版社もしくは自社で出版を手がける企業でした。

「ゼロから正社員の編集者」もしくは「未経験者可」の募集があれば、応募すればいいと思いますが、30代で未経験可の募集はそうはありません。

正社員、契約社員、派遣社員とも、経験者が圧倒的多数だったため、かなり苦戦しました。

ブラック編集プロダクションに正社員で入社するくらいなら、大手の出版社に派遣社員で入社して経験を積みたいというのが本当のところでしたが、派遣の場合であっても、というか派遣だからこそ、未経験者の入社は厳しく、簡単ではないことを思い知ることになるのです。

未経験だった私が当時したことは次のことでした。

未経験者可の正社員・契約社員枠への応募

未経験で正社員の募集もあるにはありましたが、面接で落ちました。

30代で未経験者を募る場合、会社側の人材へのイメージがより明確なのだという印象を受けました。

契約社員の募集は正社員に比べれば多かったのですが、入社後に得られるスキル、待遇と給与、両方の条件が悪く、悩んだ末に辞退しました。

スクールに通い、仕事を紹介してもらう

できれば実務で経験を積みたかったものの、思っていたほど簡単ではないと知り、専門学校を調べて半年間ほどの夜間の学校に通い始めました。

費用はかかりますが、教育訓練給付金を利用すれば負担は減らせます。
退職した場合でも、退職して1年以内などの条件を満たせば給付は受けられるはずです。

私が通ったのは雑誌編集とライターの基礎知識が学べる講座でした。
授業の課題として提出した企画書が、ビジネス情報誌の企画会議で採用されて雑誌の記事になりました。そこで編集作業を目にして、取材をしたり、原稿を書いたりする作業を初めて経験することに。このように実践を交えた授業をおこなう学校を選ぶと、仕事を紹介してもらえることもあるみたいです。

ちなみにですが、編集関係の学校といってもたくさんあります。編集の知識は授業から得られますが、ライターについては、文章が書ける人はとにかく書いた方がよい気がします。
校正、校閲の仕事を希望するのなら、専門の勉強が必要になるので、学校に通った方が話は早いです。

アルバイトから業界に潜り込む

夜間の学校に通い始めたのと同時に、昼間は大手調査会社の編集アシスタントのアルバイトに通うようになりました。

仕事はテープ起こしと、簡単な校正、報告書の作成など。仕事の内容は限定されますが、アシスタントで入れるので選びました。

人材派遣会社から転職

もし派遣で「未経験OK」「ゼロからスタート」の編集職種の募集があればチャレンジするとよいでしょうが、激戦は必至だと思います。

私は最初、派遣での就職をねらっていましたが、派遣の編集者は即戦力が求められるため、仕事に就くのはそう簡単ではないことがわかりました。
今になれば当たり前のことですが、当時の私はそんなこともわかっていなかったんです。

学校に通い、編集の仕事を初めて経験、アルバイトを続けながら、クリエイティブ職専門の派遣会社に数社登録して、積み上げの結果をネットのマイページに更新させていたところ、半年後に派遣会社から連絡が入りました。

紹介された仕事は、家庭向け月刊誌の編集でした。
編集者5名でおよそ100ページを担当するので、今思えばかなり緩めの仕事でしたね。
初心者が腰を据えて集中できる環境で、社員の人も丁寧に教えてくれました。また、最近ではあまり使われない校正紙を使った入稿も経験できたこと、某有名作家の担当編集者にもなれたこと、また自分でもコラムも書くことができたのはすごくラッキーだったと思います。

おそらくこの仕事は、派遣社員という手段を選んだからこそ経験できたことで、もし中途採用の募集が出ていたとしても、あのときの私は採用されなかったはずです。
その職場は離職率が低く、私は産休代行で期間限定の仕事でしたが、携わることができてよかったと思います。

派遣が正社員や契約社員と大きく違うのは、就業が決まれば開始日は即日が多く、スピーディーなところ。仕事をめぐる環境は刻々と変化するので、興味のある仕事を見つけたら早めに応募するよう心がけていました。

編集の仕事はどういうもの?

派遣-女性,はてな,仙台

派遣で携われる編集の媒体は、雑誌や書籍の紙媒体から、電子書籍、WEBのコンテンツ編集など幅広く募集があります。職種もいろいろですが、さらっと触れておきます。

編集の主なメディア(書籍・雑誌からWEB、スマホアプリまで)

紙媒体では、雑誌や書籍、教科書、会報誌、カタログなどなど。最近ではWEB編集や、スマホアプリ、電子書籍といったデジタルコンテンツの仕事が確実に増えています。
紙媒体でも、WEBと連動したものが多いため、どちらも抵抗がないと仕事の選択肢は増えます。

あとこれはあくまで私が経験した上での意見ですが、最初に紙媒体の編集を経験をしておくと、WEBは比較的やりやすく感じると思います。もちろんどちらにも大変さはあるのですが、最初にWEBや電子を経験すると紙の編集は大変だと聞きます。

例えになるかわかりませんが、写真を撮るときフイルムカメラからデジタルカメラは比較的簡単に移行できても、逆は大変。それに近い感覚でしょうか。

編集職の種類(編集者・ディレクター・ライター・校正・DTP・進行管理)

派遣社員として募集の多い編集業務をざっとあげてみます。

  •  編集者・編集ディレクター/基本的には全部やる人
  •  進行管理/スケジュール管理、全体が滞りなく動いているかをチェックする人
  •  ライター/原稿を書く人(取材も含む)
  •  DTP/主に紙媒体のデザインを組む人(WEBの場合はコーダー、デザイナーなど)
  •  校正/原稿の誤字脱字、入稿後の確認、内容の正誤(校閲)をする人

編集ディレクターというのは聞こえはいいですが、早い話がなんでも屋です。
私は校正、ライター、進行管理として働いたこともありますが、編集ディレクターで働くことが多かったですね。

編集者は企画から始まり、著者と原稿のやり取りをして、ラフを起こし、原稿を入稿、校正して著者に戻すなどの管理から、自分で取材をして原稿を書くこともあります。いろいろと経験してからライターなど専任になる人も多い。私もそのクチです。

逆にいろいろやりたくない、派遣社員で専任の働き方をしたいうときは、校正を仕事に選べば、コツコツワークができます。プロの校正者になるとフリーでも重宝されますし、校正、校閲に特化した派遣会社もあります。

私の転機になった仕事を紹介された派遣会社

クリエイティブ系の仕事を多く扱う派遣会社に登録して、仕事を紹介してもらいました。

仕事を決めるときは内容が最も大切。出会いを多くするため複数社に登録していました。
興味の持てる仕事を見つければ、派遣会社に連絡して話を聞くようにしていました。アットホームな雰囲気の派遣会社は親身になってくれ、マッチングに熱心だったりします。

編集者に必要なスキル

編集者に求められる作業としてのスキルは、原稿の指示を入れて、ゲラになった原稿をとにかく読んで、必要があれば指摘をすること。

原稿が書けることに加え、写真を選べるといった感覚的なものが求められることもあります。

あと少し大げさかもしれませんが、何が起こるかわからないので、柔軟さがないときついと感じるかもしれません。

月刊誌の〆切日に著者からに原稿を送ってもらえず、苦労したことがあります。ドラマで原稿を書けない作家が編集者から逃げたりしますが、まさにそれ。人を笑っていられない状況でしたね。

そんな経験はないに越したことはありませんが、起きてしまえば冷静に対応するしかない。
アクシデントに強くて簡単には諦めない粘り強さがあるといいのかも。私も随分鍛えられました。

使えるとよいソフトの紹介

パソコンソフトは、ExcelやWordは中級レベル程度が使えれば、まず大丈夫です。

ただ編集ディレクターのような職種でも、InDesign、Illustratorなどのデザインソフトの習得が求められることはごく稀ですがあります。

以前、短期の派遣で就業した出版社は、小さな修正は編集者が手を入れていました。とても特殊だと感じたので覚えています。

専門分野・得意分野を持つと強い

専門分野を学んでいると、その分野を扱う出版社での採用の際はもちろん強みになります。

法律関係の出版社には法学部出身者が多く、医療関係の出版社には医療の勉強をしていた人がほとんどだった気がします。漫画やゲームなどは凄く好きなことが応募資格になることも。

編集の経験がなくでも、必要とされる分野に精通していれば、編集未経験の正社員募集に採用される場合もあります。

では専門知識がなければ、専門分野を扱う出版社などで派遣社員として働くのは難しいかといえば、必ずしもそういうわけではありません。

私はこれまで知識のなかった法律や医療、化粧品のライターなども派遣社員として入社して、なんとかやってきました。確かに専門知識はあった方が有利に違いないのですが、編集スキルがあれば派遣社員の場合はどうにかなることが案外多いのです。

編集経験があると業界未経験でも必要とされることがあり、新たに積み上げたスキルを次に繋げることが可能です。

顔合わせで必要なこと

書類選考が通過して、顔合わせと称して先方に出向く際には、過去に携わった作品を持参していました。先方からお願いされることも多いですね。

日頃から自分の仕事をファイルをしておくなり、データで管理しておくと、仕事内容に近いものを探しやすくなり便利だと思います。

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派遣で働く5つのメリット

派遣-指をさしている女性

派遣社員の編集者として働くメリットを挙げます。

①時間を大切にできる

働き方改革で残業時間の上限は原則月45時間と定められ、正社員や契約社員でも残業は減りつつあるようです。特に派遣が極端な残業をすることは減っています。

以前、契約社員で働いた編集プロダクションは、スタッフ10名以下の会社で、私の隣の席の男性は座りっぱなし、会社に住んでいるみたいでした。
朝何時に出社してもその人はいて、夜も帰ったことがない。
休日に忘れ物があって取りに行ったときにも、その人はいたのでさすがに驚きました。ほんの数年前ですが、実際にそんなこともあったんです。

②残業代が支払われる

上で話した編集プロダクションでは、契約社員だから月給制で残業代は支払われませんでした。契約社員はだいたいそんなものです。その会社はボーナスもほとんど出ませんでした。

派遣社員の編集者は、時間単位で働くので慌ただしいこともありますが、よほどのことがない限り、常識的な時間に退社できる。残業代も支払われるので、契約社員よりも派遣の方が収入は高かったですね。

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③そこまで年齢にとらわれない

派遣社員で働ける年齢についてはよく語られることです。編集者の場合でも無関係とまでは言いませんが、スキルがあればそれほど年齢を意識せずに働くことができると思います。

出版社を定年退職した編集者の方や、かなり年上の方が派遣で働いているところに遭遇したことが何度もあります。それに派遣だと基本的に年齢はオープンにされません。

④更新しなければ辞められる

派遣はだいたい3ヶ月契約なので「これは違う」と感じたら、契約を更新しなければ終了できます。

⑤短期間でスキルアップできる仕事を経験できる

派遣社員として編集者で働く大きなメリットは、短期間でスキルアップできる仕事に就けるところです。

私のように年齢がいってからの転職で、なんとかこれまで続けてこられたのは、派遣を利用してあらゆる仕事を経験してきたから。

正社員の編集者でもあまり経験できない仕事に就ける可能性も、派遣社員で編集者になるメリットだと私は考えています。

雑誌の編集を一人で担当したときは、最初は無理かもと不安でしたが、頑張ればどうにかなりますし、そこを乗り越えると成長を実感できる。少なくとも会社員時代には絶対に味わえなかったことでした。

色々と経験を積み上げていくうちに、興味を持てる分野を見つけられたら、そこで腰を落ち着けて深く学ぶのもよいのではないでしょうか。

派遣で働く3つのデメリット

派遣-考える女性

派遣社員の編集者として働くデメリットを挙げます。職種はあまり関係なく派遣社員全般に共通することだと思います。

①仕事内容に限界

最初に派遣契約を結び、それに沿うかたちで就業するため、仕事の内容について上司と直接交渉ができないことがあったり、やれることの限界、情報がクローズにされるなど、正直やりにくいと感じることはありました。

②契約を終了されることがある

契約更新の1ヶ月前までに終了を告げられる可能性があります。

③正社員より給与は低く退職金も支払われない

賞与がないので年収は正社員と比べれば低くなります。

派遣で長く働くことと将来について

派遣社員で編集者として働くとき、落ち着いた環境で長く働きたいときは、就業先に大手を選ぶと、比較的それが叶うことが多いと思います。職場環境もよいので、社員だけでなく派遣社員の定着率もよかったですね。

また派遣で働きながら直接雇用を目指す人もいます。タイミングや会社との相性もあるので簡単ではありませんが、わりとよくある話です。正社員を希望するなら、入社前にその会社で派遣からの社員雇用の前例を確認すれば様子がわかります。

さらなるチャレンジを考えているときは、派遣で得た経験を使って別の会社の正社員に転職するか、フリーランスになるといった選択をすることになるかもしれません。

私の場合は、正社員だった会社に「しれっと挨拶」に行って、名刺配りをするという古典的な手法で仕事をもらうようになりました。

さいごに

いかがでしたか。
30歳を過ぎた未経験者であっても、編集者になることは普通に可能です。

ただそのためには、最初にどう行動するか、諦めずに続けられるかが大切だと思います。

派遣の仕事探しは出会いというか運も大きいので、こまめに仕事を探しながら、派遣会社へのキャリアの更新を忘れないようにしていくと、目に留まりやすくなります。

派遣で働いていると、あまりよくない印象で捉えられることが確かにあるのですが、派遣を足掛かりにして大きくステップアップした人はたくさんいます。

日々積み上げていくことで、ある日見事な筋肉がついていることに気づく。派遣の編集者として働くことで、そんな濃厚な時間を過ごすことがきるかもしれません。

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