薬剤師の派遣登録~就業までの流れとは!? メリット・デメリットも紹介!

薬剤師

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薬剤師の派遣

薬剤師って、派遣で働くまでどんな登録が必要なの?

薬剤師の資格を保有し、派遣として働こうか検討しているあなた。

どんなステップを踏んで、勤務開始となるか考えたことはありませんか?

派遣会社に登録するだけ?

職場見学は必要なの?

仕事は簡単に見つかるの?

わからないことばかりで、不安になりますよね。

本記事では、派遣薬剤師として働くまでのステップを中心に解説。

加えて、就労前に知っておきたい法律や派遣のメリット・デメリットもお伝えします。

今後、派遣として働こうとしている方は参考にしてください!

派遣薬剤師として働くまで

まずは、薬剤師が派遣形態で働くまでの流れを説明します。

具体的には、下記の6点です。

  1. 薬剤師派遣会社への登録
  2. 求人を紹介してもらう
  3. 職場見学
  4. 雇用契約
  5. 派遣での仕事開始
  6. 調剤業務をするなら保険薬剤師登録をする

一つずつ見ていきましょう!

薬剤師派遣会社への登録

派遣会社

薬剤師を派遣している人材紹介・派遣会社への登録が第一歩となります。

派遣会社との間で、薬剤師が結ぶのは雇用契約。

派遣先薬局と派遣会社の間では、派遣契約を締結します。

薬剤師は、派遣先の薬局から業務上の指示をもらい、仕事に取り掛かる構図です。

登録は、説明会・ネット申し込みから。

登録の際、給与・勤務地・労働時間など、希望条件も入力します。

登録が済むと、派遣会社によってはコンサルタント・エージェントがあなたの担当となります。

薬局等の就業先と薬剤師との間に立ち、薬剤師に求人を、薬局には人材を紹介する人達です。

エージェントがいると、仕事が早く見つかりやすいのでぜひ利用してください!

求人を紹介される

登録が終わると、求人を紹介されます。

上記のコンサルタント・エージェントや、登録時に入力したメールアドレスに求人が届きます。

勤務地・最低時給・週に何日入るか…。

企業から、働いてもらう際に人材に求める条件が掲示されています。

求職者は、条件をもとに応募する判断できますね。

紹介された求人のうち、「希望に合致している」「希望に近い」ものがあれば、応募へ進みます。

職場見学

薬局

応募後、雇用契約前に職場見学を求める薬局があります。

実際の職場に訪れますが、面接ではなく「顔合わせ」程度のフランクなやり取りです。

職場見学をすることで、求職者は職場の雰囲気やどんな人が働いているか把握できます。

借り上げ・社宅などの住居がある企業の場合は、住居も見学可能です。

応募先も、求職者を事前に知ることで、良好な職場環境づくりに努められますね。

双方にメリットがあるので、職場見学の機会があれば活用しましょう!

雇用契約

求人を確認し、希望の条件通り働けるとわかり「働きたい!」となれば雇用契約に進みます。

派遣の場合、雇用契約は派遣先の職場ではありません。

最初に登録した、人材紹介・派遣会社です。

登録元の会社が雇用主となり、給与の支払いや各種保険の手続きをしてくれます。

派遣は、働く期間に限りがある有期雇用。

契約の際、事前にどのくらい働くことになるのか、説明を受けます。

説明だけでなく、求職者も可能な労働時間・日数などを伝えることに。

契約終了後、速やかに働けるようにするためですね!

派遣での仕事開始

薬剤師

雇用契約を終えると、派遣先での仕事が開始となります。

仕事内容は職場によりさまざま。

出勤後なにをすればいいか、勤務先の担当者から指示をもらいます。

担当者は、仕事を指示するだけでなく派遣薬剤師の管理・監督も担当。

派遣薬剤師は、もらった指示をもとに働きます

仕事中の報告は、勤務先の担当者に伝えますが、相談は誰にしたらいいのでしょうか。

派遣先とあって直接伝えづらい場合、人材紹介・派遣会社の担当者に伝えるのも一つの手です。

「話して気まずくなったら嫌だな…」と考える場合、日頃から人材紹介・派遣会社の担当者とやり取りをしましょう!

調剤業務をするなら保険薬剤師登録が必要

勤務先で調剤業務をする場合、保険薬剤師登録をする必要があります。

登録がないと、薬局で公的医療保険の対象となる調剤業務ができません。

薬剤師の免許資格を持っていても、登録は必須です。

派遣で働く場合、自分の地域の地方厚生局に対し、「保険薬剤師登録申請書」を提出しなくてはいけません。

薬剤師は各厚生局に登録の申請をおこない、厚生局から登録票が交付されれば登録は完了。

派遣先で調剤業務をする場合、忘れずに!

派遣薬剤師として働けない職種・職場

上記で、派遣として働くまでの流れをお伝えしました。

人材紹介・派遣会社への登録から始まり、雇用契約を経て就労開始でしたね。

調剤業務をする場合、保険薬剤師登録があることもお忘れずに!

働きたくても、職種や職場によっては働けないケースがあります。

どういうものがあるか、具体的にお伝えします!

管理薬剤師(薬の届け出やスタッフ管理など)

派遣の場合、派遣法に基づき「管理薬剤師」と呼ばれる職種では働けません。

管理薬剤師とは、薬に関する管理業務をおこなう職種。

具体的には、下記3点です。

医薬品の管理業務

施設が取り扱う薬品に不備がないか、品質のチェック。
医薬品の回収・覚せい剤原料など届け出が必要な薬品の保管・届け出をおこないます。

使用者への情報提供

使用者に対し、医薬品に関する情報を提供。
カウンセリング、副作用が出た際の対処をします。

現場の従業員を管理

現場の責任者として、薬剤師やほかスタッフの勤務態度や法令順守など監督・指導します!

仕事内容から見て、いずれも派遣ではできない仕事ですね。

病院・診療所は原則不可だが例外アリ

病院・診療所への勤務も原則的に認められていません。

原則不可でも、例外があります

例えば、「紹介予定派遣」です。

紹介予定派遣は、一定期間は派遣社員として働いたのち、派遣社員と勤務先双方の合意が得られれば直接雇用に切り替わるシステム。

直接雇用は、正社員雇用を指します。

病院・診療所でも、「紹介予定派遣」と求人票に記載があれば、就労可能です。

紹介予定派遣のほかにも、病院で正社員として勤務している薬剤師が産休などで長期休暇に入る際、派遣薬剤師を代用するパターンがあります。

休職者が復帰するまでの期間なので、具体的な就労可能期間は決まっていません。

一般的には、産休なら14週間、育休なら1年間。

目安を立てられますね!

派遣薬剤師の仕事内容

派遣薬剤師ができない仕事内容や原則働けない職場をお伝えしました。

「管理薬剤師の仕事は不可」「病院・診療所で働けない」でしたね。

管理業務ができないなら、派遣薬剤師はどんな仕事をするのでしょうか。

仕事内容を具体的に見ていきましょう!

調剤(処方箋の確認・薬の計量など)

調剤

調剤は薬剤師の仕事の基本。

患者が病院からもらった処方箋を預かり、処方箋の内容をもとに薬を選定します。

患者の症状と、薬が合うかどうかの確認も必要ですね。

薬が決まると、薬の計量に入ります。

「7日分」「一日3回」などのように、患者が飲む薬の回数や日数分をもとに計量。

量を間違えると、足りなければ患者が再び薬をもらいに来る必要が生じ、トラブルに発展するおそれが。

過度に計量しても、患者が「全部飲まないといけないのかな…」と不安に。

全部飲むと、かえって副作用のリスクが起こりえます。

間違えずに計量しましょう!

投薬(薬を手渡す)

投薬も薬剤師の仕事です。

投薬は、上記の調剤の流れを経て計量した薬を患者に手渡す仕事

薬局で処方箋を渡した患者の名前を呼び、薬の説明を経て支払ってもらいます。

患者一人一人、症状が違えば、飲む薬も異なります。

投薬する薬を間違えると、患者に予期せぬ副作用が生じたり、本来なら治るべき症状が収まらくなる恐れが。

投薬した薬剤師の責任を問われかねません。

対応する患者が多く、薬局内がごった返していても、混同せず手渡せるよう心がけましょう!

服薬指導(薬の飲み方指導)

服薬指導

服薬指導もおこないます。

調剤・投薬した薬の飲み方を患者に説明する仕事です。

「朝・昼・晩の3回」

「症状が収まったら、使用を控えてください」

「飲み切ってください」

薬や症状に沿った飲み方を説明します。

説明中、患者が理解できていない反応をしていれば、積極的に「説明でご不明点ございますか?」などと聞きましょう。

飲み方が記載された紙も同封しますが、高齢者だと読まない場合があります。

丁寧な説明を心がけましょう!

薬歴管理(過去に服用した薬のチェック)

薬歴管理も仕事の一つ。

「本日、おくすり手帳はお持ちでしょうか?」

薬局に訪れた患者に対し、薬剤師が確認する事項です。

おくすり手帳があれば、患者が過去にどのような薬を飲んでいたかを薬剤師が把握できます。

今回と同じ薬を過去にも投与されていれば、「前回のは飲み切りましたか?」と聞けますよね。

「今回の投薬と同じ薬を過去にもらっていないか」

「薬は飲み切ったか」

「副作用が起きた薬がないか」

患者にヒアリングを進めます。

おくすり手帳を持ってない患者の場合、今回投薬する薬を過去に飲んだかどうか、口頭で聞くことに。

「投薬したら終わり」ではないので、気を付けましょう!

派遣薬剤師として働く前に知りたい法律

派遣薬剤師の仕事内容がわかりましたね。

調剤・投薬・服薬指導・薬歴管理でした。

いずれも、薬剤師でないとできない仕事なので、責任感を持ちおこないましょう!

派遣薬剤師にも適用される法律があります。

知っておくと、就労開始後に安心できるものばかりです。

具体的に見ていきましょう!

有休が取得できる

有休

派遣薬剤師でも、有休が取得できます。

普段、週5日ペースで働いていると、旅行や家庭の事情などで長期休暇がほしい場合がありますよね。

多めに休みたい月が決まり、日時も判明した場合、人材紹介・派遣会社の担当者に直接相談してみましょう!

特定の月だけ、週の就労日数を平時より少なくできる場合があります。

人材紹介・派遣会社が派遣先と交渉するので、派遣薬剤師が直接派遣先に言う必要がありません。

「派遣の身だから伝えづらい」と思う場合に安心できますね!

長期休暇がほしい場合、早めに人材紹介・派遣会社の担当者に伝えましょう!

産休・育休が取得可能

有休同様、派遣薬剤師は産休・育休も取得可能です。

産休は、産前休暇と産後休暇の2種類あります。

産前の場合、出産予定日から6週間。

産後は、出産後8週間休暇を取得できます。

育休は、雇用期間が1年以上や3か月以上の勤務実績があれば取得可能です。

上記のように、「雇用期間」か「勤務実績」など条件が違えば、取得前にどのくらい働けばいいか確認する必要があります。

条件は人材紹介・派遣会社により異なるので、担当者に確認しておきましょう!

社会保険がある

保険証

派遣薬剤師は、社会保険もあります。

例えば、薬剤師の派遣会社であるエムスリーキャリアだと、関東ITソフトウェア健康保険組合の福利厚生を受けられます。

同社の場合、週20時間以上の勤務と2か月以上の雇用期間があるのが条件。

健康保険に加入していれば、病院に行ったとき自己負担額を少なくできるので安心ですね。

例えば、時間外手当・通勤手当などの総支給を表す「標準報酬」が50万円の場合、健康保険料は21,250円、介護保険料は3,000円に。

毎月、50万円から上記の金額が差し引かれることになります。

手取りは減りますが、保険に加入していないと診察時の自己負担額が9割など重くなるので、加入すれば安心ですね!

派遣薬剤師として働くメリット

派遣薬剤師にも適用される法律面をお伝えしました。

有休・産休・育休いずれも取得でき、健康保険にも加入できます。

女性の方は安心できますね!

法律がわかったところで、派遣薬剤師として働くメリットをお伝えします。

具体的には下記4点です。

  1. 時給が高い
  2. 自分の都合に合わせて働ける
  3. 人間関係の煩わしさがない
  4. 多様な職場で経験できる

一つずつ見ていきましょう!

時給が高い

時給が高いことが派遣薬剤師のメリットの一つです。

実際の求人で見てみましょう。

例えば、CMEコンサルティングが募集している勤務地が新橋駅徒歩3分の立地にある求人。

OTCと呼ばれる、カウンター越しに薬を販売する仕事をおこないます。

週に4~5日勤務で、時給は3,000円。

週40時間のシフト制が組まれており、仮に40時間働けば週12万円稼げます。

1か月だと、48万円に。

本求人以外にも、3,000円の時給がずらりとありました。

実際、SNSでも時給制で働く薬剤師に羨望の声が上がっています。

派遣でありながら、高時給で働けるのは派遣薬剤師の強みですね!

自分の都合に合わせて働ける

自分の都合を優先して働けるのもメリットです。

上記の求人のように、週4日勤務だったり、週の労働時間を希望すれば30時間台など時短勤務も可能に。

「ラクして稼ぎたい」

「仕事終わりに映画を観に行ってディナーをしたい」

「朝はゆっくり、夕方は早めにできる働き方がいい」

上記のような都合でも、人材紹介・派遣会社の担当者に希望を伝えれば希望通りになることも!

働いていても、プライベートを優先させたいなら相談してみましょう!

人間関係の煩わしさがない

ストレス

人間関係で煩わしさがないのも、派遣のメリットとして挙げられます。

正社員で働いていると、上長は決まった人物です。

上長と性格が合わなかったり、「苦手な人だ」と思っても、指示に従わないといけません。

上長との関係でストレスを抱き、転職・退職する人も。

派遣の場合、雇用期間は決まっています。

仮に合わない人がいても、「雇用期間中だけの辛抱」と割り切った態度が取れます。

勤務態度にストレスが出てしまっても、派遣なのでお咎めは少ないです。

例えば、SNSでは下記のような声が上がっていました。

派遣だからこそ、正社員の人達と良い意味でドライな関係を築くことが大事。

人間関係のトラブルに巻き込まれる可能性が低くなりますね!

多様な職場で経験できる

派遣薬剤師として働くと、幾多の職場で業務を経験できます。

職場が違えば、一日に訪れる患者数や症状、患者の雰囲気もさまざま。

患者一人一人や職場環境に合った、対応能力や薬の説明力が必須になり、身につきられますね。

勤務地が変われば、通勤手段や時間も変わります。

「いろんな場所に行って働きたい」

「一人でも多くの患者に会いたい」

「スキルを磨きたい」

上記のように、好奇心旺盛な方は、派遣薬剤師の仕事にメリットを見出せますね!

派遣薬剤師として働くデメリット

上記で、派遣薬剤師として働くメリットをお伝えしました。

給与面・柔軟な働き方・人間関係・多様なスキルでしたね。

いずれも、魅力的です。

対して、デメリットもあります。

具体的には、下記4点です。

  1. 経験・スキルがないと働けない
  2. 求人の選択肢が少ない
  3. 同じ場所で働き続けられない
  4. スキルアップが難しい

具体的に見てきましょう!

経験・スキルがないと働けない

薬局

経験・スキルがないと働けない点です。

薬剤師の場合、薬剤師資格を所有していることが仕事の大前提。

薬学部の大学で学び、薬剤国家試験に合格すれば資格をもらえます。

求人を見ても、「調剤経験2年以上が望ましい」「未経験者不可」と求人票に記載されている場合が。

場合によっては、現在薬学部に在籍中で「卒業見込み」の学生を受け入れている求人もあります。

薬剤師で求められる経験・スキルは、調剤・患者への服薬指導・薬歴管理などです。

計量だけでなく、話す力が必要になるので、ある程度の訓練が必要ですね!

経験・スキルがあると困らないので、身につけておきましょう!

求人の選択肢が少ない

求人の選択肢が少ないのも、デメリットの一つです。

薬剤師は現在、飽和状態にあり地域格差が生じています。

厚生労働省が発表している「平成30年(2018年)医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」によると、2018年12月31日時点での薬剤師の届け出数は31万1,289人。

前回届け時より、9,996人増加しました。

人口10万人に対し、どのくらいの薬剤師がいるか地域別に見ると、徳島県が233.8人で最多。

最少は青森県の153.0人で、最多と最小で80人の差が生じていますね。

地域によっては、薬剤師の求人が充足していることがあるため、自宅付近など希望の勤務地で働けない場合があります。

同じ場所で働き続けられない

薬局

同じ場所で働き続けられないのも、デメリット。

派遣の場合、雇用期間が定められています

最長3年間ですが、半年~1年など短期間のものも。

一つの職場で働き続ければ、

「患者との距離が近くなった」

「仕事に慣れてきた」

「同僚とも打ち解け、働きやすくなった」

などのメリットを感じられます。

派遣の場合、上記のメリットを見出す前に契約期間の満了を迎える可能性があります。

働きたくても、ずっと一つの職場で働けないのがデメリットですね。

スキルアップが難しい

スキルアップが難しいのも、派遣薬剤師のデメリットの一つ。

派遣の場合、昇給・昇格はありません

管理薬剤師など、役職に就けませんね。

派遣薬剤師は、調剤・投薬・服薬指導・薬歴管理が主な仕事内容。

上記の仕事以外の仕事がしたくても、派遣だと任せてもらえません。

「単純作業から抜け出したい!」といった、向上心が高い方は派遣薬剤師で働くとデメリットを感じ、辞めたくなります。

派遣薬剤師に向いている人の特徴

上記で、派遣薬剤師のデメリットを説明しました。

キャリア志向の方だと、派遣薬剤師の仕事にやりがいを見いだせなくなります。

メリット・デメリット両方ある派遣薬剤師には、どんな人が向いているのでしょうか。

下記3点を一つずつ解説します!

  1. 子育てと両立させたい人
  2. 休日に稼ぎたい人
  3. 経験を積みたい人

子育てと両立させたい人

子育て

仕事と子育てを両立させたい人が挙げられます。

お子さんがいる方の場合、「仕事はどうしようか」と悩みますよね。

「時短勤務で、子育ても無理なくできる仕事がないかな」と思った場合、派遣薬剤師がオススメですね。

上記で見たように、派遣薬剤師の時給は3,000円台など高時給。

働く時間も、柔軟に調整できます。

子供を保育園に送った後、朝ゆっくり出勤できますし、帰りも迎えに行けるほど早上がりが可能。

食材の買い出しや料理など家事もできる余裕が生まれますね。

お子さんがいても、家庭と仕事を両立させて働けますね!

休日に稼ぎたい人

休日に稼ぎたいと思っている人も、派遣薬剤師の働き方がピッタリ。

例えば、副業が認められている方が良い一例ですね。

平日は正社員として働き、「土日も余裕があるので働いてお金が欲しい」と副業に興味がある方です。

正社員で副業の場合、週2日が限度になります。

週2日の勤務でも可能な求人がないか確認し、人材紹介・派遣会社にも「副業として働きたい」と正直に伝えましょう!

ダブルワークに理解がある派遣先を紹介してくれますね!

休日も働くので、身体に支障をきたさないような範囲で働くことも大事です。

経験を積みたい人

薬剤師

経験を積みたいと思っている人も、派遣薬剤師の働き方は向いています。

派遣だと、一つの職場で働き続けられるのは最長3年間です。

3年経過すれば、違う職場で働くことになりますね。

職場が変わると、職場の雰囲気や同僚・患者もさまざま。

「以前の職場ではなかった仕事がしたい」

「今まで説明してこなかった薬を説明したい」

とにかくいろんな経験が積みたい

といった思考があるあなた。

変化に対応でき、変化を求める方なので、派遣薬剤師はオススメですね!

派遣薬剤師に向いていない人の特徴

上記で、派遣薬剤師に向いている方をお伝えしました。

好奇心旺盛な方だと、派遣の働き方に適応しやすく、働いている間もストレスなく働ける可能性がありますね。

対して、派遣薬剤師に向いていない方はどのような方でしょうか。

具体的には、下記3点となります。

  1. 安定して働きたい人
  2. 一つの職場で働き続けたい人
  3. 責任感のある仕事がしたい人

一つずつ見ていきましょう!

安定して働きたい人

「安定して働きたい!」のように、安定志向の方だと派遣の働き方は不向きのおそれがあります。

新型コロナウイルスや消費増税など、先行き不透明な現状の国内。

特にコロナにより、「安泰」と言われていた業界も打撃を受けています。

例えば、大手航空会社のCAが他業界に出向されていますね。

コロナといった予期せぬ打撃要素があっても、安定・安心を得るため、正社員で働くことが一番。

「クビになりたくない」

「ボーナスが欲しい」

「正社員以外で仕事したくない」

上記のように、正社員で働くこだわりが強く、安定志向の方は派遣の働き方をするのは控えておきましょう。

一つの職場で働き続けたい人

薬剤師

一つの職場で働き続けたいと考えている方も、派遣は向いていません。

派遣は、雇用期間があり最長でも3年しか働けないです。

上記の正社員志向の方は、職場を変えずに働き続けられることも重視しますよね。

雇用形態を考えると、派遣は長続きしない働き方。

「慣れた職場から離れたくない」

「イチから仕事を覚えたくない」

「人見知りで、初対面の方と会うのが苦手だ」

上記の方も、派遣は不向きですね。

どの職場に行っても、職場ごとのルールが敷かれており、従って働く必要があります。

一つの職場に固執しない方が、派遣でもやっていける方です!

責任感のある仕事がしたい人

責任感のある仕事をしたい人も、派遣だとストレスフルになるおそれが。

派遣は昇給・昇格がないため、管理職に就けません。

現場スタッフの管理・指導をおこなったり、薬の届け出・管理など職場や薬全般を取り扱う仕事に携わるのは難しいです。

届け出と管理の仕事は、全体を俯瞰した仕事となり、スキルが広がり責任が伴う仕事。

派遣薬剤師が希望しても、できない仕事です。

責任感を持って働きたい場合、派遣ではなく正社員の仕事を希望して働きましょう!

派遣とパート薬剤師で異なる点

上記で、派遣薬剤師に向いていない方の特徴をお伝えしました。
安定志向の方だと、不向きでしたね。

派遣と似た働き方として、パートがあります。

パートと派遣。

似ているようですが、じつは違いが。

どのような点で異なるのか、見ていきましょう!

雇用契約

雇用契約書

派遣とパートだと、雇用契約が異なります。

派遣薬剤師の場合、雇用主は人材紹介・派遣会社。

各社に登録して仕事をもらう形で、薬局など各派遣先に派遣されます。

どのような仕事をするか、業務指示をするのは各派遣先の薬局です。

対して、パートの雇用主は薬局など各勤務先

雇用契約も、各勤務先と直接結びます。

福利厚生や社会保険も、派遣は人材紹介・派遣会社に準じますが、パートは各勤務先に従います。

困りごとがあった時、パートは直接勤務先に伝えるしかないのがネックですね。

就業期間

就業期間も、派遣とパートで異なります。

勤務先によって異なりますが、一般的にパートは就業期間が長め。

例えば、半年~1年以上の雇用期間を定めたものがあります。

派遣の雇用期間は、短いと1~3か月程度です。

派遣で定められている、同一職場での「最長3年」ルールもパートにはありません。

パートなら3年以上働ける可能性がありますね!

就業期間が違うと、週の出勤日数や労働時間も異なります。

週にどれくらいまでなら働けるかを考え、派遣かパートを選ぶのがいいですね!

給与

給与

給与面も派遣とパートで違ってきます。

パートも時給制であることは派遣と変わりませんが、異なるのは時給額です。

一例を挙げましょう。

例えば、クオール株式会社が募集している、日比谷線広尾駅が最寄りの薬局。

時給は、1,800円~2,200円となっています。

上記で見たように、派遣薬剤師の時給額は3,000円台が主流。

派遣とパートで、最大1,000円以上の差が生じていますね。

業務内容は、調剤・服薬指導など、派遣と変わりません。

同じ仕事でも、より時給が高い派遣がコスパいいですね!

まとめ~派遣薬剤師の登録流れ~

本記事では、薬剤師が派遣として働くまでの登録の流れをテーマにお伝えしました。

人材紹介・派遣会社への登録から、雇用契約を経て就労開始となります。

仕事内容に調剤業務がある勤務先の場合、薬剤師登録を自分でおこなうので要注意です。

高時給が派遣のメリットなので、お金を稼ぎたい人には向いています。

対して、安定志向がある方は向いていませんね。

派遣で薬剤師として働こうとしている際、本記事でお伝えした上記の流れを参考にしてください!

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