「新卒だけど今の会社辞めたいな…」
「新卒で辞めたいけど、それって甘えなのかな…」
新卒1年目の方のなかには、何か不満・不安などでこうお思いの方もいますよね。
慣れない仕事をこなしていくなかで人間関係、労働環境、社風などが原因で、「もう辞めたい…」と考えてしまうことでしょう。
ですが今のままだと精神的にも肉体的にも追い詰められ、ただ負担が貯まる一方です。
ここでは新卒1年目で会社を辞めたい方に向けて、辞めたいと思ったときに押さえるべきポイントを解説していきます。
【2023年最新版】今おすすめ転職エージェント!
公開求人数 | 約120,000件 |
---|---|
募集職種 | 営業、販売、エンジニア、事務、金融専門職、公務員など |
掲載地域 | 全国47都道府県 |
\転職者満足度No.1の転職エージェントで探すなら!/
新卒1年目ですぐ辞めるのはおすすめできません…
まず結論をいうと、以下の理由から新卒1年目ですぐ会社を辞めるのはおすすめできません。
■新卒1年目で会社を辞めるのがおすすめできない理由
- 経歴に傷がついてしまうため
- 応募可能な求人がかなり限定されるため
- 失業給付金をもらえないため
理由①経歴に傷がついてしまうため
新卒1年目でちゃんと社会人経験を積まずに転職してしまうと、経歴に傷がついてしまい今後の転職で不利に働いてしまいます。
今や転職をするのは当たり前の時代ですが、過去の経歴は残り続けるものです。
採用担当者からすれば、新卒1年目ですぐ転職して経歴に傷のついた履歴書を見たところで、こう感じてしまいます。
「この人はウチに入社してもすぐ辞めるだろうな…」
「ストレス耐性がないなら続かないよな…」
今の会社を辞めて転職したくても、上記の通り採用しても”すぐ辞めるのでは?”と見られてしまいやすいです。
すぐに辞めて経歴に傷がつくことで転職難易度がグッと上がるため、よほどの理由がない限りは留まるのが賢明です。

新卒1年目でもどんなケースですぐ辞めるべきか、辞めない方が良いかは、記事後半で解説します!
理由②応募可能な求人がかなり限定されるため
経歴に傷がついてしまう点に関連し、転職の際に応募できる求人がかなり狭まります。
世に出ている求人の多くは前職の経験を活かせて最低限の社会人スキルを持ち合わせている「経験者」「即戦力人材」を求める傾向にありますから、思うように転職できないケースはザラにあります。
なかには”研修を受けたから大丈夫”なんて方もいますが、採用担当者から見て知りたいのは、主に前職で積んだ経験による具体性の高いエピソード。
入社前後で学んだだけではエピソードとしてもろいため、アピールとして通用しにくい点に注意です。
理由③失業給付金をもらえないため
会社を辞めてから次の就職先が決まっていない場合、ハローワークから再就職のための手当(失業給付金)を3ヶ月分受け取れます。
退職時の給料の50%~80%程度を受け取れるのですが、受け取るにはまず”会社で1年以上働いていること”が条件。
新卒入社からすぐ辞めた場合はこの失業給付金を受け取れなくなるため、再就職まで収入のない状態が続いてしまいます。
なお上記のほかにも、失業給付金を受け取る条件があります。「新卒だけど辞めたい…」と考えている場合は、以下条件に今一度目を通しておきましょう。
■失業給付金を受け取る条件3つ
- 雇用保険被保険者として離職日以前の2年間に最低12ヶ月以上働いた期間がある(※1)
- 積極的に仕事をつくの転職活動しているが仕事に就けない状態にある
- ハローワークで求職申込をしている
※1:特定受給資格者(※2)または特定理由離職者(※3)は、離職日から逆算して1年間に、被保険者期間が通算6か月以上ある場合でもOK
※2:特定受給資格者:会社都合での退職(破産など)
※3:特定理由離職者(病気、妊娠・出産、セクハラなどでの退職
新卒1年目で辞めたいと感じる主な10の理由
新卒1年目で「会社辞めたい…」と感じる背景には、主に以下10点の理由が考えれます。
思考を整理するにあたり、一度押さえておきましょう。
■新卒1年目で辞めたいと感じる主な理由
- 職場の人間関係が悪い
- 労働環境が悪い
- 希望外の部署配属になった
- 会社に将来性がない
- 社風が合っていない
- 業務内容のミスマッチがあった
- 待遇に納得がいっていない
- 責任やノルマが重かった
- キャリア形成が望めない
- 今の仕事が面白くない
①職場の人間関係が悪い
新卒ですぐ会社を辞めたいと考える理由の多くが、社員との人間関係。
具体的には上司から受けるパワハラ、教育担当との考え方のもつれ、職場でのいじめなどが該当します。
人間関係については新卒で入社前だと知りえませんし、避けるのも難しい話です。
②労働環境が悪い
人間関係の他には、労働環境に問題があって辞めるケースも多いです。
たとえば労働時間が長すぎたりサービス残業が続いたり、仕事に目標が設定がなくまったく終わりが見えなかったりしていると、良好な職場環境とはいえません。
こうした実態も入社前に把握しにくいですし、新卒で入ってから「辞めたい」と考える方も散見されます。
③希望外の部署配属になった
会社の多くにはいくつかの部署が設けられていて、「営業部」「広報部」「総務部」などと振り分けられます。
この振り分けが希望通りに進めば良いのですが、ご自分のまったく希望しない部署に所属するケースだって考えられるわけです。
仮に面接で希望場所について話したうえで採用されても、結果的に希望外の部署に配属されるケースもあります。
求める働き方ができなくなってモチベーション低下に繋がり、つい「辞めたい」と考える新卒の方も実に多いです。
④会社に将来性がない
入社しても将来性に欠けていて、すぐ退職を考える新卒の方もいます。
会社に将来性がないことを知ったうえで働いていても、自分自身の将来が心配になって見切りをつけるケースが見受けられます。
「今のまま働き続けても理想的な人生を送れない…」と考え、安心してはいられなくなってしまいますよね。
なお将来性のない会社に一定の特徴があります。職場が下記に該当していないか、今一度チェックしてみてくださいね。
■将来性のない会社の主な特徴
- 社長ワンマンの会社である
- 将来なくなりやすい業種の会社で働いている
- 長時間残業を美化している
- ハラスメントが横行・放置されている
- 意思決定が遅い
- 給与制度を突如変更する など
⑤社風が合っていない
自分自身と社風が合わず、会社を辞めたいと考える方も多いです。
社風は限りなく変えるのが難しい部分ですし、合わないときは辞める以外の選択肢が出にくいものです。
なお新卒者が「この会社とは社風が合わない…」と感じる場面は、主に以下の通りです。
- 年功序列制度を取り入れている
- “上司命令は絶対”の考えを取り入れている
- 飲み会での社内接待はマストである など
こうした社風は新卒者からすると、どうしても息苦しさを感じやすいものですよね…。
⑥業務内容のミスマッチがあった
入社前後で仕事内容のミスマッチがあり、辞めたいと考える新卒者も多いです。
ギャップが大きいと不満・モチベーション低下にもつながりやすく、仕事に対して前向きに捉えにくくなってしまいます。
業務内容のミスマッチについても入社前後で想定しにくいですから、なかなか想定・対策が難しいものです。
⑦待遇に納得がいっていない
年収や福利厚生をはじめとした、待遇んい納得がいかずに「辞めたい」と考える新卒者も多いです。
特に新卒者の場合は「税金面」で不満を感じるケースが散見されます。
入社するまででは気にしていなかったとしても、いざ働くと税金で何万円かが引かれ、想定より低い金額を受け取ったとして不満に繋がるケースも多いんですよね…。
⑧責任やノルマが重かった
入社した業界・職種によっては、仕事内容にノルマを課されたり責任がのしかかったりするケースがあります。
たとえば金融・保険・不動産・車業界などで該当します。
なかなかノルマを達成できないままでいると、精神的に追い込まれて職場に行くのさえストレスになる方もいますよね…。
⑨キャリア形成が望めない
将来性に関連し、キャリア形成が望めなくて会社を辞めたいと考える方も多いです。
たとえば心から”この人みたいになりたい!”と思える社員・上司がいないと、「これからここで働いても大丈夫なのか…?」と感じますよね。
また将来やキャリア展望について話せるきっかけがなかったり、研修で放置されていたりするときも、キャリアについて不安に感じてしまうものです。
⑩今の仕事が面白くない
今の仕事に面白さを見いだせず、辞めたいと考えるのもよくある話。
たとえば単純作業ばかりだったり、自社製品の魅力がわからなかったりすると、退屈さからつい「辞めたい」との脳裏によぎることでしょう。
新卒1年目で辞めるのって甘えなの…?
世間に耳を傾けると、なかには「新卒1年目で辞めるのは甘えだよ」なんて意見もあります。
ですが「甘え」と考えられるケース・考えられないケースがあるため、一概に”甘い”の一言ではかたづけられません。
ではどんな場合で「甘い」と考えられるのか、具体的に見ていきましょう。
「甘え」と考えられるケース
ご自分が以下に該当している場合は、「甘い」と捉えられても無理はないと考えられます。
- 改善できるのに人間関係が面倒で辞めたいと考えている
- 自分本位な理由で辞めたいと考えている など
辞めたい理由として多い「人間関係」への面倒さから辞めたいと考えると、それは「甘いのでは?」と捉えられやすいです。
会社という組織に属している以上、ニガテな人とも時には関わりながら仕事を進めないといけません。転職しても同じ話です。
また仕事をすすめていくなかで、時にはやりたくないことだって一つは頼まれます。
あまりに自分本位で頼まれた仕事をこなせない場合も、「甘い」と捉えられかねません。
「甘え」と考えられないケース
反対に下記に該当している場合、「甘え」とは考えられないケースが多いです。
- 労働環境に明らかな問題がある
- 慢性的な人手不足が続く など
たとえば長時間勤務・休日出勤の強要、ハラスメントなどがあれば精神的・肉体的負担から、辞めたくなるのは無理もない話。
また人手不足は新卒者が動かしにくい問題ですし、これも甘いとまでは考えらえませんね。
新卒で辞めていい会社・辞めないほうがいい会社の特徴を押さえよう
ここまでお読みになった方のなかには「もう今すぐにでも辞めたい…」とお思いの方もいることでしょう。
ですが焦って転職に踏み切ってしまうと、序盤で触れたリスクをもろに受けてしまいマイナスな方向に進みかねません。
新卒で辞めていい会社・新卒で辞めないほうがいい会社の特徴をそれぞれ押さえ、確認のうえで検討してみましょう。
新卒で辞めていい会社の特徴
今の会社が以下に該当している場合は、退職する方向で考えてみましょう。
■新卒で辞めていい会社の主な特徴
- 今の仕事を続けるとうつになりかねない
- 今の仕事を続けてもやりたいことの実現はできない
- 違法行為を強要される
仕事をしても精神的・肉体的な負担がたまっていく場合、仕事を続けたくても続かないおそれがあります。
また生活・今後の人生にも大きなダメージに発展しますから、退職して改善するのが効果的といえます。
他にもやりたいことの実現が不可能と知ったときや、各ハラスメントをはじめとした違法行為の強要も解決が困難なため、退職の方向で考えたほうが賢明です。
新卒で辞めないほうがいい会社の特徴
反対に以下項目に該当しているときは、無理に新卒で辞めないほうが賢明です。
■新卒で辞めないほうがいい会社の特徴
- 発生した問題を中長期的に改善できる
- その会社を辞めるべきかの明確な判断がついていない
たとえば人間関係については所属部署・課の異動で解決できるかもしれませんし、収入については実績を出すと話が変わるかもしれません。
また辞めるべきかの明確な判断がつかないときも、冷静に考えて問題を整理できれば、転職せずとも済む可能性だってあります。
新卒で転職したいなら就職支援サービスを使おう!
ここまで読んだ新卒者のなかには、転職決定の踏ん切りがついている方もいますよね。
ですが社会人経験の浅いなか、お一人で転職活動を進めるのはオススメできません。
社会人経験の浅い新卒者の場合は、転職にあたって「就職支援サービス」の利用をおすすめします。
■就職支援サービスを使うメリット
- 転職・就職の相談に乗ってもらえる
- 書類選考対策をしてくれる
- 面接の対策をしてくれる
- サービスをすべて無料で受けられる
- 客観的なアドバイスをもらえる
- 自分では見つけられない求人を探してもらえる
- 企業との日程調整をしてくれる
以上のメリットを踏まえ、最後に以下3社の利用をおすすめします。
サービスを比較したうえで、ご自分に合ったものを選んでくださいね。
①ハタラクティブ
■ハタラクティブのおすすめポイント
- 内定獲得までスピーディー!
- 未経験者向けの安定企業に強い!
- チャットですぐ相談できる!
運営会社名 | レバレジーズ株式会社 |
---|---|
公開求人数 | 非公開 |
おすすめ年代 | 20代 |
主な利用対象者 | フリーター、ニート、既卒、大学中退者、第二新卒者など |
ハタラクティブは20代の社会人経験が少ない、第二新卒・既卒・フリーターなどの方に向けた就職支援サービス。
未経験者向けの求人が揃っているため、スキルや職歴に自信がない方でも安心して利用できるのが魅力です。
また担当者とはチャットでのやり取りができるため、転職・就職について不安なことがあれば柔軟に対応してくれるのもポイントですね。
②DYM就職
■DYM就職のおすすめポイント
- IT・メディア系の求人が豊富!
- 面接サポートもバッチリ!
- アフターフォローも手厚い!
運営会社名 | 株式会社DYM |
---|---|
公開求人数 | 非公開 |
おすすめ年代 | 20代 |
主な利用対象者 | フリーター、ニート、既卒者、新卒者、第二新卒者、高卒者、中卒者など |
DYM就職も就職支援サービスのなかでは人気で、20代のフリーターや第二新卒、ニートの方などに向けた求人を展開。
IT・メディア系の求人をはじめとして、人材系や建設系、物流系などさまざまな求人に対応しています。
なお選考対策だけでなくアフターフォローも手厚く、入社手続きが円満退職のアドバイスなどをしてくれるのもポイントです。
③就職Shop
■就職Shopのおすすめポイント
- 大手リクルートのサービス!
- 人物本位で選考が進む!
- 20代若手向けの求人に特化!
運営会社名 | 株式会社リクルート |
---|---|
公開求人数 | 非公開 |
おすすめ年代 | 20代 |
主な利用対象者 | フリーター、既卒者、新卒者、第二新卒者、高卒者、中卒者など |
就職Shopもハタラクティブと同じく、20代で社会人経験の少ない方に向けた就職支援サービスです。
人物面を重視した企業の求人が中心なため、どの掲載企業でも書類選考なしで進めてもらえます。
また就職Shopは人材業界大手のリクルートが運営するサービスですから、安心して利用できるのもポイントですね。
まとめ~新卒1年目で辞めたいときは冷静に考えよう~
今回は新卒1年目で会社を辞めたいと考えている方を対象に、押さえるべきポイントを一通り解説してきました。
職場の人間関係や労働環境などさまざまな」理由から「辞めたい」と考えてしまいがちですが、まずは今一度冷静になって考えるのがポイント。
また新卒ですぐ辞めることでのリスクは非常に大きいため、選択を誤れば退職できても幸せな人生に繋がるともかぎりません。
それでもなお辞めようか悩んだときは、就職支援サービスを活用してみて、転職・就職のプロに一度相談するのが賢明ですよ。