「契約社員だけど結婚できる?」
「契約社員から正社員になれないって聞いたけど本当なの?」
などなど、結婚に対して疑問を持っている契約社員の方も多いですよね。
契約社員として働きながらの結婚は可能なのか気になるはず。
結論から言うと、契約社員でも結婚はできますが、正社員登用を目指すべきです!
本記事では、契約社員でも結婚できるのかについて詳しくお話いたします。
また、契約社員から正社員登用を目指すための秘訣をわかりやすくご紹介しています。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
契約社員は結婚しづらい
契約社員は雇用が安定していない分、結婚はしづらいです。
最悪、契約満了時に雇用契約が更新されなかった場合は、無収入になってしまいます。
契約社員は雇用が安定している正社員になることで、結婚がしやすくなるでしょう。
一般的に契約社員が結婚できないと一番大きな理由は、収入が低いからではないでしょうか。
特に女性側の両親は、しっかり稼ぎのある相手と結婚してほしいと考えている場合がほとんどです。
また子供が生まれれば、尚更必要なお金が増えてくるので、福利厚生や収入が不安定な契約社員は結婚がしづらいと言えます。
契約社員よりも正社員の方が結婚しやすい
正社員であれば、契約社員と違い雇用期間に制限がありません。
長期的に働くことができるので、ライフプランを立てやすくなります。
勤務時間や勤務日はほとんど変わりませんが、育児休暇や福利厚生が充実しているので、契約社員よりも安心して働くことができます。
契約社員であれば、子育てに省く余裕が少ないかもしれません。
男女別で結婚のしやすさが変わってくる
契約社員は結婚しづらい傾向にあるとお話しましたが、これは男女別に違います。
男女ともに契約社員は正社員と比べると、雇用が不安定で収入は安定しません。
正社員を目指すべきかどうかは、自身のライフプランに沿って決めていくことが重要です。
例えば、契約社員はプライベート時間を多く確保できるので、結婚後の育児にも柔軟に対応できます。
契約社員で男性の場合
特に結婚できない可能性が高いのは、契約社員「男性」です。
その理由として挙げられるのが、契約社員は収入が安定しないからです。
もし専業主婦になりたい方がいても、旦那が契約社員であれば、それは叶いにくいですよね。
また昇給がしづらく賞与もないので、収入は正社員よりも低くなってしまいます。
契約社員の男性は、正社員になることで各段と結婚がしやすくなるでしょう。
契約社員で女性の場合
女性は、正社員と契約社員のどちらでも結婚はしやすいのではないでしょうか。
男性と違って女性は、ライフイベントに妊娠があります。
結婚後に出産を考えている場合は、正社員にならずに契約社員として働くことも視野に入りますよね。
あらかじめライフプランを立てているのであれば、契約社員は大変おすすめです。
契約社員が正社員よりも結婚できない5つの理由
なぜ契約社員は正社員よりも結婚ができないのでしょうか。
もちろん契約社員であっても結婚される方も多くいますが、結婚相手が契約社員であることに不安が感じる人も多いです。
特に女性は、契約社員の方との結婚はリスクが高いと考えてしまいます。
契約社員であれば、会社都合でいつ契約が切られても不思議ではありません。
本章では、契約社員が正社員よりも結婚できない理由を5つご紹介いたします。
①雇用が安定していない
契約社員は雇用期間が定まっているので、雇用が安定していません。
基本的に、契約社員の雇用期間は6カ月から1年間が一般的で、会社と労働者の合意の上決定されます。
最長は3年間ですが、60歳以上か高度なスキルを持つ労働者は、最長5年間の雇用契約を結べます。
しかし契約が更新されなかった際は、収入が途絶えてしまいます。
契約社員はリスクが高く結婚には向いていないと言えるでしょう。
②出世のチャンスが少ない
契約社員の給料は契約ごとに決定されます。
従って定められた雇用期間内に昇格・昇給は望めないと言えます。
しかし実績やスキルがある方は、契約更新時に自ら報酬の交渉をすることができるかもしれません。
正社員と違って給料が上がりにくいので、子育てをしながら生活をしていくのは難しいのが現状です。
③女性側の両親が世間体を気にする
契約社員はいつクビを切られるかわからないというイメージがあります。
女性側の両親は、経済面に不安がある状態で結婚を了承してくれるでしょうか。
契約社員期間中に結婚を視野に入れるのは気が早いです。
正社員になってから、正式に結婚話をお話したほうが熱意は伝えるかもしれませんね。
④結婚しても離婚率が高い
結婚して共に生活していくには、当然お金がかかります。
経済面で不安が残っている状態で結婚してもお互いに精神的不安からストレスが増えますよね。
そこに子育てが加わると考えてみてください。
子供に十分な教育費をかけたいのにかけられない…なんてことも。
離婚の原因は、相性以外にお金!という夫婦の割合が多いのも事実です。
もし契約社員で結婚したいのであれば、せめて貯蓄をしっかりしておきましょう。
⑤共働きする必要がある
正社員と比較すると、契約社員の収入はかなり低くなってしまいます。
不安定な雇用であれば尚のことです。
契約社員であれば、一家の大黒柱に全てお任せ!という訳にはいかないですよね。
しかし女性は妊娠を控えている場合もあるので、働けない期間が数カ月間あります。
その間の一家の収入を支えてくれる安心がないと、とても結婚なんてできません。
同じ共働きであっても、契約社員と正社員は待遇面で雲泥の差です。
契約社員から正社員登用はありえる?
契約社員の方で、将来性を考えて正社員として働きたい方もいますよね。
いくつか条件はありますが、契約社員から正社員になることはできます。
実績や仕事へのスタンスを認めてもらえば、契約社員から正社員として働くことも夢ではありません。
動き出すならできる限り早いほうがライバルとの差別化につながります。
そもそも正社員登用制度があるのか、転職するべきなのかしっかりと考えて行動しましょう。
契約社員から正社員になるための秘訣3選
「そろそろ結婚したいな…」
「安定した職に就きたい…」
と上記のように考える契約社員として働く人も多いはず。
これから契約社員から正社員になるための秘訣を3つご紹介します。
①転職してキャリアアップをする
契約社員から正社員への転職はハードルが高いと聞きますが、契約社員であっても正社員に転職できます。
もしかしたら、磨いてきたスキルや経験を評価されて、今よりも収入が上がるかも。
さらに収入が上がると、結婚後の資金にも余裕ができますよね。
今より好条件の就職先を探してみることも検討してはどうでしょうか。
②正社員登用を目指す
結婚や将来の準備のために、契約社員から正社員登用を目指す道もあります。
まずは雇用契約書を確認してみましょう。
正社員登用制度有の場合は、正社員登用試験を合格すれば正社員になれます。
ただ正社員登用は、ハードルを高く設定している企業が多いです。
実績や人脈をしっかりと積み上げてから、挑むことが近道ではないでしょうか。
③無期転換ルールを活用する
契約社員であっても、勤続5年で無期雇用契約に志願できます。
注意していただきたいのは、無期転換雇用は正社員ではないという点です。
契約更新時に申し出ることによって、無期雇用契約を継続することができます。
勤続年数が多くなるので、正社員登用を狙うチャンスが増えるでしょう。
勤続年数を多くするより、転職したほうがはやく正社員になれるかもしれません。
契約社員ではなく正社員になる4つのメリット
契約社員で働くことも魅力的だけど、正社員として働く場合はどうなの?と考える人も多いですよね。
実際正社員以外の働き方で結婚している人も多くいます。
しかし生活のためにしっかりと安定した基盤を作りたいなら、断然正社員がおすすめです。
そこで契約社員ではなく、正社員として働くことで得られるメリットを4つお伝えします。
①収入が安定する
無期雇用である正社員として働くメリットは、収入が安定することです。
ただ基本給だけで見れば契約社員の方が、正社員よりも高い場合もあります。
しかし契約社員であれば、いつクビをきられても不思議ではありません。
正社員であれば、余程のことが起きない限り職を失うことはないです。
契約社員であれば期限付きの就労ですが、正社員であれば期間を問わずに、継続して働くことができます。
また雇用期間が長くなる分、人間関係を円満に築きやすいのではないでしょうか。
②福利厚生が充実している
契約社員と正社員の大きな違いは、福利厚生が充実していることです。
もちろん契約社員であっても、社会保険や交通費等は適応されますが、企業独自の手当は正社員のみに適応されます。
一概には言えませんが、家賃補助や育児休暇制度は適応されないケースもあるので、契約社員として働く際は注意が必要です。
また企業によっては契約社員であっても福利厚生が充実している例もあります。
正社員となることで多くの恩恵を受けることができると言えるでしょう。
③退職金や賞与がもらえる
正社員は賞与がもらえる可能性があります。
契約社員でも賞与を支給される場合もありますが、支給額は正社員よりも劣っています。
収入に+αで賞与が加われば、結婚後の資金にしたり貯金したりと便利だと思いませんか?
また退職金の有無も契約社員と正社員の大きな違いです。
子供の教育費を準備しながら、生活をしていく為には、ある程度のまとまったお金が必要ではないでしょうか。
④昇給や昇格のチャンスがある
無期雇用である正社員には、多くのチャンスがあります。
それは昇給や昇格のチャンスが巡ってきやすいことです。
結婚して子育てや家計を支える為には、昇給や昇格を目指せる正社員が最適だと思いませんか。
契約社員であれば、昇給できたとしても契約更新時のみです。
また契約社員は長くても3年しか働けないことを考慮すると、昇給の見込みは少なくなってしまいます。
契約社員ではなく正社員になる4つのデメリット
契約社員よりも正社員になったほうが結婚できるイメージが強いですよね。
晴れて正社員になれた!と思っても想像と違っていたなんてことも。
契約社員であればできることも正社員ではできない可能性もあります。
契約社員のまま結婚したほうがよかった…とならないように、正社員のデメリットについてもしっかりと理解しておくことが大事です。
①長期休暇が取りづらい
一般的な大きなデメリットの1つとして、長期休暇が取りづらいことが挙げられます。
契約社員であれば、立場的には正社員のサポート業務がほとんどなので、比較的休みが取りやすい環境に身を置けます。
しかし正社員であれば、話は違います。
近年では働き方改革も進んできたので、有給消化率が高くなってきていますが、契約社員よりも休みやすいということではないです。
もしかしたら、正社員よりも契約社員であるほうが家族のためになるかもしれませんね。
正社員は長期休暇や育児休暇を取りづらい傾向があると認識しておきましょう。
②転勤や異動がある
正社員として働くと、当然転勤や異動の可能性が出てきます。
契約社員であれば、契約時に決定した勤務地で働き続けるケースが多いですが、正社員は別です。
急な転勤や異動があると、結婚後の家族にも迷惑が掛かりますよね。
転勤したくないけど正社員として働きたい…方は、転勤がない企業を選ぶべきです。
また転勤や異動をしても問題ないかを事前に結婚相手と話し合っておきましょう。
結婚のしやすさでいれば、転勤や異動のない契約社員も選択肢としておすすめです。
③副業ができない
正社員として働くことで副業がNGとなる場合があります。
副業OKな企業も増えてきてはいるものの、まだまだ数は少ないのが現状です。
正社員として働くだけで、生活を支えられるように準備しておきましょう。
もしくは、会社に生活の為に副業してもいいかを交渉する手もあります。
自分の実績やスキルを磨きながら、仕事の幅を広げていきたい方は、契約社員が向いているのではないでしょうか。
④残業や休日出勤がある
正社員であれば残業や休日出勤が多々あるでしょう。
一方契約社員があれば、無理な残業や休日出勤はありません。
ただ契約社員であっても、契約時に残業や休日出勤の旨が記載されている場合もあるので、注意深く確認しておきましょう。
基本的には、契約時に決定した出勤時間を超過しないので、業務外の時間を満喫できます。
いざ正社員になって結婚しても、家族との時間がないとつらいですよね。
契約社員のまま結婚をしたい人に必要な準備3選
ここまでお伝えした通り、結婚できる可能性が高いのは契約社員よりも正社員です。
中には結婚したいけど、自分のライフスタイルも守りたいと考える方もいますよね。
もちろん正社員でなくても結婚することはできます。
そこで契約社員のまま結婚したい人に、おすすめな結婚前準備の方法をご紹介します。
①副業をして収入を増やす
契約社員として働いている方は、副業ができる場合がほとんどです。
現在の収入が不安定な場合は、収入源を増やしてしまいしょう。
収入源が複数あれば、万が一契約満了になっても無収入ではないので安心です。
副業は時間管理や本業とのバランスが難しいのも事実ですが、選ぶ副業によっては収入を大幅に上げることも期待できます。
②計画的な貯金を徹底する
契約社員であっても計画的な貯金をすることが重要です。
また契約社員は正社員と違って、体調を崩してしまった場合有給や休暇制度を使用できないので、無収入になってしまいます。
また契約社員は雇用が不安定な分、何かあっても困らないぐらいの蓄えがあれば、結婚相手の不安も減らせますよね。
結婚後の資金を蓄えることを目標に行動してみましょう。
③正社員として再就職する
契約社員は不安定な働き方なので、正社員として再就職をすることを検討してもいいかもしれません。
磨いてきたスキルや経験をさらに活かせるかもしれないですね。
また契約社員では受けられない恩恵を、正社員であれば受けることができます。
早めに生活の基盤をしっかりと固めておくことが大事です。
いざ結婚するとなった時のために備えておきましょう。
正社員になれるかは本人の意気込み次第
契約社員から正社員になれるかなれないかは本人の意気込み次第です。
正社員になるための方法はいくつかあるので、最良の選択肢を選びましょう。
「いつか結婚したい」「いつか正社員になりたい」ではなく、今すぐ正社員になれる道を探してください。
もちろん契約社員として働くことメリットも多くあります。
自分の理想のライフスタイルやビジョンに適した働き方を選択していくことが大事です。
まとめ~契約社員が結婚をしたいなら正社員登用を目指すべき!~
契約社員は正社員と比べると、時間の融通が利く半面、雇用が安定しないなどの様々なデメリットが存在します。
もし結婚を視野に入れるなら、契約社員ではなく正社員になるべきです。
正社員になることで、収入や福利厚生が充実し、結婚後の安心感にもつながります。
もちろん契約社員でも結婚はできますが、将来生まれてくる子供のことや家庭のことを考えて、計画的に将来の準備を進めていくことが大事です。