薬剤師派遣のメリット
高時給
薬剤師派遣のメリットとして最も大きいのはその時給の高さということができます。都市部での時給は、平均3000円~、地方では都市部より上がり時給4000円以上の求人も見つけることができます。一方、薬剤師のパートはといえば、平均が2000円と、普通のアルバイトやパートより時給が高いというものの、薬剤師派遣と比べるとその差は歴然。週5日フルタイムで働く場合の派遣とパートの年収を比較すると、派遣の方がパートより100万円以上も稼げるという結果が出ています。
残業が少ない
薬剤師派遣とパートの大きな違いは、残業の有無だということができます。パートだと仕事が残っていた場合残業をさせられることが多いとのことですが、派遣の場合、残業がほとんどありません。というのも、働く時間を規定したうえで派遣が決まっているため、残業をさせた場合、残業代が高くつき、薬局側の経営者も懸念するとのこと。残業がないため、ライフワークバランスを充実させられる薬剤師派遣は、働くママには嬉しい。
自由な働き方でプライベートを充実
残業がないだけではなく、最短1日から働けるという柔軟性が薬剤師派遣の魅力です。この自由な働き方という薬剤師派遣の特徴をいかして、3か月だけ働き、資金を集め、3か月間海外旅行に行くといった薬剤師さんもいます。自分の好きなことを追求できるなんて、薬剤師派遣は魅力的ですね。
薬剤師派遣のデメリット
社会的信用が低い
高時給であることがメリットであった薬剤師派遣ですが、あくまでも正社員ではなく、「派遣」であることにデメリットがあるようです。近年は、メディアによって「派遣」に対するマイナスのイメージが強調されており、周囲からも信頼を得にくいことがあります。それだけではなく、薬剤師派遣はいつ切られるか分からないために、社会的信用が低く、銀行からの融資のハードルも正社員より高くなってしまうことがデメリットになります。
ボーナス・退職金がない
国家資格が必要とされ、派遣であっても高時給が得られる薬剤師ですが、やはり薬剤師派遣の待遇は正社員とは異なる所は見過ごせません。正社員が受け取るボーナスや退職金がないことは大きな痛手ではないでしょうか。ボーナスや退職金があることを売りとする紹介会社もあるそうですが、実際には、おとりであるケースが多く、ボーナスや退職金を保証する派遣会社はゼロというのが現状です。
目まぐるしく変わる環境にストレス
薬剤師派遣の特徴として、働く場所が変わるたびに、全く新しい環境に適応しなければならないということがあります。以前の職場での常識が通用しないことは多々あり、また一から人間関係を構築しなくてはなりません。受け入れ先では、薬剤師派遣の人は新しい環境でも柔軟に適応してくれるという期待がされ、それをストレスに感じる方も多いでしょう。
キャリアアップができない
アルバイトやパートと同じで、慣れてくると毎日同じことの繰り返しとなり、自分の成長を感じ続けることが難しいという点があります。将来、管理職や、管理薬剤師に興味がある人は、キャリア形成のために正社員で働くことがオススメです。
高時給の薬剤師派遣を狙うには?
自分にあった紹介会社を選ぶためには…?
薬剤師派遣のメリット・デメリットを抑えたところで、いざ紹介会社を選ぶとなると、どうすればいいのか迷ってしまいますよね。そこでここからは、紹介会社を選ぶうえでの2つの軸についてお伝えします。まず1つ目が、強みとなる職場の掲載の多さです。薬剤師が働く場所は、大きく分けて3つ。調剤薬局、ドラックストア、病院となります。自分がどの分野に強いのかを把握したうえで、それぞれの掲載数が多い紹介会社を選びましょう。
そして2つめが、紹介会社のサポートが充実しているかどうか。多くの紹介会社がありますが、電話での相談を受け付けるものから、直接会っての相談に乗ってくれるものまで様々です。自分がどのようなサービスが欲しいかによって選び分けましょう。
薬剤師派遣に強い紹介会社はどこ?
それでは実際におすすめの紹介会社について紹介します。
ファルマスタッフ
ファルマスタッフは掲載求人数が最多の薬剤師界No.1といわれる求人サイトです。薬剤師の求人先は全国展開であり、さらに、メールや電話相談だけではなく、対面でエージェントに相談できる点も人気の理由です。
ヤクキャリ
ヤクキャリの最大のポイントは、「ママ薬剤師向け」という検索機能を使えるという点です。女性薬剤師が子育てと仕事を両立するための機能がそろっています。そして他の紹介会社と比べて、保険料の支払いが安いという点もオススメポイントです。
ファーマプレミアム
ファーマプレミアムは、東京、埼玉、千葉、神奈川、名古屋を中心に展開している紹介会社で、関東県内で働きたい薬剤師が多く利用しています。「スポットカレンダー」という機能が特徴的で、働きたい日を選択した際に、その日の求人数を確認することができるため、単発で入りたい薬剤師さんにおすすめです。