一生派遣でも大丈夫なの?派遣社員の現状とは?!

派遣-悩む 男性

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派遣社員のお悩み

今派遣社員として働いているけど、本当にこのままで大丈夫なのかなぁ…。

家族のいる男は、さすがに一生派遣社員でいるのはやめた方がいいよな…?
独身ならどうなんだろう…。

派遣についてのその不安、この記事で徹底的に解消いたします!

派遣社員でいるなら、皆さん一度は考える「一生派遣でいることは可能なのか」という疑問。

また、派遣を続けていく上で、どのようなメリット・デメリットが出てくるのでしょうか。

正社員のメリット・デメリットと比較して、「派遣社員として一生働いていていいのかどうか」について、徹底解説していきます。

簡単に読める記事となっているので、ぜひご一読ください!

派遣社員は増加傾向にある

派遣-都内の女性派遣社員

近年、派遣社員の割合は増加傾向にあります。

また、今後も更なる増加が予想されています。

派遣- 雇用者(役員を除く)の無期・有期別推移

(引用元ページ:一般社団法人 日本人材派遣協会

理由としては、企業側からすると正社員よりも低コストで、即戦力となる派遣社員を雇うことができるというところにあります。

これにより、企業自体が正社員の雇用を避ける傾向が出てきたり、増える派遣社員に合わせて派遣会社が増えてきていたりと、

現代では、割と派遣社員に優しい社会となりつつあるのです。

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派遣社員が増加してるってホント!?派遣増加の理由!
派遣社員の増加の理由9つをわかりやすく紹介いたします。

「一生派遣でいる」という考えが生まれたワケ

1.総合人材-スーツの女性アップ

派遣社員が増加し、社会もそれに合わせて変化しつつあるというお話をしましたが、

その中で、「一生派遣社員でいる」という考えの人も増えてきています。

大きな原因として、独身の人が増えてきていることにあるようです。

家族を持つ方々には何かとお金が必要になってくるので、安定した収入を求めて正社員を志望する方が多くなります。

ですが、現代の傾向として未婚化が進んでいるということが挙げられます。

下の表にあるように、人口に対する婚姻率と婚姻件数は年々減少しており、2015年時点で過去最低の数値となっています。

「家族を持たず、自身だけの生活なら、今の派遣社員ままでも食べていける」と、考える人も少なくないのです。

内閣府のグラフ

 

(引用元ページ:厚生労働省-平成 28 年度人口動態統計特殊報告「婚姻に関する統計」の概況

このような数値の下、派遣に優しい社会環境の進行も相まって、「一生派遣でいる」という選択も増えてきているんですね。

派遣社員でいることのメリット・デメリット

派遣社員として一生働いていくことは、本当に可能なんでしょうか…。

派遣社員として働いていくとなると、デメリットも目立つと思います。

ですが、これらデメリットは人によって、メリットととらえることもできるんですよ!

まずはデメリットから見ていきましょう。

派遣社員でいることのデメリット3つ

  1. 契約期間がある
  2. ボーナス・賞与などがない
  3. 責任のある仕事が少なく単純なものが多い

1.契約期間がある

派遣社員の収入が不安定だといわれる理由の一つに、「雇用が不安定」ということが挙げられます。

派遣の契約期間は、基本的に3か月の更新になります。

また、どれだけ同じ派遣先企業で長く働いても3年が限度です。

これは法律で決まっており、3年以上働くとなると、「直接雇用」つまり正社員として派遣先企業に就職することとなります。

派遣先企業側からすれば、コスト削減のために派遣社員を雇用しているので、派遣先にそのまま直接雇用というのは考えづらいですね。

そのため派遣社員は常に仕事があるという状況を保証できないのです。

また、契約期間満了後の新たな派遣先も、簡単に見つけることができるとは限りません。

期限が切れた後、次の派遣先がなかなか決まらず、仕事がない期間があれば、収入が安定しないどころか、「収入なし」ということになってしまいます。

派遣ですと年齢が上がるにつれて職に就きづらくなってしまうという欠点もあります。

一般的に35歳までが派遣の限度と言われてしまうほどです。

2.ボーナス・賞与などがない

収入を気にする人にとって、派遣の「ボーナスがない」「賞与がない」「交通費が出ない」というのはちょっと気になる点ですよね。

例として下の表を挙げましたが、派遣の給与は正社員に比べて明らかに少ないですね。

雇用形態平均年収
派遣社員約328万円
正社員約513万円

派遣社員の給料が正社員より少ない理由として、

  • 正社員ほど重要な仕事を任されないから
  • 短期間での雇用のため、給与が上がらない
  • 残業が少ない

などがあります。

3.責任のある仕事が少なく単純なものが多い

責任の必要ない単純な作業というのは、「充実した社会人生活」には程遠いですよね。

アルバイトの延長感が出てしまって嫌がる人も多いようです。

派遣社員の仕事は、コストがかかっていない分重要度の低い仕事を回されがちです。

また、「つまらない」仕事は後の離職率にも大きく影響してきてしまいます。

ですが、いざ正社員となって責任の必要な業務を任されたとき、一緒に残業や、転勤などの負いたくない責任も背負わなければならないことがあります。

自身の生活に合わせて、自由に働きたいという人の多い派遣社員にとって、それは大きなデメリットになりかねません。

派遣社員でいることのメリット3つ

手のひらで指し示す女性

  1. 会社を辞めづらい状況になりにくい
  2. 給料が高い
  3. 正社員ほど責任を負う必要がない

1.会社を辞めづらい状況になりにくい

契約期間があるため、「派遣社員は常に仕事があるという状況を保証できない」というお話をしました。

確かにこれは安定した仕事をしたい人にはデメリットですが、安定した雇用をそこまで望まない人であれば、これはメリットとなります。

正社員のデメリットとして、会社を辞めづらいという点があります。

派遣社員の場合、辞めたくても辞められないという状況になりにくいのです。

契約満了後の新たな派遣先が見つからない可能性への対策として、派遣会社の複数登録という方法があります。

詳しくは下の記事を参考にしてみてください。

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複数の派遣会社を登録すべき理由!注意点も合わせて徹底解説
こちらの記事をご覧頂く方の中には 「これから派遣で働きたいけど、どこに登録すればいいか分からない…」 「複数の派遣会社に登録するのがおすすめって言われたけどどれくらい登録すればいいの?」 といったお悩みを抱えている方が...

2.給料が高い

派遣社員にはボーナス・賞与、交通費などがないというデメリットをお話ししました。

ですが、そうなっているのには理由があります。

それはボーナスや交通費がない分、時給が高く出るというものです。

一般的に「派遣は給料が安い」いわれてしまうのが多いのは、上に挙げたような様々な統計において、派遣の平均月収が少なくなってしまうからです。

そうなってしまう最も大きな原因は、派遣社員は残業が少ないということです。

派遣と比べて残業の多い正社員が派遣より給料が多いというのは当然のことなんですね。

ですが、時給として考えて見ると、派遣社員も実は正社員に引けを取らないほどの給料があるのです。

また正社員には年齢を重ねるごとに給与が上がっていく年功序列の制度がありますが、派遣の場合は期限に限りがあるので、そのへんを考えて勤務する必要もありません。

3.正社員ほど責任を負う必要がない

上では、責任の必要ない「つまらない」仕事をしなければならない可能性があるというお話をしました。

ですが、いざ正社員となって責任の必要な業務を任されたとき、残業や、転勤などの負いたくない責任も背負わなければならないことがあります。

残業や転勤などを派遣の人たちが負うことはめったにありません。

自身の生活に合わせて自由に働きたいという人の多い派遣社員にとって、そこまで責任を負わない仕事はメリットとして働くのです。

どうしようもない派遣のデメリット

これまで、派遣のデメリット、メリットを見てきました。

これらは人によってデメリットにもメリットなりうるという例のものが多かったですね。

ですが、派遣社員として働いていくにあたってどうしても考えなければならないデメリットも存在します。

こちらで1つご紹介します。

急な出費に対応できない

時給で考えれば正社員に劣らない給料をもらえる派遣ですが、
残業による給料の差や、ボーナス・賞与がないということにより、冠婚葬祭や、入院費、車の費用など、突然の出費に対応できない可能性があります。

車の費用に関しては、ほとんどの方がローンを組んでの支払いになると思います。

ローンを組む際は、金融機関でのローン審査を受けることになりますが、

派遣社員は、正社員よりもローンの審査に通りにくいというデメリットもあります。

金融機関から「安定した収入が保証できない」と判断されてしまう場合があるのです。

派遣の場合、急な出費がでてしまうことで、急ではない出費にも大きな影響が出てきてしまいます。

例えば、老後の資金。

2019年、金融庁の金融審議会にて、「老後の資金に約2000万必要」との話がされて大きな話題になりましたね。(引用元:金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書

それによって、今のうちから老後資金の貯金を始める人も増えてきたと思います。

派遣の方も例外ではありません。

派遣でも稼げるとはいえ、急な出費の前ではそれも難しくなっていくことでしょう…。

さらに、派遣社員の中には「派遣切り」を心配されている方も少なくないでしょう。

派遣切りとは、派遣会社との契約期間が終わっていない間に、派遣契約が打ち切られてしまうことを言います。

3年以上同じ派遣先企業で働くと無期雇用、つまり正社員になれるという「無期転換ルール」など、

派遣社員が正社員になりやすいようにと重ねられてきた法改正。

このような法改正によって、派遣切りが多発してしまう事態も起こっています。

派遣社員として働いていくのなら、このようなことも起こるという事を、心に留めておく必要があります。

派遣切りについての詳しい記事もあげておきますね。

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派遣切りってなに!?知っとかないと損する!派遣切りの対処法!
この記事では、派遣切りというものがどういうものなのかから、その対処法、企業側から派遣切りをするときのリスクまでご紹介しています。ぜひご一読ください。

収入アップを狙うには?

派遣-はてなマークが浮かぶほど考える女性派遣社員

「たしかに、派遣社員では難しいところもある!」

「それでも派遣社員として、自由に自分に合った働き方をしていきたい!」

ですが、自由な働き方などがどんなに大きなメリットとなっても、やはり収入の不安定さは気になります…。

そんな方のために!

こちらでは、派遣社員で収入を上げる方法をご紹介していきます!

1.副業をする

副業をするのは、派遣での給料のほかに収入源を設ける方法です。

近頃、副業を容認する企業も増えてきていますし、それに応じて、手軽にできるものも増えてきています。

空いている時間を使って簡単にできるので、オススメです。

ですがプライベートの時間が無くなってしまう可能性もあるので、そこは少し考えどころです。

また、副業を禁止している企業もあるので必ず確認するようにしましょう。

もしバレてしまったとしても、労働基準法によって「企業が仕事以外の時間を制限すること」はできなくなっているので、あんまり問題にはなりません。

2.投資をする

こちらも「①副業をする」同様、派遣での給料のほかに収入源を設ける方法になっています。

スマートフォンの普及で、投資も随分と身近なものとなってきました。

アプリなどから簡単、手軽に投資を始められるものも増えてきていますね。

投資は、うまくいくと手持ち資金をどんどん増やすことができます。

ですが大きなデメリットとして、株価によって大きなマイナスが出てしまう可能性もあるという事が挙げられます。

特に派遣の方にとって、資金のマイナスは大きすぎる打撃となります。

方法の一種としてご紹介はしましたが、派遣社員の方にはリスクが大きすぎるため、あまりオススメできません…。

3.給料の高い求人を探す

こちらの方法は、派遣のお仕事自体に収入アップを狙うタイプです。

派遣のメリットとして、契約が切れるたびに仕事を変えることができるということがあります。

新たな求人を考えるときに、より収入の高い派遣先を探して、収入アップを図ります。

ただ、収入が高いのにはもちろん理由があります。

求人内容をしっかり確認してから応募するようにしましょう。

派遣会社によっては収入の高い求人を多く取り扱うところもあるので、参考にするといいかもしれません。

オススメの派遣会社については後でご紹介しますね。

4.スキルアップを目指す

こちらも「③給料の高い求人を探す」同様で、派遣のお仕事自体に収入アップを狙う方法です。

副業のように自分で時間を見つけて、スキルアップのための勉強をしていくことで、派遣先で有利に働いていくことができるかもしれません。

その働きによっては、昇給をしてくれる企業もあるようです。

派遣先でスキルアップを図る人もいます。

また、単なるスキルだけでなく資格を取るようにするとさらに良いです。

35歳以上になって契約が切れても、即戦力として雇ってくれる企業が増えていきます。

こちらの方法は特にオススメです。

長くお世話になるからこそ知りたい!オススメの派遣会社3選!

派遣-指をさすポニーテールの女性

一生派遣社員として働いていこうという方にとって、契約する派遣会社選びは最も大事になっていきますよね。

そこで、こちらではオススメの派遣会社を3つご紹介いたします。

①テンプスタッフ

テンプスタッフ-アイキャッチ

テンプスタッフでは、女性の仕事環境の推進をしていて、求人も女性にとって働きやすい環境のものを多く揃えています。

また、就業者に専属のコーディネーターがついて、手厚いサポートを提供してくれるので、派遣についての不安もそこで解消することができます。

申し込みから、仕事の内容まで決めるのがとても早く定評があります。

女性に限らず、今すぐ働きたいという人にオススメですね。

テンプスタッフの口コミを見る▶︎▶︎▶︎

②スタッフサービス

派遣-スタッフサービスのアイキャッチ画像

スタッフサービスは、求人数100,000件を突破した大手派遣会社です。

高時給案件もたくさん掲載されていて、有効登録者数1,000,000人以上と非常に人気があります。

また事務職の求人を多く取り揃えているのもスタッフサービスの特長です。

事務職に興味のある方はぜひ見てみてください。

スタッフサービスの口コミを見る▶︎▶︎▶︎

③アデコ

アデコ

アデコ再就業率、つまり今後もこの派遣会社で派遣社員として働いていきたいと思う人の割合がNO.1の大手企業です。

多くの高給な求人を取り扱っているところにも定評があります。

高い給料の求人を探している方は一度みてみては?

アデコの口コミを見る▶︎▶︎▶︎

“転職・就職支援サービス”を使うのもおすすめ!

上述の派遣会社への登録もおすすめですが、転職・就職支援サービスの利用もおすすめします。具体的にはハタラクティブをおすすめします。

ハタラクティブ

ハタラクティブ-アイキャッチ画像

ハタラクティブは、20代の既卒・フリーター・第二新卒向けの転職・就職支援サービス。

カウンセリング実績が豊富で内定率も80.4%と高く、多くの利用者からの信頼が厚いサービスでもあります。

もし「派遣登録は検討してない…!」とお思いならば、ハタラクティブの利用もおすすめしますよ。

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まとめ~一生派遣社員でいることを考える~

派遣-男性のITエンジニアの男性派遣社員

この記事では、一生派遣社員でいることのメリット・デメリットや、
派遣社員の収入を増やす方法、
オススメの派遣会社などをご紹介してきました。

これまで上げてきた内容をまとめておきますね。

実はメリットになるデメリット

  • 契約期間がある
  • ボーナス・賞与などがない
  • 責任のある仕事が少なく単純なものが多い

派遣社員の真のデメリット

  • 急な出費に対応できない
  • 福利厚生が弱い
  • 派遣先が見つからない可能性がある

収入を上げる方法

  • 副業をする
  • 投資をする
  • 給料の高い求人を探す
  • スキルアップを目指す

オススメの派遣会社

  • テンプスタッフ
  • スタッフサービス
  • アデコ

派遣社員でいることにはメリットもありますが、もちろんデメリットもあります。

派遣社員として一生働いていくか、それとも正社員を目指していくか、
大きな岐路となる選択だと思います。

だからこそ、自分でしっかりと見極めて、自分の性格や生活に見合った働き方を見つけていきましょう!

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