派遣会社の登録にマイナンバーカードは必要?気になる事情を解説

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お役立ちコラム

マイナンバーカードは今となってはすっかり浸透したツールになりました。税金対応、社会保険、身分証明などわたしたちの日々の生活で欠かせないものです。

派遣スタッフにとっても同じで、働く上で必要なものの1つです。なかには派遣会社にすでに提出した方もいらっしゃるのではないでしょうか。

とはいえ、なかにはマイナンバーを提出したくない方も少なからず存在して、必要性に気づけていないケースもあります。

今回はそんなマイナンバーカードについて、派遣社員の観点から掘り下げていきます。

マイナンバーカードとは

「マイナンバーといってもイマイチ何に使われるのかがわからない」という方も少なからずいますので、詳しく解説する前に、今一度マイナンバーについての理解をカンタンに深めておきましょう。

マイナンバーカードとは
個人番号(マイナンバー)が記載された顔写真付きのカードのことで、本人確認用の身分証、自治体サービス、災害対策、e-Tax等の電子証明書を利用した電子申請等、様々なサービスに利用できます。

さて、マイナンバーがどういうものかを押さえましたので、早速本題に迫っていきましょう。

派遣会社の登録にマイナンバーは必要?

女性-クエスチョンマーク

結論から言うと、派遣社員でも基本的にマイナンバーカードは必要です。

もちろん提出する理由はあり、押さえておいて損はない要素が多いので詳しくみていきましょう。

なぜ派遣登録でマイナンバーが必要になる?

なぜマイナンバーが派遣会社の登録に必要かというと、雇用元である派遣会社での各種社会保険の手続きや、各市区町村へ給与支払報告の提出で必要になるからです。

具体的には、源泉徴収票の作成・雇用保険届出・健康保険の届け出・厚生年金保険の届け出、(給与支払報告書等の)地方税法等に基づく届出といった事務的手続きに利用します。

派遣会社の登録において具体的にどのタイミングでマイナンバーが必要になるのかを押さえたい方は、以下の記事も併せて読んでおきましょう。

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派遣会社への登録手順5ステップを解説!流れや服装について徹底解説
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派遣登録でマイナンバー提出の拒否はできる?

「いや、めんどくさいしマイナンバーなんて提出したくない」

「マイナンバーで派遣会社に個人情報を知られるのが嫌だ」

派遣登録するうえでこう考える方もいるかもしれませんが、会社側にはマイナンバーを取得する義務があっても、派遣スタッフ側には厳密な提出義務が存在せず、罰則規定もありません。

また、厚生労働省のマイナンバー特設サイトのよくある質問の項目で、こんな質問がありました。

従業員(派遣スタッフ)からマイナンバーの提供を拒否された場合にはどうすれば良いのですか?
これに対する答えは以下の通りです。
個人番号の記載は法令に基づく事業主の義務であり、このことを従業員にも説明の上、取得をお願いします。その上で、従業員から提供を受けることが困難な場合は、個人番号の記載がない届出書を受理します。
(引用元ページ)厚生労働省-雇用保険の届出にマイナンバーの記載が必要です。

法令によって個人番号(マイナンバー)の記載は義務化されており、それでも難しい場合はそれなりの別対応があるということですね。

年末調整や社会保険関連の手続きなどは派遣会社がおこなってくれますので、提出を拒否することはご自身にとって不利益でしかありません。

マイナンバーはどこで受け取れる?

さて、派遣会社に登録したいけどマイナンバーを取得してない方は、いったいどうすれば取得できるのか分からないと困りますよね。

平成28年1月から通知カードとともに送付される個人番号カード交付申請書により申請をすれば、マイナンバーカードの交付を受けられます。

もしくは市役所で番号記載のある住民票を発行(200~300円程度の発行手数料が必要)してもらう事もできます。

マイナンバーに対する大手派遣会社3社の対応

さらに、マイナンバー提出についての提出についての詳細な記述がありますので、こちらも参考にしてください。

今回は代表的な大手派遣会社3社の対応をカンタンに見ていきます。

テンプスタッフ

テンプスタッフのマイナンバー提出に対する見解は以下の通りです。

1.就業を開始する際には「誓約書」および「マイナンバー(個人番号)」の提出が必要です。

(引用元ページ)~手続き前の承諾必要事項~-手続き前の確認事項

テンプスタッフでは、派遣登録時でのマイナンバーの提出は不要ですが、就業開始の際に提出が必要となっています。

パソナ

パソナのマイナンバー提出に対する見解は以下の通りです。

お仕事に就かれるとき等には、パソナにマイナンバーをご提示ください
2016年1月以降、民間企業も、社員の健康保険・厚生年金、雇用保険の諸手続きを行ったり、社員のお給与から源泉徴収して税金を納めたりする場合に、マイナンバーが必要となります。

(引用元ページ)マイナンバーの申請はお済みですか?

パソナでも同様に、就業開始の際にマイナンバーの提示が必要です。

マイナビスタッフ

マイナビスタッフのマイナンバー提出に対する見解は以下の通りです。

2016年1月から、健康保険・厚生年金・雇用保険の加入手続きを行ったり、給与から源泉徴収して税金を納めたりする場合に、皆様のマイナンバーが必要となります。

(引用元ページ)お知らせ詳細-マイナンバーの提出について

マイナビスタッフでも同様に、就業開始の際にマイナンバーの提示が必要です。大手派遣会社では基本的にマイナンバーカードの提出が必要なことがわかりますね。

基本的には就業時に必要

大手派遣会社の例でも見ていただいた通りですが、基本的には就業開始時にマイナンバーカードが必要になります。

そのため、マイナンバー提出の拒否は原則として不可能なものととらえるべきですね。

派遣スタッフ側からすれば提出のメリットは弱いと感じるかもしれませんが、スタッフの皆さんが充実した社会保険制度をより円滑に利用していくためにも大変重要です。

早めにマイナンバーを提出できるよう、事前に準備できるようにしましょう。

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