派遣薬剤師の年収はどれくらい?高年収の求人を探すには?

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薬剤師の派遣

派遣薬剤師の働き方が気になる人は、とにかく年収が気になりますよね。

正社員よりも派遣薬剤師の方が「高年収」だといいますが、どれほど違うかについても、気になるところです。

本記事では派遣薬剤師の年収を紹介し、高年収の求人を探すコツについても解説します。

派遣薬剤師になった時のことをイメージすべく、最後まで読み進めていただければ嬉しく思います。

  1. 派遣薬剤師は高年収である
    1. 派遣薬剤師の平均年収は519万円ほど
    2. 派遣薬剤師の平均年収は、一般的な派遣社員よりもだいぶ高い
    3. 正社員薬剤師の年収とどう違う?
  2. 派遣薬剤師の平均時給が高い理由は?
    1. ①即戦力として採用をするから
    2. ②人手不足なので、高い給料を払ってでも採用したい
    3. ③短期間契約で雇用が不安定なので、その分を上乗せしている
    4. ④ボーナスや交通費の支給がないので、あらかじめ時給に反映している
  3. 派遣薬剤師を選ぶメリット・デメリット
    1. 派遣薬剤師として働くメリット5つ
      1. ①短期間で稼げる
      2. ②「残業なし」という働き方が可能
      3. ③職場を変更しやすい
      4. ④人間関係に対するストレスが減る
      5. ⑤正社員にならずに、気になる職場を体験できる
    2. 派遣薬剤師として働くデメリット4つ
      1. ①雇用の不安定さ
      2. ②社会的な信用度が低くなる
      3. ③即戦力としてのレベルが求められる
      4. ④職場や患者との関係構築が難しい
  4. 派遣薬剤師に向いている人
    1. 短期間で多くのお金を稼ぎたい人
    2. 残業をしたくない(または厳しい事情がある)人
    3. スキルアップを考えている人
    4. 期間を限定して働きたい人
    5. 限定的な人間関係でも気にならない人
  5. 派遣薬剤師で、高年収の求人を探す4つの方法
    1. ①派遣会社に複数登録をする
    2. ②大手の派遣会社に登録をする
    3. ③働き先の種類を選ぶ
    4. ④「地方」や「交通が不便」な案件を視野に入れる
  6. まとめ

派遣薬剤師は高年収である

派遣薬剤師は一般的に見た場合に、高年収だといえます。

詳細などについて、以下に解説します。

派遣薬剤師の平均年収は519万円ほど

まず派遣薬剤師の平均時給は2,703円です(厚生労働省のデータをもとに算出)

これを月収に換算するとおよそ430,000円であり、さらに年収として置き換えると、およそ519万円という結果になります。

またこれらの金額は、1日の労働時間を8時間とし、週5日の勤務を行ったと仮定して算出しているので、残業をした場合にはさらに金額が増えます。

上記の派遣薬剤師の平均時給をもとにし、仮に毎日1時間残業をしたとすると、下記の金額を得ることができます。

【月収】
{時給2,703円×8時間×20日間}+{(時給2,703円×1.25)×1時間×20日間}=約50万円
【年収】
50万円×12カ月=600万円

また派遣薬剤師の案件によっては、時給4,000円クラスの仕事も存在するので、こういった派遣先で働くと、さらに多くの金額を得ることが可能です。

仮に時給4,000円の仕事についたとして、1日の労働時間を8時間とし、週5日の勤務を行ったと仮定すると、下記の金額を稼ぐことができます。

【月収】
時給4,000円×8時間×20日間=64万円
【年収】
64万円×12カ月=768万円

さらにこの条件で、毎日1時間残業を行ったとすると、下記の金額を得ることが可能です。

【月収】
{時給4,000円×8時間×20日間}+{(時給4,000円×1.25)×1時間×20日間}=74万円
【年収】
74万円×12カ月=888万円

このことから、時給の良い派遣先が見つかり、残業にも対応をするのであれば、年収800万円以上も不可能ではないと言えます。

※注意:上記で紹介した残業した場合の金額は、あくまで法定労働時間を1日8時間として計算しました。
また深夜帯や法定休日の残業については、考慮していませんので、ご了承ください。

派遣薬剤師の平均年収は、一般的な派遣社員よりもだいぶ高い

薬剤師以外の業種においても、派遣社員は一般的に見て高時給です。

東京都を例に出しますが、全業種における派遣社員の平均時給は1,716円※なので、派遣薬剤師の平均時給2,703円と比較しても、だいぶ高いことが分かります。

(※参照元ページ:はたらこねっと

また東京都の派遣社員の平均時給から、年収を換算した場合には、およそ329万円となります。

派遣薬剤師の平均年収は519万円なので、その差は190万円に及ぶことからも、高年収だということが分かるでしょう。

正社員薬剤師の年収とどう違う?

正社員薬剤師の平均年収を、厚生労働省のデータをもとに算出すると、497万円です。

先ほどの「派遣薬剤師は高年収である」の項目でも紹介した通り、派遣薬剤師の平均年収は519万円※なので、派遣薬剤師の平均年収の方が高くなることが分かります。

その差は22万円ほどですが、正社員薬剤師の平均年収は「ボーナス額」を含むので、業績によりボーナス額が下がった場合には、さらに差が開きます。

※派遣薬剤師の派遣契約が切れて、無収入となる「ブランク期間」が発生する場合がありますが、その点は考慮していないのでご注意ください。

派遣薬剤師の平均時給が高い理由は?

総合人材-薬剤師の女性-はてな

派遣薬剤師の平均時給は「2,703円」であり、正社員薬剤師の平均時給「2,563円」と比較すると、140円も高いことが分かります。

時給の差だけを見ると、少しイメージがつきにくいかもしれませんが、月収の差で考えるとおよそ8万3千円に及ぶので、非常に差があることが分かるでしょう。

このように派遣薬剤師の時給が高いことには、きちんとした理由があります。

  1. 即戦力として採用をするから
  2. 人手不足なので、高い給料を払ってでも採用したい
  3. 短期間契約で雇用が不安定なので、その分を上乗せしている
  4. ボーナスや交通費の支給がないので、あらかじめ時給に反映している

以下に、順を追って解説します。

①即戦力として採用をするから

薬剤師に限りませんが、派遣社員は基本的に、即戦力としての働きを求められます。

その理由については、採用の背景を見ると分かるでしょう。

さまざまな現場で派遣薬剤師を採用する理由は、下記の通りです。

  • 急な退職者の穴埋め
  • 繁忙期の期間における人員補充
  • ケガでの長期療養や、産休を取得する社員の代わり
  • 慢性的な人手不足の解消目的

これらの理由に共通することは、教育に時間をかけられないということです。

つまり派遣先で教育を行わずとも、すぐに現場で働けるようなスキルを持つ「経験値が高い人」を採用したいのと考えるので、高いお金を払うのです。

薬剤師としての経験が浅い人も、派遣社員として働くことは可能ですが、その場合には未経験でも可能な案件を選ぶ必要があります。

この場合には、高時給な案件を紹介してもらえる可能性は、低くなると言えます。

それでも高時給な派遣先で働きたい場合には、後で解説をする「派遣薬剤師で、高年収の求人を探す4つの方法」の項目を参考にしつつ、ポイントをおさえながら仕事を紹介してもらうと良いでしょう。

②人手不足なので、高い給料を払ってでも採用したい

薬剤師が不足すると、お店自体をまわせなくなるケースもあるので、人手不足を早く解消するために、高い給料を払ってでも採用をしたいと考えます。

薬剤師は慢性的に人手不足だと言われていますが、下記のようなところでは、特に人手不足となる傾向にあります。

  • 交通の便が悪い地域にある店舗
  • 周囲に病院が多く、多忙な調剤薬局

このことから高収入な仕事を紹介してもらうと、「正社員の募集をかけても、なかなか応募が来ない職場」や「正社員を採用したうえでも、業務が回らないような環境」の派遣先が多いことも事実です。

③短期間契約で雇用が不安定なので、その分を上乗せしている

派遣薬剤師の仕事には、必ず派遣期間が設けられていますが、期間満了時に更新がされなければ、そこで仕事がなくなります。

すぐに他の派遣先を紹介してもらえれば良いですが、派遣先が決まらない間は、無収入という状況に陥ります。

このように派遣薬剤師は、短期間契約で雇用が不安定なので、その分のリスクを考慮し、最初から時給に上乗せがされています。

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④ボーナスや交通費の支給がないので、あらかじめ時給に反映している

派遣薬剤師には、ボーナスや交通費の支給がありません。

そのため、ボーナスのことを考えずに行動をする必要がありますし、交通費が発生する際には、自腹で対応をしなくてはなりません。

このような背景があることから、派遣薬剤師の時給は、ボーナスや交通費のことを考慮した高めの金額設定となっています。

デメリットでもありますが、業績に左右されずに、あらかじめボーナス分が金額に反映されていると考えれば、メリットに置き換えることもできます。

また交通費が発生しないような「自宅から近い距離の派遣先」を選んでも、交通費がかからないので減額ということにはならないので、こういったケースでは、むしろ得だという見方もできるでしょう。

派遣薬剤師を選ぶメリット・デメリット

ここでは、派遣薬剤師を選ぶ「メリット」と「デメリット」をご紹介します。

派遣薬剤師として働くメリット5つ

派遣薬剤師として働くメリットは、下記の通りです。

  1. 短期間で稼げる
  2. 「残業なし」という働き方が可能
  3. 職場を変更しやすい
  4. 人間関係に対するストレスが減る
  5. 正社員にならずに、気になる職場を体験できる

順番に解説します。

①短期間で稼げる

派遣薬剤師は時給が高いので、短期間で稼ぐことができます。

残業が可能な場合には、残業を行うことが多い職場を探すと、一気に集中して稼げると言えるでしょう。

②「残業なし」という働き方が可能

所属する派遣会社に「残業を行うことは厳しい」と伝えれば、残業がない現場を紹介してもらえるので、「残業なし」という働き方が実現します。

ただし残業が可能な人に比べると、紹介してもらえる仕事数は減る傾向にあります。

また単に「残業は無理です」とだけ伝えると、派遣会社からの印象が良くないので、子供を保育園に迎えに行くので残業は厳しいなどと、納得できるような背景を話すと心象が良くなるでしょう。

③職場を変更しやすい

正社員薬剤師の場合には、退職の意志を伝えると、場合によっては引き留めにあう可能性があります。

無事に退職をしたとしても、職歴に傷がつくので、正社員薬剤師が退職をする際には、多かれ少なかれハードルがあると言えます。

一方で派遣薬剤師の場合には、契約を更新したくないと思う派遣先であれば、期間満了時に更新をしなければ済む話なので、気が楽だと言えるでしょう。

またこれによって、職歴に傷がつくこともありません。

このことから派遣薬剤師は、職場を変更しやすいと言えます。

④人間関係に対するストレスが減る

どのような職場で働く際も、人間関係は必ずついてくるので、多かれ少なかれストレスが発生するものです。

一方で派遣薬剤師として働く場合には、正社員薬剤師よりも、人間関係に対するストレスが減ると言えます。

なぜかというと、人間関係のストレスを抱えたとしても、働く期間が限定されていることから「契約満期まで我慢すれば良い」と割り切りやすいからです。

⑤正社員にならずに、気になる職場を体験できる

気になる職場があるけれど「実際に入社した後に、予想と違うことに気づいたらどうしよう」と不安になり、一歩を踏み出せない人もいるでしょう。

一度正社員として入社した際には、退職することにもハードルがありますし、職歴にも傷がついてしまうので、覚悟を要すると言えます。

一方で派遣薬剤師として働けば、契約満了まで勤務をすれば問題がないので、気になる職場にお試し感覚で働くことができます。

このことから派遣薬剤師は、正社員にならずとも「気になる職場」を体験できることが、メリットの1つだと言えます。

派遣薬剤師として働くデメリット4つ

派遣薬剤師として働くデメリットは、下記の通りです。

  1. 雇用の不安定さ
  2. 社会的な信用度が低くなる
  3. 即戦力としてのレベルが求められる
  4. 職場や患者との関係構築が難しい

以下に、順番に解説します。

①雇用の不安定さ

派遣薬剤師として働くと、常に雇用の不安定さがついて回ります。

なぜかというと、全ての仕事において契約期間が設けられているので、期間満了時に先方から更新がなければ、そこで終了となるリスクを抱えているからです。

すぐに他の派遣先が見つかれば良いですが、条件に合う案件がなければ、しばらく無収入状態だと言えます。

②社会的な信用度が低くなる

正社員薬剤師よりも派遣薬剤師の方が、社会的な信用度が低くなります。

例えば住宅ローンの申請時に、少ない金額しか借りられないこともありますし、そもそも審査から落ちるケースも見受けられます。

また社会的な信用度が低いと、新たにクレジットカードを作れないこともあります。

海外に行く際に、手持ちのクレジットカード会社では対応ができず、他のカードを作りたいことがあるでしょう。

また大きな金額の買い物をする際に、特定のクレジットカードの作成が、値引きの対象となるので、そのカードを作りたいケースもあるでしょう。

このような時に、派遣薬剤師は作成自体が難しいという状況が、実際にあります。

③即戦力としてのレベルが求められる

派遣薬剤師を採用する背景には、急な退職者の代わりや、風邪が流行する繁忙期のサポートを目的とすることが多いので、即戦力としてのレベルが求められます。

薬剤師としてのスキルはもちろんですが、臨機応変に対応をする「適応力」や、初対面の人間ともコミュニケーションを円滑にとる「ヒューマンスキル」なども、要求されると言えます。

現場で一から教えてもらいたい人や、指示がないと動ける自信がないという人には、厳しいと言えるでしょう。

④職場や患者との関係構築が難しい

正社員薬剤師であれば、1つの現場で長く働くので、社内の人間や患者との関係を構築しやすいと言えます。

派遣社員の場合には、期間限定という特性から、職場の人たちや患者との関係構築が難しいです。

じっくりと腰を据えて働きながら、人間関係の構築をしたいという人には、向かないと言えるでしょう。

派遣薬剤師に向いている人

派遣-女性派遣社員が人差し指を指している

派遣薬剤師に向いている人は、下記の通りです。

  • 短期間で多くのお金を稼ぎたい人
  • 残業をしたくない(または厳しい事情がある)人
  • スキルアップを考えている人
  • 期間を限定して働きたい人
  • 限定的な人間関係でも気にならない人

それでは、順番に解説します。

短期間で多くのお金を稼ぎたい人

例えば奨学金などのローンを完済したい人や、留学をしたい人は、多くのお金をすぐに手にいれたいと思うでしょう。

そのためには短期間で多くのお金を稼ぐ必要がありますが、派遣薬剤師として働くと、希望をかなえやすいと言えます。

また契約期間があるので、必要なお金が稼げたあとは、契約期間の終了を待てばよいだけなので、正社員の退職時よりも気が楽だと言えます。

残業をしたくない(または厳しい事情がある)人

プライベートで、夢や副業などのやりたいことがあるので、残業をしたくない人もいるでしょう。

また小さい子どもがいるので、残業をしたくても厳しい事情がある人もいるでしょう。

事情はそれぞれですが、残業をさけたいという考えは共通しています。

派遣薬剤師は最初から残業の有無を選べるので、残業をしたくない(または厳しい事情がある)人に、向いていると言えます。

スキルアップを考えている人

薬剤師としてさらなる高みを目指したいので、知識や経験をつけて、スキルアップをしたいと考える人もいるでしょう。

そのような人には、派遣薬剤師が向いています。

正社員の場合には、自分が在籍している職場という世界の中でしか、知識や経験を増やすことができません。

一方で派遣薬剤師の場合には、正社員の時には病院で働いていた人が、ドラッグストアで働くことも可能ですし、少規模と大規模な双方の形態を経験することも可能です。

またさまざまな現場を渡り歩くので、多くの人と接することとなり、コミュニケーション能力も身に付きます。

期間を限定して働きたい人

長期に渡って働くのではなく、あくまで期間を限定して働きたい人には、派遣薬剤師という働き方が向きます。

「期間を限定して働きたい人」の具体例を出すと、下記の通りです。

  • 次の転職先の入社日まで、一カ月ほどのブランクがあるので、その間だけ働きたい
  • 夫の転勤に伴い、半年先に遠方に引っ越すので、それまでの期間だけ働きたい

正社員として働く場合には、期間限定で働きたいと伝えると、採用してもらえる確率が低くなります。

一方で派遣社員の場合には、最初から契約期間が決まっているので、問題はありません。

限定的な人間関係でも気にならない人

派遣薬剤師は、1つの派遣先で数カ月ほど働き、契約が終了したら新たな現場で働くことが一般的です。

そのため、煩わしい人間関係に巻き込まれる確率が低くなります。

その一方で、限定的な人間関係となるので、正社員と距離ができることがありますし、心細い思いをすることもあるでしょう。

こういった人間関係でも気にならない人や、稼ぐために割り切れるという人にとって、派遣薬剤師という働き方は、向いていると言えます。

派遣薬剤師で、高年収の求人を探す4つの方法

派遣薬剤師の仕事のなかでも、特に高年収の求人を探すためには、ポイントを押さえる必要があります。

ここでは、高年収の求人を探す4つの方法をご紹介します。

①派遣会社に複数登録をする

派遣薬剤師として働くためには、派遣会社に所属をする必要があります。

高年収の求人を探したい場合は、派遣会社を1つに限定せずに、複数登録をすると良いでしょう

なぜかというと、派遣会社により、取り扱う求人が異なるからです。

より多くの派遣会社を利用することで、紹介される案件が増えるので、高年収の求人に出会える確率も高くなります。

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②大手の派遣会社に登録をする

薬剤師の仕事を紹介する派遣会社は、いくつも存在しますが、少なくても1つは大手の派遣会社に登録をすると良いでしょう。

大手の派遣会社は紹介できる求人の数が多いので、時給の高い仕事に出会える確率も高くなります。

またサポート体制も整っており、キャリアの相談にもきちんと対応をしてくれます。

「高年収の案件を希望したい」と回答をすれば、求職者の希望を考慮しながら、条件に合いそうな派遣先を紹介してくれます。

経験が浅く、現状では高年収の仕事を紹介することが難しい場合には、今後に役立つ方法を的確にアドバイスしてくれます。

さらに大手の派遣会社は、派遣先への時給の交渉についても強いことが特徴です。

同じ案件を扱っているのに、大手の派遣会社の時給の方が高いのは、このような背景が関係しています。

もちろん中小規模でも、良い派遣会社は存在しますが、やはり「力」という部分で考えると、大手の派遣会社に軍配が上がります。

③働き先の種類を選ぶ

派遣薬剤師としての働き先には、下記などがあります。

  • 調剤薬局
  • ドラッグストア
  • 企業の研究機関
  • 病院※

※派遣薬剤師は法律において、基本的に病院で働けないことになっていますが、職員の「産休時のピンチヒッター」や、正社員への道を前提とした「紹介予定派遣」として働くことは可能です。

こういった働き先の中から、時給が高い傾向にあるものを選ぶと、高時給な案件が見つかりやすいと言えます。

例えばドラッグストアは、時給が高い傾向にあるので、こういった働き先を視野に入れることも良いでしょう。

さらに調剤薬局も併設されているところだと、調剤業務が発生するので、より時給が高めな派遣先を探しやすくなります。

このように「時給が高めの働き先」に対して、プラスアルファの条件を考えると、さらに稼げる派遣先が見つかります。

④「地方」や「交通が不便」な案件を視野に入れる

「地方」や「交通が不便」な場所にある派遣先を、候補として視野に入れると、高年収な案件が見つかりやすいと言えます。

こういったところは、人が集まりづらいので、時給を高めに設定する傾向があるためです。

なかには、住宅つきの高額求人案件も存在します。

そうは言っても、引っ越しまでは考えられないけれど、車通勤で行ける範囲内で対応が可能な場合には、このような求人を候補に入れても良いでしょう。

まとめ

派遣薬剤師の年収は、正社員よりも高く、条件によっては800万円近くを稼げることも分かりました。

ただし、雇用の不安定さなどのデメリットもあるので、こういった実情を理解しつつ、賢く選択することが大切です。

高年収・高時給求人にエントリーして、理想の生活を目指しましょう!

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