「契約社員の履歴書の書き方がわからない…」
「書類選考で落ちてしまうのは契約社員だからなのかな…?」
などなど、契約社員の履歴書の書き方がわからない人も多いですよね。
就職するためには、契約社員であれ正社員であれ、書類選考を通過しなければなりません。
結論からお伝えすると、履歴書の質が悪いと書類選考の時点で確実に落とされます。
そもそも履歴書において、契約社員の職歴があると、転職活動において不利に働いてしまうのでしょうか。
そこで本記事では、基本的な契約社員の履歴書の書き方と書類選考時の注意点を詳しく解説します。
ぜひ履歴書を作成する際は、本記事の内容を参考にしてみてくださいね。
契約社員の職歴は転職に不利なの?
契約社員の職歴は正社員よりも、転職に不利だと不安に思う人もいますよね。
ただ契約社員よりも正社員の方が、立場が上という認識が世間で広がっているのが現状です。
しかし契約社員の職歴を強みにできるかできないかは、取り組み次第ではないでしょうか。
なぜなら企業が採用する際に、最も重視することは人柄や経験だからです。
中には世間体や印象を気にして、履歴書に契約社員であることを明記しない人もいます。
もし事実と異なる経歴を記載した場合は、経歴の詐欺と見なされてしまうかもしれません。
経歴訴訟がばれてしまうと、内定が取り消しになるかもしれません。
職務経歴は正しく記載しておきましょう。
契約社員の履歴書の書き方
契約社員として働いた経験があれば、雇用形態がわかるように記載する必要があります。
履歴書で正しい職務経歴を記入していない場合は、入社後に問題になってしまうかもしれません。
転職先に就職した際に、信頼を失わないように正しい経歴を記載しておくことが大事ですね。
また現職を退職しているのか、在職中なのかを記載する義務もあります。
万が一、転職して契約社員から正社員を目指す際は、記入漏れがないように確認しておきましょう。
契約社員の履歴書を書く時の注意点5選
履歴書の質が悪いと書類選考で落とされてしまいます。
事前調べをせずに、履歴書を書いてしまうと受かる確率は低いです。
また契約社員の履歴書は、下記の5つの注意点を意識して書きましょう。
必要に応じて、履歴書を作成し直さないといけないかもしれません。
履歴書を提出する前に、しっかりと目を通しておきましょう。
2. 履歴書のフォーマットを確認する
3. 記入欄は全て埋める
4. アルバイトの職歴は記載しない
5. 志望動機を明確に記載する
①職歴欄の書き方に注意する
契約社員は正社員と違って、有期雇用です。
そのため仕事の範囲や責任が、正社員よりも限定されていることがあります。
もし契約社員から正社員に登用された実績があるであれば、その旨も職歴に記載しておくと、面接官に良い印象を与えることができます。
契約社員として働きながら培ってきたスキルや経験を、積極性にアピールしていくことが大事ですね。
また以下が職歴を正しく記載するためのポイントです。
2. 今まで在籍した経験のある企業名を正式名称で記載する
3. 職歴の末尾には、以上と記載する
②履歴書のフォーマットを確認する
履歴書を作成する前に、応募先からフォーマットの指定がないかを事前に確認しておくことが大事です。
多少手間はかかりますが、履歴書を使いまわすのは控えておきましょう。
企業側から履歴書の指定がないのであれば、どのフォーマットで提出しても問題ありません。
また応募先が求める情報が記載されていれば、どこで購入しても問題ないです。
1. 氏名・住所・連絡先
2. 学歴・職歴
3. 資格・免許
4. 志望動機
③記入欄は全て埋める
基本的に履歴書の埋められる欄は、すべて記入しておきましょう。
履歴書は契約社員にとっても、アピールのために重要です。
ただ無理にすべて記載する必要はなく、先程お伝えした4つの必須情報さえ記載しておれば問題ありません。
しかし空欄を作るのは、やる気がないと思われてしまうので、できる限り空欄を作らないように履歴書に記入しましょう。
特に記載事項がなければ、「特になし」と記載しておくと読み手が分かりやすいです。
④アルバイトの職歴は記載しない
基本的に契約社員の履歴書には、アルバイトの職歴する必要はありません。
多くの人はアルバイトの職歴を履歴書に記載していますが、それは間違いです。
アルバイトの職歴を記載する必要があるのは、バイトに応募する時だけですので、契約社員または正社員で就労した場合にのみ記載しましょう。
面接官はスキルや経験を確認したいだけです。
もしアルバイト経験が何らかの形でアピールに繋がるのであれば、職歴に記載してもいいかもしれませんね。
⑤志望動機を明確に記載する
テンプレートを使用して、志望動機を作成するのはもったいないです。
志望動機こそあなただけのスキルや経験を、面接官にアピールできるチャンスではないでしょうか。
応募した理由はもちろん今まで培ってきたスキルや経験がどう活かせるのかを記載しましょう。
職歴が少ない場合は、今までに取得してきた資格や、学んできたことを記載できます。
志望動機の欄は、契約社員だからこその経験を記載できる良いチャンスです。
数字や実績を踏まえて記載すると、周りの応募者と差別化することができますよね。
契約社員の履歴書で面接官にアピールできる!?
契約社員の履歴書で、アピールすることは難しく感じてしまいますよね。
先程お話した通り、まずは志望動機をしっかりと明確に記載しておきましょう。
実績があれば、実績をアピールしておくことも重要です。
その実績は、あなただけのアピールポイントになります。
また事前に、企業の実績や強みを把握しておきましょう。
面接官に志望した理由が、的確であると思わせることが大事ですね。
面接官が職歴で確認したいポイント5選
本章では、面接官が職歴で確認したいことを解説しています。
面接官が求めている情報を的確に伝えることができれば、書類選考通過率を大幅に上げることができます。
職歴を作成する際は、以下のポイントを意識して記入してみましょう。
2. 年齢に適した業務経験があるのか
3. 前向きな退職理由であるか
4. 勤続年数は短くないかどうか
5. 空白期間をどのように過ごしていたか
①志望している職種に適したスキルを持っているか
面接官は、応募者が入社後に企業で活躍できるかを期待しています。
そのため契約社員の履歴書には、志望している職種に適したスキルを持っているかを詳しく記載しておきましょう。
複数の職場で就業経験がある場合は、経験してきた業務内容を分かりやすく記載しておくと良いですね。
②年齢に適した業務経験があるのか
契約社員の履歴書で、もっとも重要視されるのは、年齢と職歴です。
契約社員からの転職で
応募者が20代であれば、契約社員の職歴が不利になることはあまりありません。
20代の履歴書で重視されるのは、応募者がどのような人柄をしているかです。
しかし応募者が30代だと話が変わってきます。
30代の契約社員の履歴書には、人柄の良さとスキルの熟練度をアピールしなくてはなりません。
30代になると管理職として、働いてほしいと企業が考えるからです。
もし応募者の年齢が若ければ、企業側も1から育成できますが、応募者が30代だと育成が難しい場合があります。
管理経験がある場合は、その業務内容もアピールしましょう。
③前向きな退職理由であるか
退職理由が「会社都合により退職」の場合は、注意して記載しましょう。
会社都合により退職と記載してしまうと、何か理由があって解雇されたのではないかと疑われてしまいますよね。
契約期間が満了して円満退職をした場合は、期間満了につき退職である旨を添えておきましょう。
面接官は、応募者の人柄や人間性を重視して採用をしています。
今回の退職は、キャリアアップのための前向きな退職であることを伝えると良いですね。
④勤続年数は短くないかどうか
職歴を記載する際は、勤続年数も伏せて記載しておきましょう。
勤続年数を職歴に記載していない人もいますよね。
常に面接官は、応募者が企業にマッチしているかを確認しています。
それは書類選考であっても、面接であっても同じです。
具体的な勤続年数を記載することで、面接官は応募者が短期間に転職を繰り返していないかを判断できます。
契約社員は契約満了までしっかりと勤め上げたことを記載しましょう。
面接官から責任感の強い人だと思われれば、好印象は間違いないです。
嘘偽りなく記入してから、履歴書を提出してくださいね。
⑤離職期間をどのように過ごしていたか
離職期間がある場合は、必ず職歴に記載することが大事です。
特に離職期間が長い人は、詳細を記載するように意識しておきましょう。
離職中に何もしていない人と、スキルアップのための勉強をしていた人のどちらを採用するかは明確ですよね。
離職中は何をしていたのかが分かるように、詳細を記載することが大事ですね。
まとめ~契約社員こそ履歴書を具体的に記載しよう!自分に合った新しい職場が見つかると良いですね~
履歴書の作成には、それなりに時間がかかってしまいます。
契約社員にとっても、履歴書は自分をアピールできる数少ない機会の1つです。
作成し終わったあとに、応募先の指定しているフォーマットじゃないなんてことにならないように、事前に調べておきましょう。
また契約社員だからこそ、アピールできることは沢山あります。
これまで積み重ねてきたスキルや経験を、応募先に明確に伝えることが重要です。
ぜひ本記事を参考に、契約社員の履歴書を作成してみましょう。