介護士の雇用方法として、「派遣社員」と「正社員」の2パターンがあります。
派遣社員と正社員ではそれぞれ働き方が異なります。
その中で、派遣として介護士を目指す方も多いのではないでしょうか?
結論として、派遣社員は自由な働き方が可能です。
派遣介護士として働くのであれば、必ず派遣のメリット・デメリットを理解しておく必要があります。
派遣で働くうえで、メリット・デメリットを理解しておかないと、「こんなはずではなかった」とミスマッチにつながる可能性も考えられるでしょう。
本記事では、派遣社員と契約社員の違いと派遣で働くメリット・デメリットを紹介します。
記事後半では、派遣会社を選ぶ際のポイントとおすすめの派遣会社を紹介します。
ぜひ、参考にしてみてください。
「派遣社員」と「正社員」の違いは2つ
「派遣社員と正社員って何が違うの?」とあまり違いを理解していない人も多いのではないでしょうか?
「派遣介護士はどのようなものなのか?」を理解するためにも、正社員との違いを知っておく必要があります。
派遣社員と正社員の違いとして大きく2つあげられます。
- 派遣介護士には契約期間がある
- 派遣介護士は派遣会社と契約を結ぶ
では、実際に2つの違いからどのような変化があるのでしょうか?
詳しく解説していきます。
①派遣介護士には契約期間がある
1つ目の違いとして、派遣介護士には契約期間があるという点があげられます。
派遣の働き方として、「3か月」「6か月」などあらかじめ契約期間を定めて働きます。
最長でも3年までと期限が決められているので、どれだけ気に入った派遣先でもずっと働くことは厳しいですね。
最長で3年といいましたが、あなたと派遣先の合意があった場合のみ働けます。
あなたか派遣先どちらかが「契約を更新しない」と決断した場合は契約終了となるため、別の派遣先で働かなくてはなりません。
ずっと同じ派遣先で働けないという理由から、「派遣はいつ切られるかわからなくて不安定」といわれてしまいますよね。
逆に、職場が合わなかった場合はスムーズに退職ができるので、さまざまな環境で働けるチャンスといえます。
正社員は一度入社すれば、長期的に働けますよね。
長期的に同じ職場で働けるからこそ、安心して働けると思う人も多いです。
一方で、職場が合わなくてもなかなか退職しにくい環境ともいえるでしょう。
派遣社員・正社員の雇用形態が違うだけで大きく変わります。
仕事選びで大事なポイントになるので、必ず理解しておくようにしましょう!
②派遣介護士は派遣会社と契約を結ぶ
2つ目に、派遣介護士は派遣会社と契約を結んでいます。
そもそも派遣社員とは、派遣会社の社員です。
派遣会社と契約を結び、取引先の派遣先で働く雇用形態です。
派遣先で働くことにはなりますが、派遣先の社員ではないということを忘れないようにしましょう。
派遣社員の雇用主は派遣会社のため、給料や残業代は派遣会社から支払われますよ。
業務の直接的な指示は派遣先である介護施設が教えてくれます。
給与や勤務時間、休日などの勤務条件は派遣会社が定めたものに従う必要があります。
そのため、派遣先の介護施設がどれだけ忙しくても、残業や夜勤をさせることはできないです。
正社員の場合は、臨機応変に働かなくてはなりませんよね。
夜勤や残業などを強いられることも多いのではないでしょうか。
そうなると、プライベートを充実できなくなってしまう可能性も考えられます。
派遣社員の場合は、派遣先の都合で時間外労働はできないので安心してくださいね。
ただ、時間外労働は気にならない人も中にはいるはずです。
あなたに合うのは派遣社員か正社員か違いを理解して、見極める必要があります!
介護士が派遣で働くメリット8選
介護士と正社員の違いは理解していただけたはずです。
では実際に介護士が派遣で働くメリットはどのようなものがあるでしょうか?
介護士が派遣で働くメリットとして、下記の8つがあげられます。
- 時給が高く設定されている
- 仕事とプライベートが両立しやすい
- 人間関係のトラブルに巻き込まれにくい
- 派遣会社がサポートしてくれる
- 効率的に仕事を探せる
- サービス残業がない
- さまざまな職場を経験できる
- 無資格・未経験でも挑戦できる
では詳しく解説します。
①時給が高く設定されている
まず1つ目のメリットとして、「時給が高く設定されている」という点があげられます。
派遣介護士の平均時給は1,300円ほどといわれています。
一方、アルバイト・パートタイムの時給相場は1.025円ほどで、派遣社員の時給が高いことが分かりますよね。
介護業界は成長産業ということもあり、常に人手不足です。
人を欲している介護施設は日本に山ほどあります。
派遣社員に高い時給を払ってでも、人材を確保する必要があるそうですね。
求人によってはかなり高額な時給を提示している求人もあります。
高い時給で働きたい場合は求人情報は常にチェックしておきましょう!
また、派遣介護士は資格を取得するごとに時給を上げられます。
資格別の時給相場は下記のとおりです。
資格 | 時給相場 |
---|---|
保有資格なし | 1,200円~1,400円 |
介護職員初任者研修 | 1,300円~1,500円 |
実務者研修 | 1,400円~1,600円 |
介護福祉士 | 1,600円~1,800円 |
効率的に時給を伸ばしていきたいのであれば、資格を取得することがおすすめですね。
派遣介護士は正社員が羨ましく思うほど、時給が高いことが多いですよ。
高い時給で働きたいのであれば、派遣介護士がおすすめ。
②仕事とプライベートが両立しやすい
派遣介護士として働く2つ目のメリットとして、仕事とプライベートが両立しやすいという点です。
派遣社員は自由な働き方が特徴的で、プライベートを大切にしたい人にとってはぴったりですよ。
派遣は働きたい「時間帯」「日にち」「勤務地」など、さまざまな条件に合わせて派遣先を選んでもらえます。
あなた合った希望の働き方ができるように派遣会社も求人を紹介してくれますよ。
そのため、「家庭の事情で毎日働けない」「子育てが忙しい」「趣味に時間を費やしたい」「夢のために時間を使いたい」など、それぞれの事情に合わせて働けるのは非常にメリットですよね。
仕事とプライベートを両立して、メリハリのある働き方ができる派遣介護士は非常におすすめです!
③人間関係のトラブルに巻き込まれにくい
派遣介護士として働くメリットの3つ目は「人間関係のトラブルに巻き込まれにくい」という点があげられます。
介護施設ではさまざまな人が働いています。
職場の人には直接伝えにくい内容であっても、派遣会社に相談が可能です。
正社員では、相談する人は職場内に限られてしまいますよね。
そうなってしまうと、自分の言いたいことが言えなくなることや働きにくい環境になってしまうでしょう。
派遣介護士の場合は、人間関係で悩んだ場合でも、派遣会社の担当者が一緒に解決策を考えてくれます。
もし、派遣先の雰囲気が自分に合わなければ、あなたの適性に合ったほかの介護施設を紹介してもらえますよ。
状況によっては契約期間中であっても、派遣先を変更してもらえるはずです。
正社員の場合は、人間関係で悩んだときであっても我慢するしかありませんよね。
一方派遣社員は、自分に合わなければ派遣先をすぐに変更できます。
人間関係のトラブルに巻き込まれる必要がないので、悩む必要が無くなりますよ。
人間関係のトラブルになるべく巻き込まれたくない人は、派遣社員として働くことをおすすめします!
④派遣会社がサポートしてくれる
派遣介護士として働く4つ目のメリットとして、「派遣会社がしっかりとサポートしてくれる」という点があげられます。
派遣社員は派遣会社と契約を結んでいます。
そのため、派遣会社が派遣社員の働きやすい環境を整えるサポートをしてくれるでしょう。
派遣会社はなるべく長い期間働いてもらいたいと思い、派遣社員に合わせた充実したサポートを整えていますよ。
派遣会社によっては「ビジネススキル研修」「資格取得研修」「キャリアプランの相談」などあなたのために派遣会社は寄り添ってフォローをしてもらえます。
フォロー体制の充実は派遣社員ならではの特権ですよね。
正社員の場合は、そのようなフォローは一切ありません。
派遣社員は派遣会社が雇用もとになるので、手厚いフォローやサポートを受けながら仕事ができるのですね。
充実したサポート体制の中働きたいのであれば、派遣介護士として働くことをおすすめします。
⑤効率的に仕事を探せる
派遣介護士として働く5つ目のメリットとして、効率的に仕事を探せるという点があげられます。
派遣会社に登録することで、求人紹介から働くまでの手続きまですべて派遣会社がおこないます。
正社員の場合は、「求人探し」「履歴書準備」「面接日程調整」「各種手続き」をすべて一人でやらないといけません。
非常に大変で時間がかかってしまいますよね。
正社員は採用されなかった場合は、またイチから転職活動をしなくてはいけないので、非常に労力がかかります。
一方派遣社員の場合は、「派遣会社への登録」「担当者に希望を伝える」のみです。
その後は、すべて派遣会社の担当者が面倒なことをすべて行ってくれます。
派遣社員は効率的に仕事を探せるので、仕事が見つからなくて困っている人は派遣社員で働くことをおすすめします。
⑥サービス残業がない
派遣社員で働く6つ目のメリットとして、「サービス残業がない」というがあげられます。
派遣社員は基本的に残業をすることはありません。
ただ、派遣先の介護施設によっては残業をする可能性もゼロではないでしょう。
残業をした場合は、派遣会社のサポートで必ず残業代が支払われます。
サービス残業ということは派遣社員には絶対ないことなので安心してくださいね。
また、絶対に残業をしたくないという人も中にはいるはず。
その場合は、派遣会社に求人を探してもらう際に条件で「残業をしたくない」と伝えておくと良いでしょう。
条件に合った求人を紹介してもらえるはずですよ。
しっかりと条件に合わせて求人を見つけてもらえるので、しっかりと自分の意思を派遣会社の担当者に伝えることが大切です。
残業した場合でも必ず、残業代は支払われるので、サービス残業をしたくない人はおすすめです。
⑦さまざまな職場を経験できる
派遣介護士として働く7つ目のメリットとして、「さまざまな職場を経験できる」という点があげられます。
派遣社員は、正社員と違い契約期間があります。
契約期間が決まっているため、どれだけ長く働いても最長で3年までと定められています。
そのため、短期間で複数の職場を経験する派遣介護士は多いですよ。
介護業界はさまざまな介護サービスがあり、サービスごとに仕事内容も変わります。
介護職にはさまざまなサービスがあるため、ひとつの職場で長年働いてもすべてのスキルが身につくとは限りません。
派遣社員はさまざまな介護施設で働けるので、幅広い視野とスキルを身につけられるでしょう。
色々な環境で成長していきたいという人にとって派遣社員は非常におすすめです。
⑧無資格・未経験でも挑戦できる
派遣介護士として働く8つ目のメリットとして、「無資格・未経験でも挑戦できる」という点があげられます。
専門的な知識が必要と思われがちですが、無資格・未経験で働く人も多いですよ。
理由として、介護業界は常に人手不足といわれています。
そのため、未経験者であっても、成長できる環境づくりを介護施設でも整えています。
もちろん未経験だからといって、雑用しかできないというわけではありませんよ。
あなたの成長に合わせて実践的な業務も可能です。
また、派遣会社によってはキャリアアップを支援している会社も多いですね。
「資格取得」や「キャリアアップのサポート」など未経験でもスキルが身につくサポートが受けられます。
「経験者の即戦力しか求めてないのでは?」
と思う人も安心してくださいね。
介護業界は未経験者でも活躍できる環境が整っています。
未経験者は派遣介護士として働くことをおすすめします!
介護士が派遣で働くデメリット4選
派遣介護士として働くことの魅力は伝わりましたか?
しかし、派遣介護士として働くことすべてがメリットというわけではありません。
派遣介護士には人によってはデメリットと感じてしまう人も。
派遣介護士として働くデメリットとして、下記の4つがあげられます。
- ボーナス・退職金が出ない
- 契約期間が決まっている
- 不安定なイメージがある
- 人間関係を構築することが難しい
では1つずつ具体的に解説します。
①ボーナス・退職金が出ない
派遣社員で働く最大のデメリットとして、「ボーナス・退職金がでない」という点があげられます。
正社員と派遣社員では仕事内容は大きく変わりません。
仕事内容は変わらないのですか、ボーナスや退職金が出ない点に関して不満に感じる派遣介護士も多いようですね。
介護職に限らず、派遣社員はボーナス・退職金は基本的には出ません。
ボーナスや退職金がどうしても欲しい人にとってはデメリットと感じてしまいますよね。
ただ、派遣社員は時給が高く設定されているため、給与が少ないというわけではありません。
ボーナスや退職金が無いと損をしていると感じてしまいがちですが、問題ありませんので、安心してくださいね。
②契約期間が決まっている
派遣介護士として働く2つ目のデメリットとして、「契約期間が決まっている」という点があげられます。
派遣社員は正社員と違い、契約期間が決まっています。
どれだけいい派遣先に出会ったとしても、最長で3年までしか同じ介護施設では働けません。
努力をして働きやすい環境を整えることや人間関係を構築したとしてもほかの派遣先に異動をせざるを得ないので、すべてリセットされます。
長期的に同じ介護施設で働きたいという考えの人にとっては長期的に働けないのはデメリットと感じるでしょう。
③不安定なイメージがある
派遣介護士として働く3つ目のデメリットとして、「不安定なイメージがある」という点があげられます。
長期的に同じ介護施設で働き続けるわけでは無いので、不安定というイメージにつながりますよね。
ただ、正社員も長期的に同じ介護施設で働ける保証はどこにもありません。
業務の負担が強くなれば強くなるほど、正社員であっても長期の勤務は難しいでしょう。
また、派遣社員は年齢が高くなるにつれて紹介数が減る傾向にあります。
一方介護業界では、幅広い年代の人たちが派遣社員として活躍している事実があります。
介護職としての経験やスキルがあれば、年齢関係なく安定して働くことが可能ですよ。
介護業界は常に人手不足ということもありますので、派遣切りに合うリスクは極めて低いので、安心してください。
派遣介護士は不安定と思われがちですが、活躍できる環境は多くあるので問題ありません。
④人間関係を構築することが難しい
派遣介護士として働く4つ目のデメリットとして、「人間関係を構築することが難しい」という点があげられます。
派遣介護士は期間限定で働くので、職場に溶け込みにくいという声が多いですね。
派遣先の介護施設によって派遣社員に対して一歩引いて接することもあります。
職場の行事は食事に呼ばれないなど、人によっては壁を感じてしまう場合も考えられます。
逆に、「人間関係はなるべく最低限で済ませたい」という人は派遣社員としての働き方はおすすめですよ。
派遣介護士が向いている人の特徴3つ
派遣介護士で働くメリット・デメリットは理解してもらえたはずです。
派遣介護士は正社員に比べて、自由度の高い働き方で、自分の好きな時間に働ける特徴がありますね。
では、派遣介護士が向いている人はどのような特徴が考えられるでしょうか?
下記の3つの特徴があげられます。
- 高時給で働きたい人
- 兼業・副業で働きたい人
- プライベートを充実させたい人
詳しく解説していきます。
①高時給で働きたい人
派遣介護士が向いている人の1つ目の特徴として、「高時給で働きたい人」は向いています。
メリットでもお伝えしましたが、派遣介護士は比較的時給が高めに設定されています。
無資格・未経験であっても活躍できるチャンスが多いのは特徴的ですね。
また、求人によっては夜勤専従で働ける派遣形態もありますよ。
夜勤専従で働けば、夜勤手当が追加されるため、高い時給がさらにアップします。
派遣介護士として稼ぎたいのであれば、夜勤専従の求人を紹介してもらうのもおすすめです。
自分に適した時間を選択して働けるのは派遣介護士でしかできない働き方ですね。
②兼業・副業で働きたい人
派遣介護士が向いている人の2つ目の特徴として、「兼業・副業で働きたい人」は向いています。
「本業はあるけど、空いた時間を使って働きたい」「将来の夢のために、お金を貯めないといけない」など、兼業や副業をしたい人にとって、派遣介護士はぴったりですね。
派遣介護士はあなたにあわせて柔軟な働き方ができますよ。
ただ、兼業や副業が禁止されている介護施設も考えられます。
事前に派遣会社に兼業や副業ができる派遣先を紹介してもらえるように伝えておくことが大切です。
派遣先のルールを確認せずに兼業や副業をしてしまうと、大きなトラブルになる恐れもあります。
トラブルを引き起こさないためにも、事前確認は徹底しておくようにしましょう!
③プライベートを充実させたい人
派遣介護士が向いている人の3つ目の特徴として、「プライベートを充実させたい人」は向いています。
正社員に比べると、派遣介護士は比較的自由に働けます。
「曜日」「時間」「日にち」などある程度、あなたの条件にあわせてもらえます。
「趣味の時間を大切にしたい」「家庭がある」「子育てで忙しい」など、プライベートの時間が大切な人にとってはありがたいですよね。
また、派遣会社のほうで業務時間や業務内容が明確に決められています。
そのため、残業等は正社員に比べると少ないですよ。
時間外労働を強いられないので、仕事終わりの時間も有効的に活用できます。
プライベートを充実させながら働きたい人は、派遣介護士として働くことをおすすめします!
派遣介護士が向いていない人の特徴3つ
派遣介護士が向いている人の特徴を紹介しました。
次に、派遣介護士が向いていない人はどのような特徴があげられるでしょうか?
特徴として下記の3つがあげられます。
- 安定した収入が欲しい人
- 管理職として働きたい人
- ボーナスや退職金をもらいたい人
では詳しく解説します。
①安定した収入が欲しい人
派遣介護士が向いていない人の1つ目の特徴として「安定した収入が欲しい」という人は向いていません。
派遣介護士は時給で給与をもらうことは理解していただけたはずです。
ノーワークノーペイの原則により、働いたら働いた分だけ給料に反映されます。
たとえば、大型連休があった場合、勤務時間が減るため給料が下がります。
正社員の場合は月収のため、大型連休があった場合でも安定して給料が支払われますよね。
時給という観点から、正社員に比べると安定して収入はもらえないといえます。
また、派遣社員の場合は同じ介護施設で長期的には働けません。
最長で3年同じ介護施設で働けますが、派遣先によってはそれよりも早く契約終了になる可能性も考えられます。
契約が終了したら別の派遣先に移らなくてはいけないので、不安になる派遣社員の人も多いようです。
正社員であっても長期的に働ける保証はどこにもありません。
正社員でも、介護施設がつぶれてしまうというケースも考えられますよね。
その場合、正社員であっても無職になります。
逆に、さまざまな派遣先で働ける環境が整っている派遣社員は安定しているという人もいますよ!
②管理職として働きたい人
派遣介護士が向いていない人の2つ目の特徴として「管理職として働きたい」という人は向いていません。
派遣介護士は人手が足りていない派遣先に派遣されます。
基本的には現場での仕事がメインとなるため、派遣として管理職に就くのは難しいですね。
また、何度もお伝えしていますが、派遣介護士は正社員に比べると長く働けません。
管理職に就くには、長期的に同じ介護施設で働いて経験とスキルを身につける必要があります。
派遣介護士は一定の介護施設では働けないため、管理職に就くのは非常に難しいです。
ただ、派遣先の求めている人物像であった場合は管理職として派遣される可能性もゼロではありません。
確率でいうと、正社員に比べると管理職に就く可能性は極めて稀のため、管理職を目指す人は正社員で働くことをおすすめします。
③ボーナスや退職金をもらいたい人
派遣介護士が向いていない人の3つ目の特徴として「ボーナスや退職金をもらいたい人」という人は向いていません。
ボーナスや退職金がもらえると仕事に対するモチベーションが上がりますよね。
派遣介護士のデメリットでもお話ししましたが、ボーナスや退職金はもらえないといって良いでしょう。
正社員であれば、ボーナスや退職金がもらえることが多いので、不満に思う派遣社員もいるそうですね。
派遣介護士は時給が高く設定されているので、ボーナスや退職金が出ないことを気にしない人も多いですよ。
ただ、ボーナスや退職金で仕事のモチベーションを上げていきたいと思う人は、派遣介護士は向いていません。
正社員で働くことをおすすめします。
派遣介護士は男女年齢問わず、増加している
派遣介護士は別業種から未経験で働く人が増えています。
派遣介護士として働くメリットを理解したうえで、転職する方が多いようですね。
派遣介護士として働いている人は女性が多いです。
力仕事が多い介護職ですが、派遣介護士は女性が多く活躍しています。
自由な働き方ができる派遣介護士は、子育てをしているママでも働きやすいと言われていますね。
女性が多い介護業界ですが、最近では男性も増えていますよ。
介護職は経験やスキルだけでなく、力仕事が必要となる場面が多いです。
そういった場面に男性介護士が非常に重宝されていますね。
また、20代の若い世代の男性も介護施設によって見かけます。
まだまだ女性が多い介護業界ではありますが、男女問わずさまざまな年代の方が働ける環境が整っています。
介護業界で働けるか不安という方は安心して挑戦してみてくださいね!
派遣介護士として働くために派遣会社選びが大切
派遣介護士は派遣先と契約を結ぶのではなく、派遣会社と契約を結びます。
そのため、派遣会社選びは非常に大切です。
派遣会社選びを間違えると、うまく仕事に就けない可能性が出てきますよ。
「派遣会社が自分に合った仕事を紹介してくれない」
「全然フォローをしてくれない」
「働く環境が全く整っていない」
など、派遣会社選びを間違えると不満に感じてしまう可能性が考えられます。
「派遣会社は働く職場ではないからどこでもいいや」
と考えると、働き始めてから大変な思いをしますよ。
派遣会社選びは慎重にすることをおすすめします。
派遣介護士が選ぶべき派遣会社の特徴3つ
派遣会社選びは非常に大切です。
では、派遣会社を選ぶ際に大切な特徴はどのようなものがあげられるでしょうか?
下記の3つの特徴があげられます。
- 介護業界に特化していること
- サポート体制が充実していること
- 派遣社員の待遇が整っていること
では、1つずつ詳しく解説します。
①介護業界に特化していること
まず1つ目に、介護業界に特化している派遣会社かが大切です
介護業界に詳しい担当者がいる場合は、あなたの希望条件にあわせた求人を的確に紹介してくれますよ。
介護業界の専門的な知識を持ったスタッフも多く在籍しているはずです。
専門的なアドバイスや仕事に対しての悩みも理解してもらえるので、相談しやすい環境が整っています。
特に未経験者の人であれば、専門的な知識を持った担当者がいるのは安心できますよね。
総合派遣会社の場合は、介護業界の知識が浅い担当者が付く可能性もあります。
そうなると、的確なアドバイスがもらえずに不安は解消されないですよね。
必ず、専門的な知識を持った担当者がいることは大切です。
また、介護業界に特化している派遣会社であれば、介護施設との信頼関係が厚いです。
介護施設と信頼関係が築けていると、条件のいい求人や非公開の求人があることも多いですよ。
介護業界に特化している派遣会社は、質の高い求人も多いので、あなたにあった条件で求人を探せます。
②サポート体制が充実していること
派遣会社選びで大切な2つ目の特徴として、サポート体制が充実していることがあげられます。
サポート体制が充実しているというのは、「資格取得の支援」「ビジネススキル向上」など、働きやすい環境を整えていることです。
サポート体制は派遣会社によってさまざまで、充実している派遣会社もあれば、全く力を入れていない派遣会社もあります。
特に経験が浅い人や未経験者の方は、サポート体制の充実度は非常に大切ですね。
派遣介護士として、スキルアップを目指していきたいのであれば、必ず派遣会社のサポートは必要です。
サポート体制に関しては、派遣会社に登録してみないとわからない場合もあります。
派遣会社に登録したらすぐに働かなくてはいけないというわけではありませんので、気軽に登録して自分にあった派遣会社を選ぶと良いでしょう。
③派遣社員の待遇が整っていること
最後に派遣会社を選びで大切な特徴として、「派遣社員の待遇が整っていること」が大切です。
派遣会社の待遇が整っていない場合は、給与が低いことや福利厚生が整っていない可能性が考えられます。
もし、待遇が整っていない派遣会社で働くと給与面や福利厚生面で不満が生まれやすいです。
「同じ職場、同じ仕事をしているのに派遣会社が違うだけで給料が違う」など、派遣会社によって差が出てきます。
待遇面で不満を感じてしまうと、仕事のモチベーションはどんどん下がってしまいますよね。
向上心を持って働くためにも派遣会社の待遇は非常に大切です。
派遣介護士として、働き方で損をしないためにも待遇面が充実している派遣会社で働くことをおすすめします!
派遣介護士におすすめの派遣会社3つ
派遣介護士として、働く人は派遣会社選びが重要だということは理解していただけたはず。
また、派遣会社を選ぶ際の特徴も紹介しました。
では実際に、派遣介護士を目指すうえで、おすすめの派遣会社はどのような会社があるでしょうか。
おすすめの派遣会社として、下記の3社があげられます。
それぞれの特徴をもとに紹介します。
①きらケア派遣
きらケア派遣は、どの派遣会社よりもサポート体制が充実しています。
特徴として、「無料」で資格取得の支援をしている制度があります。
無資格・未経験の人でも働きながら資格取得を目指せるのはありがたいですよね。
また、派遣介護士専任の担当が派遣前から派遣後もずっとサポートしてくれます。
1人では大変なお仕事探しから派遣後のキャリア相談・人生相談などあらゆる悩みに対して相談できますよ。
サポート体制が非常に充実しているので、派遣介護士として働くことが不安な人にはおすすめです!
②スマイルSUPPORT介護
スマイルSUPPORT介護は、求人数非常に多いです。
総求人数は10万件以上あり、業界最大級の求人数を誇ります。
非公開求人も数多くあるため、好条件の求人も探せますよ。
条件もさまざまであなたにマッチした派遣先を紹介してもらえます。
また、スマイルSUPPORT介護は「前給制度」という制度を取り入れています。
働いたらすぐに給料が受け取れるため、金銭的な悩みを解決してくれますよ。
派遣社員のことを考えて、柔軟な待遇を取り入れているスマイルSUPPORT介護は非常に働きやすい環境といえます。
数多くの求人から仕事を探していきたい人はスマイルSUPPORT介護がおすすめです。
③かいご畑
かいご畑は、「キャリアアップ応援制度」を利用して、働きながら資格取得ができます。
資格取得やスキルアップを目的としたサポートが充実している点が特徴的ですね。
未経験者から上級者まで幅広くキャリアアップを目指せる環境が整っています。
介護士としてキャリアアップを目指している人にとっては最適な派遣会社ですよ。
また、かいご畑は未経験者向けの求人も多く取り揃えています。
別業界から転職を考えている人にとってはありがたいですね。
今後、介護士職としてキャリアを伸ばしていきたい人は「かいご畑」がおすすめ!
まとめ~介護士は派遣で働くメリットはたくさんある!自分に合った働き方を考えよう~
介護士は派遣で働くメリットは非常に多くあることを理解していただけましたか?
介護士で働くためには、「派遣社員」と「正社員」の2パターンがありますよね。
派遣介護士として働くためにも、正社員と比較して、派遣社員のメリットを理解しておく必要があります。
派遣介護士として働くメリットとして下記があげられます。
- 時給が高く設定されている
- 仕事とプライベートが両立しやすい
- 人間関係のトラブルに巻き込まれにくい
- 派遣会社がサポートしてくれる
- 効率的に仕事を探せる
- サービス残業がない
- さまざまな職場を経験できる
- 無資格・未経験でも挑戦できる
「派遣社員」「正社員」にはそれぞれメリット・デメリットがあり、向いている人・向いていない人が考えられますよね。
自分に合った働き方を見つけることが大切です。
働き方のミスマッチを起こさないためにも、「自分自身どのように働きたいのか」を考えながら、正しい情報を集める必要があります。
最適な仕事に就くためにも、自分に合った働き方を考えていきましょう!