派遣の仕事が全然決まらないよ…。
やっぱり40代主婦を雇ってくれるところは無いのかな…。
そんなことはありません!
派遣の仕事が決まらない主婦さんには共通点がありますので、そこをしっかり押さえれば決まるかもしれませんよ!
主婦さんは派遣会社に登録する方が多いのですが、その反面登録できず落ちてしまう方も多いです。
たとえばこんなコメントがありましたた↓
焦っています。
1歳半の子供がいます。
4月から保育園に入れたので仕事を探しているのですが、なかなか決まりません。派遣会社に2社登録していて、条件に合ったところにはすぐエントリーするのですが、面接にすら行けません。
条件は「残業なし」「主婦が活躍」「土日祝休み」くらいなのですが、厳しいでしょうか…学歴もない、40代、小さい子がいる、そりゃあ他の方に決まるよなぁ…と落ち込んでいます。
子供もせっかく保育園に慣れてきたのに、辞めさせられてしまうのはかわいそうで…(引用元ページ:WOMEN’S PARK-「なかなか仕事が決まらない…」より一部抜粋)
特にお子さんがいらっしゃる方だと、養育費を稼ぐためにも早めに仕事に就きたい方が多いです。
今回は「なぜ主婦さんの採用が決まらないのか」「どうすれば採用されるのか」などを詳しく見ていきます。
【前提】求人の年齢制限は法律で禁止されている!
まず前提として派遣社員の年齢制限の話をします。
主婦さんのなかで、派遣会社のスタッフから「若い方向けの求人しかないんですよ…」と言われたことはありませんか?
もしこんなことを言われたら法律違反ですので、そのまま受け入れる必要はありません。
これについて厚生労働省では下記の通りに述べています。
雇用対策法が改正され、平成19年10月から、事業主は労働者の募集及び採用について、年齢に関わりなく均等な機会を与えなければならないこととされ、年齢制限の禁止が義務化されました。
(引用元ページ:厚生労働省-募集・採用における年齢制限禁止について)
求人票では「年齢不問です!」と書かれていても、応募者の年齢を理由に断ったり、書類選考・面接で年齢を理由に採用可否を決めるのはアウトなんです!
「派遣は若い人じゃないと働けないんだ…」「40代のわたしじゃもう仕事決まらない…」などと考える必要はないんです!
なぜ主婦の派遣の採用が決まらない?
先ほどの年齢制限のハナシを踏まえて、なぜ主婦の採用が決まらないのか掘り下げましょう。
採用されない主な理由は以下の通りです。
- 派遣先での面談で言ってはいけないことを言った
- スキル・経験
- あいまいな志望動機
- 明るさ・ガッツさを感じられない
①派遣先での面談で言ってはいけないことを言った
いわゆる職場見学(顔合わせ)での「NGワード」ですね。
例えばこんな質問、絶対にしちゃいけません↓
「御社へのクレーム電話って多いですか?」
「残業は頼まれても断れますか?」
「体育会的な雰囲気の会社じゃないですよね?」
「職場の人間関係は良好ですか?」
「重要な職場見学でこんな事聞かないし」…って思うかもしれません。
ですが主婦さんのなかには、ウッカリ口走って勤め先が決まらない…なんてケースがあります。
昇給や職場の人間関係の状況は、相談すれば派遣会社のスタッフがうまく掛け合ってくれますので、任せてしまいましょう。
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②スキル・経験の不足
当たり前ですが「〇〇の3年以上の経験あり」「△△の使用経験あり」などの勤務条件を提示してあるのに、見合ったスキル・経験が無いと採用が決まらない傾向があります。
求人の隅から隅までよく見ず、とりあえずの気持ちで応募すると起きることです。
ただ「スキル・経験の条件を見たしている」にもかかわらず落とされることもあります。
なぜでしょうか。。
派遣会社は応募者のことを「企業に派遣できる人材だ」と思っていても、派遣先の面接官が同じように感じているとは限りません。
派遣先で採用できる人数は限られているので、面接官から見てよりスキル・経験が優れていると判断した応募者を採用します。
派遣会社の担当スタッフは「スキル・経験の条件は満たしている」と理解しているため、めげずに別の求人に申し込みましょう!
③あいまいな志望動機
志望動機が中途半端であいまいだとアウトです。
会社になぜ興味を持ったのかと理由を聞かれて、
「自宅から近かったからです」
「時給・福利厚生が整っているからです」
例えばこんな事ばかりを話していると、仕事に対して熱意があるのか疑われます。
ここでのポイントは、自分の経験と派遣先で求められる業務を上手く関連させることです。
「前職での営業事務で培った経験を活かしたいと考えています。具体的には…」
上記のように志望動機に対して自分の経験・その具体性を絡めると、面接官から好印象に見られます。
④明るさ・ガッツさを感じられない
いくらスキル・経験があっても「この人、なんだかドンヨリしているな…」などと思われたらアウトです。
面接官は職場見学や面談での応対の仕方もしっかり見ているかもしれません。
最後まで気を抜かず明るさ・ガッツさを見せつけて、面接官にアピールしましょう。
会社が欲しい人材は「一緒に働いて気持ちがいい人」です。
「レスが早い」「挨拶ができる」など要因はさまざまですが、応募者の雰囲気も重要なポイントです。
派遣で主婦が採用されるにはどうすればいい?
以上を踏まえて派遣で主婦が採用されるにはどうすればいいのか、考えていきましょう。
30代だろうと40代だろうと、主婦が採用されやすくなるポイントはあります。
- 親しみやすくて話しやすい印象をアピール
- 若く明るい印象・品のある服装を心がける
- 専門スキルを身につける
- 謙虚な姿勢で臨む
- 希望条件を緩めてみる
- 派遣会社に複数登録する
- 人気の低い勤務地をターゲットにする
- 中小企業・人気の低い職種を狙う
- 主婦向けの求人が多い派遣会社に登録する
①親しみやすくて話しやすい印象をアピール
とにかく面接官に与える印象が大事です。
「この人と一緒に働きたいな」と思える方を採用しますので、相手にどう思われるかをよく考えましょう。
「笑顔はぎこちなくないか」「ハキハキと話せているか」「暗い印象を与えていないか」など、相手目線で考えましょう。
主婦の派遣社員だと、30代後半~40代前半の方が多いです。
子どもを出産して、育児して、家事をして、とストレスをためがちなライフステージですが、顔に出さず笑顔で接しましょう!
②若く明るい印象・品のある服装を心がける
見た目もすっごく大事です。
主婦さんの場合は「若く明るい印象、品のある服装」を意識するべきですね。
身だしなみに関して不安な場合は、派遣会社の担当スタッフに相談するのもイイですね!
③専門スキルを身につける
必要な資格があるのに取らずにいると、よほどのことが無い限り落とされます。
専門性のあるスキルを身に着ければ、30代・40代の主婦でも武器になって、より戦力になって採用されやすくなります。
ですがただ資格を取っただけで、以降何にも使い物にならない「形だけの資格取得」にするのはやめましょう。
大切なのはその「資格を活かした経験」です。
40代に差し掛かる前に経験を積むのが良いですね!
④謙虚な姿勢で臨む
明るい印象を与えるのが大事、と先ほどお伝えしましたが、度が過ぎてグイグイ接するのはアウトです。
特に主婦さんの場合は、年齢的にある程度の業務経験を積んでいますので、ついつい「〇〇〇〇もできますよ」「△△△△の技術もありますよ」と自己PRしがちです。
「謙虚で与えられた仕事内容を確実にこなす人」を好みますから、その人物像に近づけるよう努力すべきですね。
実際に派遣先で働くと、上司が年下なケースもあります。
上司の年齢が上だろう下だろうと、謙虚な姿勢を心がければ、職場でも円滑な人間関係を築けますよね!
⑤希望条件を緩めてみる
希望条件を盛り込みすぎな可能性もありますので、希望条件の緩和も視野に入れましょう。
緩められそうな希望条件例
- 時給を200円下げる
- 希望職種を変える
- 「未経験OK」を条件に追加する
- 残業の有無の条件を変える
20代や30代の時にはクリアしていたことが、今では通らないなんてケースもあります。
もし希望条件を細かくしすぎたな、と感じたらまずは派遣会社の担当スタッフに確認してもらってください。
そこで「どう希望条件を緩めれば派遣の仕事を紹介されやすくなるか」を聞きましょう。
緩和できれば「この人は融通が利く派遣社員だな」と思われますので、仕事を紹介されやすくなります。
⑥派遣会社に複数登録する
「派遣会社なんて1社だけ登録していればイイよね…?」
「2社目に登録するのめんどくさいな…。」
主婦さんのなかで、こんなこと考えている方いませんか?
これ実はスゴーく、もったいないんです。派遣会社は複数登録がキホンなんです。
目安としては2~3社といったところです。
お住まいの地域の派遣求人が少ないと、案件を紹介してもらっても別の応募者が希望して社内選考に落ちかねません。
仮に1社目で不採用になっても、2社目で別の案件を探していれば、すぐに次の仕事へ応募できちゃうんです!
派遣登録の時に「別の派遣会社で求職中ですか?」と聞かれたらどうすればいいの?
その場合は素直に「別の派遣会社でも仕事を探しています」と伝えればOKですよ!
派遣会社カタログでは優良派遣会社をまとめたページもありますので、下記ページも参考にしてください。
⑦人気の低い勤務地をターゲットにする
「⑤希望条件を緩めてみる」に関連しますが、人気の低い勤務地をターゲットにするのも検討しましょう。
東京、神奈川、大阪、名古屋など、派遣の案件はオフィス街にどうしても集中してしまいます。
上記の大都市だと一層その傾向が強いです。
例えば最寄り駅から勤務地のアクセス面が良好な求人は人気ですので、応募者がかなり集中します。
反対にアクセスが良くないモノは避けられ、応募が少ないです。
時給は高いのに「郊外だからイヤ」と考える方も多いですが、今一度広げて考えてみましょう!
⑧中小企業・人気の低い職種を狙う
派遣会社の検索ページに入ると「大手企業特集!」「大手も満載!」などと大手企業の求人を強調する特集が目立ちます。
大手での仕事に憧れる人は多いですし、基本的に時給が高いので主婦さんからも絶大な人気を得ています。
ただ応募者数がかなり多く、若い人材を積極採用する傾向にありますので、主婦さんからすればやや不利なのが現状。
そのため少し基準を下げてあえて「中小企業」を選んでみると、格段に紹介されやすくなります。
採用予定人数が多くてスタッフの入れ替わりが激しい企業へのエントリーは決まりやすいので「とりあえず働きたい」方にはオススメ。
ですがその分ブラックな派遣先をうっかり紹介されかねません。その点は注意しましょう。
採用者の多い「工場」「コールセンター」とかは比較的ねらい目な案件です!
⑨主婦向けの求人が多い派遣会社に登録する
今登録している派遣会社、ひょっとすると主婦に向かない求人ばかり載せているかもしれません。
事務に強い派遣会社、製造系求人に強い派遣会社、強みはそれぞれ違います。
もちろん主婦さん向けの求人に強い派遣会社、子持ちのママさんに嬉しいサービスが満載の派遣会社もありますので、登録を強くオススメします↓↓
まとめ~採用が決まらなくてもエントリーを続けよう!~
最後に、今回の内容のカンタンなまとめです↓
<派遣で主婦の採用が決まらない理由>
- 派遣先での面談で言ってはいけないことを言った
- スキル・経験の不足
- あいまいな志望動機
- 明るさ・ガッツさを感じられない
<派遣で主婦が採用されるには?>
- 親しみやすくて話しやすい印象をアピール
- 若く明るい印象・品のある服装を心がける
- 専門スキルを身につける
- 謙虚な姿勢で臨む
- 希望条件を緩めてみる
- 派遣会社に複数登録する
- 人気の低い勤務地をターゲットにする
- 中小企業・人気の低い職種を狙う
- 主婦向けの求人が多い派遣会社に登録する
派遣登録がなかなか決まらなくて「もう諦めようかな…」と思う方もいるかもしれません。
でも派遣会社は山ほどありますから、1つの求人で不採用だったら次の求人、それでもダメなら派遣会社を変える、と次の策を考えていきましょう。
派遣会社は1社に絞るより複数登録したほうが、スピーディーかつ効率よく仕事が見つかります。
今回ご紹介したポイントをすべて押さえて、どんどん挑戦しましょう!