「契約社員って転職に不利って聞いたけど本当なのかな…」
「正社員として働きたいけど厳しいのかな?」
など、現在契約社員で働いている人は疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。
契約社員は正社員とは違い、「非正規雇用」のため転職は不利といわれることがあります。
実際はそんなことは無いので、安心してくださいね。
契約社員であっても正社員への転職は可能です!
契約社員が転職を成功させるためにはポイントがいくつかあります。
このポイントを押さえないと、うまく転職ができない可能性も。
本記事では、転職したいと考えている契約社員で働く人向けに、「転職を成功させるための方法」を紹介しています。
ぜひ、転職を考えている契約社員の方は参考にしてみてくださいね。
そもそも契約社員と正社員の大きな違いは?
契約社員として働いている人のなかで、正社員への転職を考えている人もいると思います。
そもそも契約社員と正社員の大きな違いを知っていますか?
契約社員と正社員のもっとも大きな違いは、「有限雇用」かそうでないかという点です。
正社員は一般的には契約期間がない「無期雇用」で、定年までその職場で働き続けることができることを前提に雇用されています。
一方、契約社員は名前の通り契約期間を設けて、その期間内だけ勤務する「有限雇用」で働く契約を結んでいます。
安定を求めて、正社員を目指す契約社員の方も多いですが、正社員は必ずしも安定とは限りません。
正社員であっても、勤務先の業績に応じてクビになってしまうことや倒産してしまうと失業の恐れも十分にありえます。
そのため、安定だけを求めて正社員に転職したいと考えている人は一度考えを見直してみると良いでしょう。
契約社員の転職は決して不利ではない!
結論から伝えると、契約社員の転職は決して不利ではありません。
採用担当者は、雇用形態よりもあなたの「仕事ぶり」を評価して採用活動を行います。
前職でどのくらいの裁量を持って働いていたか、どのような仕事をおこなっていたのかが重要な要素になります。
今までの経験を振り返ってみて、契約社員として働いていく中で必ず、責任ある仕事を任せてもらった経験や主体的な取り組みをして結果を残した場面はあったはずです。
契約社員だからといってネガティブになる必要は全くなく、今までの経験を前面にアピールすることを心がけましょう!
そうすれば、契約社員であっても必ず転職を成功できるはずです。
書類選考や面接では「一緒に働きたい」と採用担当者に思わせられるように事前準備の徹底をしておきましょうね。
契約社員から転職を成功させている人も多い
契約社員から転職を成功させている人も多く、現在正社員として活躍している人も多いです。
実際に転職を成功させた人の口コミがSNSにありましたので紹介します。最後の転職と決めて運良く比較的大きい会社に入社出来て1年半、契約社員から正社員に無事昇格しました努力が報われる事を実感。 そして評価して下さった周りに感謝しかありません。私は転職回数はかなり多いですが、芯がブレなければこの歳でも、学歴無くても何とかなる。 努力は裏切らない
(引用元ページ:Twitter)
もともと契約社員で働いていたけど、今年の春に転職して正社員になりました。
契約社員でも正社員に転職できる。(引用元ページ:独自アンケート)
転職に成功しました。
現在契約社員として働いていましたが、はれて正社員として外資系の半導体メーカーから採用を頂きました(引用元ページ:Twitter)
このように契約社員から転職を成功させている人も珍しくありません。
「契約社員の転職は難しい」
「契約社員の転職は不利だ」
という声もありますが、実際のところ転職している人は大勢いますので、一部の意見に流されて転職をあきらめないようにしましょう。
また、求人サイトを見てみると、未経験応募歓迎の求人も多くあるので、チェックしてみてくださいね。
なぜ派遣社員は転職が不利といわれているのか
では、なぜ契約社員は転職が不利といわれているのでしょうか?
一番の大きな理由としては「責任ある仕事を任せてもらえないイメージ」を持っている人が一定数いるということです。
すべての人が契約社員に懸念を持っているわけではありませんが、一部の人が懸念を持っている事実があります。
面接では、短い時間で相手を判断する必要がありますよね。
そのため、どうしても過去の経歴を参考にしてしまう人も多いです。
選考の際に、契約社員に懸念を持っている採用担当者だった場合は「優秀ではなかったのでは?」「責任を持って今まで働いてないのでは?」とネガティブなイメージを与えてしまうこともあります。
ただ、契約社員でも立派な実績を残している人はたくさんいます。
実際に自分は何ができるかをアピールすることで、契約社員を懸念している人であっても好印象を与えられるでしょう!
選考に臨むにあたって、一定数の人が契約社員に懸念を持っているということは覚えておくと良いですね。
契約社員は5年で無期契約になれる
実は、契約社員でも「無期契約」で働く方法はあるんです。
契約社員には、5年を超えて働き続けた契約社員は「無期契約」に転換ができるようになります。
「無期転換ルール」とは、契約社員として通算5年を超えて有期労働契約を繰り返した社員に対して、「無期転換申込権」が発生するというルールです。
契約社員から企業に対して無期契約の希望があった場合は、申し込みを受け入れたものとみなされて、契約社員を無期契約に転換させる必要があります。
働いた年数によっては無期契約に切り替えられますので、長く働いている人は一度勤務先に確認するようにしましょう!
もし、現在「無期契約で働きたい」と考えている人は転職という方法だけではなく、こちらも検討してみるのも一つの手ですね!
ただ、「無期契約」と「正社員」は異なります。
ボーナスの有無や福利厚生などの待遇は引き続き契約社員の時と変わりませんので、注意が必要です。
契約社員が転職をさせるために意識すること6選
実際に転職活動するうえで、一部の人が契約社員に対して懸念を持っているということをお伝えさせていただきました。
では契約社員が転職を成功させるためにはどうすれば良いのでしょうか?
契約社員が転職を成功させるために意識するべきこととして、大きく分けて次の4つがあげられます。
- 現職で結果を残す
- 資格を取得する
- 伸びている業界に転職をする
- 応募企業は1社に絞らない
- 転職するべき時期を見極める
- 転職エージェントに登録する
これさえ意識しておけば、転職は成功できますよ!
では順番に詳しく解説していきます。
①現職で結果を残す
契約社員が転職で意識すること1つ目に、「現職で結果を残す」ということです。
契約社員はどれだけ成果や結果を残しても、昇進や昇給する機会は正社員に比べて少ないですよね。
昇進や昇給する機会が少ないとモチベーションを維持することは難しいという人も多いはず。
しかし、契約社員で結果を出し続けることで、転職活動では1つのアピールポイントになるんです!
「契約社員は責任ある仕事を任せてもらえないんでしょ」と考えている人もあなたがこれまでに残した結果を知ることができれば、高評価になるはずです。
どんなに契約社員対して、懸念を持っている人であっても前職で結果を残していれば、納得して採用してくれるでしょう。
また、結果を残すことは転職で有利になるだけではありません。
もしかしたら、勤めている会社から正社員登用のオファーを受けることだって考えられます。
実際に、契約社員で結果を残して正社員になったケースは良く聞く話です。
正社員として働きたい人は、今の職場で熱心に業務を行い、結果を残すと良いでしょう!
②資格を取得する
契約社員が転職で意識すること2つ目に、「資格を取得する」ということです。
転職したい企業に関連性のある資格を取得することで、選考を有利に進められますよ。
資格を持つことで、現場での即戦力の証明やその会社で働きたいという熱意が伝わります。
また、資格を持っているだけで、転職活動の幅も広がります。
資格未取得の場合、応募できる企業が限られてきてしまうので、「行きたい会社の選考も受けられない!」なんてことも。
資格を持つということは、転職活動ではかなり重要なポイントになってくるでしょう。
行きたい業界、入社したい企業が明確な場合は資格の取得をしておくことをおすすめします。
③伸びている業界に転職をする
契約社員が転職で意識すること3つ目に、「伸びている業界に転職する」ということです。
実際に伸びている業界は人手不足で、常に求人を出している企業も多く存在します。
人手を欲している業界は、選考を通過する確率も比較的高いといわれていますね。
現在では、IT業界など将来性のある業界に転職をすることをおすすめしています。
また、IT業界は契約社員だからといってネガティブにとらえる人は少ないです。
それよりもあなたは何ができるのかスキルやスタンスを求める企業が多いので、契約社員でも挑戦できる環境は整っていますよ。
IT・Web業界は未経験でも応募をしている企業も多いので、ぜひ少しでも興味があるのであれば、検討してみてくださいね。
④応募企業は1社に絞らない
契約社員が転職で意識するべき4つ目は「応募企業は1社に絞らない」ということです。
転職活動をするときに「1社に絞って集中したい」という人も中に入るかもしれません。
ただ、転職を成功させるためには応募求人は1社に絞ってはいけません。
理由としては、行きたい企業の面接を受ける前に、他の会社で面接に慣れておく必要があるからです。
面接をこなしていくうちに、「選考はどんな雰囲気なのか」「契約社員にはどんな質問が来るか」などを知れるいい機会になります。
そして、面接をこなすことで、緊張しなくなって自分の伝えたいことを明確にできるでしょう!
第一志望の会社を受ける前に、まずは面接に慣れておくと、スムーズに転職を成功できますよ。
また、第一志望に落ちてしまった時の保険として、別の企業の選考を進めていくことをおすすめします。
⑤転職するべき時期を見極める
契約社員が転職で意識するべき5つ目は「転職するべき時期を見極める」ということです。
転職は時期や運にも左右されてしまうこともあるため、転職するべき時期を見極めることはとても重要です。
特に12月や3月は決算月や年度末は繁忙期と呼ばれて、会社全体が忙しくなってしまいます。
この時期に転職活動して仮に内定をもらったとしても、忙しいため満足に指導を受けられない可能性も出てきます。
そうなってしまっては転職できても仕事がきついと感じてしまいますよね。
一般的に9~10月は会社全体が落ち着くので、丁寧に指導してもらえる可能性が高まります。
また、9~10月は転退職者の補充などで中途採用も活発に行われる傾向があります。
もちろん、業界業種によっては採用が増える時期は違ってくるので、希望業界の情報収集を事足らないことが大切です。
転職を成功させるためには、転職しやすい時期なども見極めることがとても重要といえるでしょう!
⑥転職エージェントに登録する
最後に、契約社員が転職で意識することとして「転職エージェントに登録する」ということです。
契約社員が転職を成功させるには、転職エージェントを活用すると良いでしょう。
転職エージェントはあり、特徴も異なります。
「求人数の多い転職エージェント」「希望の業界に特化した転職エージェント」「契約社員に強い転職エージェント」などさまざまです。
自分に合った転職エージェントは何か、を考えながら登録してみましょう!
転職エージェントは1つに絞る必要はありません。
むしろ、複数社のエージェントに登録をして比較検討をしながら転職活動をすることをおすすめします。
比較検討することで、「自分に合った転職エージェント」や「自分の希望求人」に巡り合える可能性が高まります。
どの転職エージェントを利用すればいいのかわからないという人は、どこでもいいのでまずは登録してエージェントと話してみましょう!
面接時に対策しておくべきこと
契約社員として転職を考えているのであれば、事前に面接の対策をしておかなくてはなりません。
面接対策をせずに面接に挑んでしまうと、採用担当者に「本当にこの人は入社したいのかな?」と不信感を抱かせてしまいます。
不信感を抱かせないためにも面接対策はとても大切なことです!
面接対策さえしっかりと行っていれば、契約社員であったとしても転職を成功に必ず導けますよ。
入社したいという熱意を採用担当者に伝えるためにも、面接対策はしっかりと行いましょう!
自己アピールや志望動機を明確にする
面接では、自分という人材を企業に売り込まなくてはなりません。
特に、契約社員に懸念を持っている人に対しては、人一倍面接で売り込まなくては内定をもらえない可能性も。
契約社員が内定を獲得するためにも、自己アピールや志望動機を明確にしておく必要があります。
面接では「これまでの経験で得たもの」「企業への貢献につながる自身のアピールポイント」「入社したいという熱意」などを明確にして伝えるようにしましょう。
どれも選考をするうえで重要な要素になります。
具体的なエピソードも交えて伝えることで、説得力が増しますので事前に考えておくことをおすすめします。
事前準備をして、本番自信を持って挑めるようにしておきたいですね。
質問される内容をあらかじめ考えておく
質問される内容をあらかじめ想定して考えておくことも大切です。
契約社員が良く聞かれる質問として次のようなものがあげられますので、確認しておくようにしましょう。
まず1つ目に「志望動機」を必ず聞かれます。
志望動機を伝える際の注意点として、「福利厚生が良いから」と伝えるのは良くありません。
待遇面を志望動機で上げてしまうと、「本当にこの人は会社に貢献してくれるのだろうか?」と疑問に思ってしまします。
待遇面ではなく「この会社で働きたい!」という意欲的なスタンスを見せることが大切になります。
2つ目は「この会社でどのような貢献をしてくれるか」と聞かれます。
企業があなたを入社させるメリットを伝えなくてはなりません。
これまでの経験や能力を活かして、どのように会社に貢献できるかを明確に示す必要があります。
今までの経験をまとめて、「自分の武器は何か?」と事前に考えておくようにしましょう。
3つ目に「会社や業務に関すること」を聞かれるでしょう。
質問の意図として、「この人の入社意欲はどのくらいあるのか」を見定めています。
この質問に対して、うまく答えられなければ入社意欲が低いと判断されて内定をもらうことは難しいでしょう。
働くうえで必要な知識についてはしっかりと勉強して、質問に答えられるようにしておきましょう!
そのためには、会社の企業研究が大切になってきますので、入念に企業研究をおこなうようにしておくといいですね。
まとめ~契約社員は転職が不利ではない!転職成功のポイントを押さえておこう!~
「契約社員の転職は不利!」という人がなかにはいますが、そんなことはありません。
契約社員であっても、チャレンジできる環境は多いですよ。
ただ、契約社員というだけで「責任ある仕事を任せてもらえてない」など懸念を持つ人も一定数います。
契約社員に懸念を持っている人が採用担当者だった場合は、契約社員が不利に働いてしまう可能性も考えられますので、注意しておくようにしましょう!
今回お伝えした通り、契約社員が転職を成功させるためのポイントとして次のようなことがあげられます。
- 現職で結果を残す
- 資格を取得する
- 伸びている業界に転職をする
- 応募企業は1社に絞らない
- 転職するべき時期を見極める
- 転職エージェントに登録する
こちらを意識して転職活動に臨めば、契約社員に懸念を持っている人であっても採用してくれるでしょう。
「契約社員だから転職は難しい」とあきらめてはいけません。
必ずあなたを必要としている企業はありますので、今回お伝えした内容をもとに積極的に転職活動をしていきましょう!