派遣薬剤師でもいじめはあるの?いじめの実態と人間関係の対策について徹底解説

悩む薬剤師の女性

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薬剤師の派遣

薬剤師の皆さん。

少人数で働く職場が多く、人間関係で苦労することはありませんか?

勤務先の人に気をつかう場面も多いでしょう。

やっぱり風通しの良い職場で働きたいですよね?

派遣薬剤師として働く場合は、派遣先でいじめの対象にならないか心配な人もいるでしょう。

この記事では、派遣薬剤師の「いじめの現状」や「人間関係の対策」について解説いたします。

派遣で働きたいと思っている方や派遣先でいじめに合っている方は必見の内容となっております。

薬剤師はいじめが発生しやすい…

薬剤師は人間関係のトラブルが生まれやすいです。

なぜなら、薬局やドラッグストアは少人数で働くからです。

少人数で働くと、特定の人をいじめやすくなります。

また、長く勤務しているお局さんのような人がいる場合も。

お局さんの中には、毎年入社してきた新入社員や中途採用をいじめの対象にし、無視や意地悪な言葉でいじめたりする人もいます。

こういった職場には、勤めたくないですよね?

しかし、職場の雰囲気は求人情報からは分からないし、なかなか働き始める前から、把握することが難しいのが現状。

20~30代の薬剤師は転職する方が多いです。

派遣社員を対象としたいじめもあります。

新人や中途採用は環境を変えづらい

新人や中途採用は、現在の職場をすぐに辞めると経歴に傷がつきます。

辞めたくても、なかなか環境を変えることができないのが現状。

薬局で一番偉い立場にいるのは管理薬剤師です。

管理薬剤師がいじめに厳しい人であれば良いのですが、人によっては雰囲気を悪くしている人もいるでしょう。

こちらが笑顔で接しても、管理薬剤師によってはきつい態度をとり続けるケースもあり得ます。

こういった時は、「転職するか」「我慢して働く」かの2択を選ばなければなりません。

我慢して働いてみたら、耐性が徐々につくと思います。

しかし、我慢し続けるのも禁物。

我慢し続けて、出勤する際中に「吐き気を催す」「頭痛がする」といった場合は、大事に至る前に、病院で診察を受けた方が良いでしょう。

精神内科や心療内科では、あなたの抱えている悩みを全部聞いてくれますよ。

医療的な観点から診て、危険と判断した場合は、ドクターストップがかかることもあります。

派遣やパートを集中的にいじめる職場もある

いじめは正社員間だけでなく、正社員が派遣やパートをいじめることもあります。

派遣やパートのいじめも全くないわけではないのです。

パートや派遣は差別的な見方をされることも職場によってはあるでしょう。

派遣に対して、マイナスのイメージを持っているからです。

派遣は「高時給」「残業なし(残業ある場合も、満額支給)」「正社員より業務内容が楽」など、正社員より良い条件が多いです。

決まった時間に帰ることができる上、責任が重くない仕事が多い場合も。

それなのに、派遣の月収は正社員よりも高くなることもあります。

この実情を根に持ち、派遣社員を目の敵にする職場も少なくありません。

派遣は上記の理由でいじめられることもありますが、派遣であれば職場を変えやすいのが強みです。

人間関係の良い職場も当然ある

人間関係が悪い職場がほとんどというわけではありません。

当然、風通しの良い職場もあります。

人間関係で困難を抱えたくなければ、人間関係を一番に考えて、職場を選びましょう。

人間関係の良い職場は必ずあるので、時間をかけて探してみてはいかがでしょうか?

風通しの良い職場は十分に人員を配置している職場が多い傾向にあります。

職場選びは重要

薬剤師にとって、新しい環境選びはとても大切です。

薬剤師で転職を考える人の多くは人間関係。

人間関係でも困っているのが、上司からのいじめ。

エスカレートすると、パワハラにもなりえます。

業務をする上で、分からないことは誰しも発生します。

そういった時に、職場の雰囲気が悪ければ、質問しづらいです。

質問しても、無視されたり、「自分で考えろ」と冷たく切り替えされたりすることも。

また、職場内の社員同士の連携が取れていないと、業務がスムーズに進まないことにもつながるでしょう。

こういった環境だと、仕事を覚えようにも、なかなか覚えづらいですよね。

薬の配置をはじめ、投薬に関する知識を覚えづらい環境です。

中小薬局の場合は、社長との距離も近いため、社長からパワハラを受けることも。

上司や同僚と接しやすい職場を選ぶことが大切です。

職場選びで今後が大きく左右されます。

派遣社員はいじめられる可能性が比較的少ない

派遣社員もいじめられる可能性はありますが、正社員と比べたら、人間関係の問題は少ないでしょう。

正社員やパートに比較すると、少ない傾向にあります。

2~3か月で定期的に入れ替わることが多いためです。

いじめられる場合は、いじめの対策をとって、関係悪化を防止しましょう。

いじめの対策がうまくいかない場合は、「少しの間だけ」と割り切りましょう。

派遣社員がいじめられることが少ない理由は、以下の通りです。

・仕事が忙しいので、いじめに発展しづらい

・短期雇用なので、いじめほど人間関係が悪化しない

・派遣の人に興味がない

以上の3点について詳しく解説します。

それでは一つずつ確認していきましょう。

いじめられない理由1:仕事が忙しいので、いじめに発展しづらい

理由の1つ目は仕事が忙しいので、いじめに発展しづらいからです。

派遣が必要な職場は、人手が不足している職場が多いです。

その人手不足を緊急で補うために、派遣薬剤師を雇い入れます。

そのため、「職場による」のですが、社員同士で悪口を言う暇すらないので、いじめに発展しません。

派遣薬剤師自身も忙しいため、いじめを受ける時間すらないこともあります。

反対に常に緊張状態のため、イライラが溜まり、ストレスのはけ口になる場合もあるでしょう。

なので、職場によりますが、忙しくていじめられないのです。

いじめられない理由2:短期雇用なので、いじめほど人間関係が悪化しない

理由の2つ目は短期雇用なので、いじめほど人間関係が悪化しないからです。

派遣の場合は、通常2~3か月ごとに、雇用契約を更新するかどうかを確認する機会があります。

契約更新前に、契約解除を希望すれば、環境の悪い職場から離れることができるでしょう。

正社員やパートの場合は、次の宛てをまた探さなければならないので、難しいです。

また、正社員の場合は、短期で辞めてしまうと転職に不利になります。

一方、派遣社員はこのようなデメリットがないため、簡単に職場を変えやすいです。

いじめからすぐに離れられるのは、派遣薬剤師の大きなメリットでしょう。

いじめられない理由3:派遣の人に興味がない

理由の3つ目はそもそも派遣の人に興味がないからです。

雇い入れ側の社員も、派遣薬剤師を何回も受け入れたことがあれば、「すぐにいなくなってしまう」と分かっています。

そのため、仲良くなろうとも、いじめようともならないこともあるでしょう。

深い関係を築こうと、近づくこともない。

だから、いじめられにくいです。

「短期間だけいてもらって、業務の負担を減らしてくれれば、それでいい」

といった社員もいるためです。

つまり、「仕事をしてくれれば、それでいい」という期待しか、派遣の方に対し抱いていません。

また、仕事の能力を認められたら、本採用の誘いが来ることもあります。

派遣はそういった就職前後のミスマッチを防ぐきっかけにもなります。

いじめに対する対策5選

派遣はいじめられにくいこともあるだけで、いじめられることもあります。

いじめられる度に職場を変えていたら、面倒なので、好かれる方法やいじめを受けないための対策を知っておきましょう。

対策を知って、実践すれば、いじめを避け、ストレスを軽減できるようになります。

人間関係で問題がない方が、ストレスなくスムーズに仕事ができると思います。

これから、対策を5つ紹介します。

相手に好意を示す対応を心がける

  • 相談できる相手を作って相談する
  • 自分で抱えこまない
  • 一人薬剤師として働くことを目指す
  • 派遣される前に下見をしておく

上記の5つについて、これから詳しく解説いたします。

対策1:相手に好意を示す対応を心がける

対策の1つ目は相手に好意を示す対応を心がけることです。

相手は自分に好意を持ってくれた人間を、好きになる傾向にあります。

「返報性の原理」をご存知でしょうか?

返報性の原理とは、人間が持つ心理の一つです。

人は他人から何かしてもらった時に、お返しをしなければという感情を抱く心理のことを言います。

相手が嫌いな場合、その思いは相手に伝わり、嫌われてしまうこともあります。

このような状態だと、いじめは起きやすいですね?

一方で、こちらが好意を抱いた場合、相手にも好意を抱いてもらえる可能性は高くなります。

あなたも過去を振り返ってみてください。

自分のことを可愛がってくれた人を嫌いになったことはありますか?

自分に尻尾を振って、近づいてきてくれる犬に対して、冷たい態度をとろうと思えますか?

おそらくないと思います。

このことからも分かるように、好意を持って接することを意識すれば、相手も好意を持ってくれる見込みがあります。

試してみる価値は大いにあるのではないでしょうか?

対策2:相談できる相手を作って相談する

対策の2つ目は、相談できる相手作って、相談することです。

いじめは、1人を発端として、集団に広がりやすいでしょう。

派遣先の全員から、いじめられてしまったら、心がさすがに折れますよね?

なので、派遣先では早いうちに1人でも多く、友好的な関係を築きましょう。

年齢の近い人がいれば、その人に派遣先の上司との接し方やどんな人なのか聞いてみると良いでしょう。

聞いてみることで、その人と今後も話をしやすくなり、その後も良好な関係を築きやすいです。

また、職場事情を知ることで、上司との接し方も把握できます。

一人で抱え込まずに、相談相手を作り、いじめに発展しない人間関係を作りましょう。

対策3:自分で抱えこまない

対策の3つ目は自分で抱え込まないことです。

いじめを受けたとしても、自分を責めないようにしてください。

確かにミスをすることもあるでしょうが、ミスは誰にでもあります。

これから改善していけばよいのです。

もし、社員から責められることがあっても、あなたに怒って憂さ晴らしをしている場合もあります。

こういった場合に、自分のことを責めるのは不毛です。

こういう事情で攻めている場合もあるので、とにかく「自分のせい」だと抱え込みすぎてはいけません。

失敗した時は、同じ失敗をしないように努めれば良いのです。

悲しい時は人に話すと楽になることもありますし、励ましてもらえます。

前向きな考え方を教えてくたり、共感してもらえたりする場合もあるでしょう。

辛い時は話してみると気が楽になりますよ。

対策4:一人薬剤師として働くことを目指す

対策の4つ目は一人薬剤師として働くことを目指すことです。

一人薬剤師とはドラッグストアや薬局で薬剤師の一連の仕事をすべて一人で行う薬剤師のこと。

具体的には、調剤や投薬、医療品の管理、患者の対応などの業務を行います。

一人薬剤師であれば、誰かと共同作業を行う必要はないので、人間関係のトラブルを抱えることはないでしょう。

しかし、職場によっては一人で業務を行うには、業務量が多い店舗もあるため、ある程度の知識とスキルが必要です。

1年目は分からないことも多く、経験も未熟なので避けましょう。

2年目から一人薬剤師になる方もいます。

2年目以降で滞りなく業務ができるようになってからチャレンジすると良いです。

一人薬剤師は派遣でもなれるので、求人を調べてみましょう。

ただし、派遣先によっては事務員とは関わらなければいけない職場もあるので、注意しましょう。

一人薬剤師求められるもの

一人薬剤師は患者さんと1対1で話さなければなりません。

そのため、対人スキルやコミュニケーション能力が長けていなければならないでしょう。

事務処理も薬剤師が行わなければならない職場は、薬剤師の業務以外にも覚える必要があります。

一人薬剤師を目指すなら、指示待ちの態勢で動いている状態では、ダメです。

常に「優先順位の高い仕事は何か」「何をいつまでにこなす必要があるか」などを、一人薬剤師になる前から意識しておきましょう。

対策5:派遣される前に下見をしておく

対策の5つ目は派遣される前に下見をしておくことです。

派遣される前に職場を見学しておきましょう。

職場を見学することで、上司の人柄や社風を確認することができます。

同じ仕事をするなら、人間関係でストレスを感じない職場がいいですよね?

ドラッグストアでしたら、お客として、入店すれば雰囲気が分かりやすいでしょう。

もちろん、すべてが分かるわけではないと思いますが、行かない時よりはイメージが湧きますよね?

職場見学をしなければ、派遣先の環境は運次第となってしまうので、できるだけ良い職場で働けるように、確認した方が良いでしょう。

環境がひどければ、契約解除をしよう

「職場環境が悪すぎて、もう行きたくない」
「人間関係を改善できそうにない」

といった場合は、契約更新を解除しましょう。

派遣社員であれば、派遣会社に連絡することで、契約更新時に必ず解除できます。

また、更新解除は早めに伝えておくと、次の派遣先にブランクなく入ることができるでしょう。

体調不良や精神面で出勤できないようであれば、環境を変えた方が良いです。

人間関係のトラブルは、誰もが一度は抱えます。

自分に問題があると深く考えすぎないでください。

派遣登録を複数社すれば、ブランクなく働きやすい

人間関係でストレスを感じやすい人は、複数の派遣会社に登録しておくと良いでしょう。

複数の派遣会社に登録しておくと、応募できる求人がその分増えます。

また、担当のエージェントがそれぞれの派遣会社ごとについてくれるでしょう。

エージェントには「自分本位な方」や「あまり求人を紹介してくれない方」もいます。

自分に合うエージェントを何人か見つけて、その方たちとやり取りするのが良いですね。

派遣先でトラブルがあった時も、派遣会社の担当が対応してくれるので、困ったら相談しましょう。

まとめ

今回は派遣薬剤師のいじめの現状といじめられた時の対策について、お伝えしました。

以下がまとめになります。

  • 薬剤師はいじめが起きやすい職種である
  • 薬剤師で転職する人の多くの理由は人間関係
  • 派遣薬剤師は正社員に比べれば、いじめは少ないが、職場によってはある
  • 派遣がいじめられるのは「高時給」「正社員に比べれば業務が楽」「残業がない」などが原因
  • いじめの対象にならないように、相手に好意を持って接してみよう
  • 環境が悪すぎるようであれば、契約を解除しよう

いかがでしたか?

人間関係は薬剤師だけでなく、多くの人が抱える問題です。

派遣でも正社員の薬剤師でも、いじめを受けることはあり得ます。

人間関係で問題を抱えないためにも、環境の良い環境を選ぶことや対人能力を上げておくことは重要です。

働きやすい環境選びと働きやすい関係作りを心がけましょう。

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